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映画「ビリケン」 監督:阪本順治

トップnIM  明治の頃、世界的に「幸運の神様ビリケン」ブームというのがあった。
  1912年(明治45年)、博覧会跡地(現在の大阪新世界)にルナパークが建設され、初代・通天閣が完成。ブームに乗って、ビリケン堂が作られ、まつられ賑わった。
  戦後、二代目通天閣ができたが近年客足は遠ざかる一方。そこで通天閣を経営する通天閣観光は、ビリケンさんを再登場させ人気を集めようと計画がスタートした。
  ところが突然、怪しげな自称ディベロッパーが現れた。新世界の一帯が2008年大阪オリンピック会場の候補地となり、新世界のシンボル・通天閣は撤去という話だ。もちろん通天閣観光・社員一同、新世界のおっちゃん、おばちゃん、にいちゃん、ねーちゃん、こども、みーんな大反対や!!
  
像oto_10  実は、ビリケンさんは本当に実在する神さんだった。
  写真左がビリケンさん本人(本神?)、右がビリケン像。
  ビリケンさんは、人間の姿をしているが、通天閣を降りると、透明人間(神さん)になる習性がある。
  ビリケン像の足の裏を撫でながら、願い事を言うとかなえられる。ビリケンさんは、その願い事を像のそばで聞いていて、手帳にメモする。後日、地上に降りて透明神様状態で、競馬場でニンジン持って馬より速く走ったり、家出ネコ探しやら、どぶ川に落ちた入れ歯探しとか、昼夜問わず、働く。疲れ知らずだ。別な言い方すれば、魔法、神通力が使えない神様。コツコツ系。自動ではいかない。手下もいない。天涯孤独。

  いやー、通天閣ではさまざまなことがあって、おまけにビリケンさんも人間のように女性に恋をし、大変なことに。でも神様。なんとかハッピーエンドに。自分の恋は逃しましたが。
  通天閣の一番高いところ見てください。ビリケンさん、今日もてっぺんに立って大阪中を見渡してるの、見えますか。

二代目jm_01  監督:阪本順治|1996年|100分|
  脚本:豊田利晃、阪本順治|撮影:笠松則通|
  出演:杉本哲太 (ビリケン)|雁瀧太郎 (江影)|山口智子 (月乃)|岸部一徳 (通天閣観光(株)社長)|南方英二 (通天閣観光(株)専務)|國村隼 (通天閣観光(株)部長)|石井トミコ (売店のオバチャン)|奥田智彦 (魚里屋)|泉谷しげる (マッサージ師・吉辰)|原田芳雄 (独り言のオッチャン)|芹沢礼多 (芝木)|金生 (清太郎)|北山雅康 (学童指導員)|牧冬吉 (町内会会長)|浜村純 (花園)|松本雄吉 (さかな屋)|ひさうちみちお (串かつ屋)|山田幸伸 (ホルモン屋)|うわぎ喜代子 (お好み焼き)|中沢青六 (古道具屋)|笑福亭松之助 (ホームレス)





初代_Shinsekai_2  ← 初代通天閣。
  通天閣からロープを渡してルナパークまで、ゴンドラが行き来していた。明治生まれのじいさんが子どもの頃、これに乗った話を直に聴いたことがある。結構揺れたらしい。後、事故を起こし撤去された。
  上部はパリのエッフェル塔、土台部分はパリの凱旋門をマネした。当時東洋一の高さを誇っていた。ゴンドラramway_2

  私の近所に「よみうりランド」がある。京王電鉄の京王よみうりランド駅から、ゴンドラが出ていて、よみうりランドまで行き来している。
  よみうりランド公式サイト(ゴンドラスカイシャトル)はこちらから。







エッフェルvngres

  ルネ・クレール監督の映画 『眠るパリ』 (1924年)では、パリのエッフェル塔に住む男が、いつものように朝、出勤のためエッフェル塔を降りてくると、パリの街ぜんぶの、時間が止まっていた。


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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めてはや9年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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