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2014年05月 Archive

映画「パリ・エキスプレス」  監督:エルヴェ・ルノー

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  おバカなエンターテインメントです。気晴らししたい時、どうぞ。
  ストーリーは、ラストまで一気に疾走します。

組0  主人公は、バイク便屋で働いてるポーランド出身のサム。ナディアという彼女と住んでいる。
  今日は、ナディアの妹の結婚式。ナディアはこの日のために、お手製の大きなウェディングケーキを作っていた。ナディアは言った。「こんな日、こんな荷物を運ぶのは、プロに頼めば・・・。」 だが、サムは自分の車で式場に運び込もうとする。俺も運び屋だ。バイク便の同僚も手伝って車に積み込むところで引っかかって、ああっ! ケーキが崩れてしまう。 ここからサムとナディアの、不幸の一日喜劇が始まる。

  サムの携帯に仕事の指令が来た。「今日は結婚式だから仕事は休む」と言ってはみたが、10分で済む簡単な配達だと言われ、サムは渋々引き受けた。
中  営業所から言われた荷物の受け取り場所は、ビルの屋上駐車場。サムは変だなと思いながらも、荷送人から封筒を受け取った。さあ、後になって分かるが、この男(右写真)、闇の世界の男であった。
  ところがサムが持つ配送物を、密かに狙う3人組武装集団が現れる。そして、ナディアは荷送人の男に誘拐される。さらに3人組に雇われた謎の美人がサムの前に現れる。
  ここまでの謎の人間たちに加えて、刑事であるサムの父が加わり、警察を敵に回して、話の筋はこんがらがって行く。 ナディアを愛するサム、宅配バイクにまたがり、パリの一日を走り抜けます。もちろん、ラストはお約束のハッピーエンド。
  ラストで、ナディアを誘拐した男からサムにメールが来ます。その内容は、男が属する犯罪組織(その業種は運び屋)が、サムを採用したい旨のお誘いメールでありました。

  銃撃戦でも、誰も血を流しません。そこが良いです。
  死人続出のサスペンス・アクション好きな方には、物足りない映画でしょう。

下オリジナルタイトル:COURSIER|PARIS EXPRESS|
監督:エルヴェ・ルノー|フランス|2008年|99分|
脚本:エルヴェ・ルノー、ロマン・レヴィ|撮影:ヴァンサン・ミュレール|
出演:ミカエル・ユーン|ジェラルディン・ナカシュ|ジミー・ジャン=ルイ|カタリーナ・ドゥニ|ディディエ・フラマン|ナタリア・ドンシェーヴァ|フレデリック・チョー|ファッシャ・ブヤメッド|ロード・コシッティ|クレール・モーリエ|

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映画「森崎書店の日々」  監督:日向朝子   主演:菊池亜希子

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組0
  主人公の貴子を演じる菊池亜希子と、カメラがいい。

  東京に住む貴子は、ブックオフにコミックを読みに行くが、ここ神田神保町に来たことはなかった。
  そんな貴子が、神保町にある森崎書店という、叔父の古書店で店番をしている。 これは、貴子の母の配慮であった。
  貴子は職場の先輩に冷たくフラれた。他の女性と結婚すると、面と向かって言われる。貴子は居たたまれなくなって退職し、悶々とした日々を過ごしていたのだ。
  叔父の優しい受入れの中で、貴子は生活を一変させ、古書店街の凛とした雰囲気の中で復活して行くのであった。

  山谷のあまり無い話、静かすぎる録音。だが、カメラが映画をリードする。
  自然で細やかな菊池亜希子の演技に対して、相方の叔父(内藤剛志)の演技が頂けない。本番中、彼の頭の中では感情移入して臨んでいるのだろうが、観る側にそれが伝わってこない。突っ立ているにしかみえないのだ。また、彼のセリフ(文章)は、セリフになってない。映画を説明してしまう。残念だ。
  神田神保町に行ってみよう。ブックオフは、古本のリサイクルショップ。森崎書店は、古書のセレクトショップだ。
  「ファの豆腐」(2010年)で主演した菊池亜希子演じる朝子も良かった。「ファの豆腐」の映画レビューは、こちらから
    

下
監督・脚本:日向朝子|2010年|109分|
原作:八木沢里志|撮影:猪本雅三|
出演:貴子:菊池亜希子|叔父サトル:内藤剛志|喫茶店のバイト・トモコ:田中麗奈|喫茶店マスター:きたろう|書店の客サブ:岩松了|貴子を振った元彼・英明:松尾敏伸|喫茶店バイト・高野:奥村知史|書店の客:吉沢悠|

ポコラート宣言 : 「純粋」で「切実」な行為や表現が「逸脱」した存在となった時、 私たちは、そこに「芸術」としか言いようのない美しさを感じる。  ポコラートは、障がいの有無・年齢・経験を問わず、その「芸術」を世界に解き放つ。

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  「ポコラート宣言 2014」という美術展。 (主催:千代田区、アーツ千代田 3331)
  美術展が言ってる事が、なんだか、てんでワカラナイ。
  まず、ポコラートとは、「障がいのある人・ない人・アーティストが、核心の部分で相互に影響し合う場」 という理念を示す名称、らしい。 うむ。ちょっとは、分かった気もするが、やはり何言ってんだかワカラナイ。 
  ま、展覧会場に行けば、納得するはず。 さて・・・。
  
  あれ? どの作品が「障がいのある人」の作品なの?
  展示は、54名による作品からなっている。 そして「ある人」と「ない人」の作品区分展示や、障がいの有無表示をしていない。両者の作品が混在して展示されている。
  「ある人」の作を期待してきた人がいたとすれば、たぶん、とまどうことだろう。どれが、そうなの?
  
  期待その2。フォークアート的な素朴な作品ってないの?
  これも、ほぼ、期待を裏切るだろう。
  だって、製作者も私たちも、現代の膨大な視覚情報の海に浮かんでいるようなものだから。TV、インターネット、商品パッケージ・デザイン、雑誌・ポスター・看板・・・つまり、そのほとんどが宣伝・デザイン情報。 だからか、どの作品もみんな、デザインセンスは現代的です。

  持って帰りたい作品がふたつあった。
  齋藤裕一氏の「ドラえもん」。同名の作品のうち、一番紙面サイズが大きい「ドラえもん」。いいな。
  もちろん、ドラえもんの絵ではない。白地に青の細字マーカーペンによる抽象的線画。青い線は、線同士が緻密に関係し合いながらも、同時にそれぞれに勢いと踊りがあって、見飽きない。欲しい。
  もうひとつは、小林覚氏の書。大きな和紙に大きな文字が30文字ほどの墨書。その墨文字による文章内容は忘れたが、これも見飽きない。この人は、たぶん「ない人」だと思う。

  専門的な美術教育を受けて、つまりそんな学歴があって、美術界の主流の中にいる人が、優れたアーティストなんだろうか? それって世の中が認めやすい人ということか? う~ん。

50-1.jpg   そんな憂さを吹き飛ばす美術展 「イメージの力 ~国立民族学博物館コレクションにさぐる」  国立新美術館  
  ぜひ、見に行ってほしい。 2014年 6月9日まで  美術展レビューは、こちらから、どうぞ。

50-2.jpg  画家ニコ・ピロスマニの映画。
 映画「ピロスマニ」  1969年|グルジア(ソ連)|監督:ゲオルギー・シェンゲラーヤ  
 ニコ・ピロスマニは、19世紀末から20世紀初頭(1862-1918)のグルジアの画家。
 ナイーブ・アートという絵のジャンル。  レビューはこちらから、ご覧ください。   
 
  
  (注)上記標題にある、「逸脱」した存在となった時、の「逸脱」とは、「アール・ブリュット」や「アウトサイダー・アート」という枠を「逸脱」する、ことらしい。 「アール・ブリュット」とは、専門的な美術教育を受けない人々による自由で自発的な表現をめざす芸術。 「アウトサイダー・アート」とは、いわゆる美術界の主流には影響されずに独自に生み出される表現を指す、らしい。 (以上、展示会パンフレットより抜粋)

映画「夜明けのうた」  監督:蔵原惟繕  主演:浅丘ルリ子

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  どうってことないんですが、観てしまった。
組0  スター女優・緑川典子(浅丘ルリ子)を取り巻く芸能界裏表の話と、典子の不倫相手・野上(岡田眞澄)とのプライベートなあれやこれや。そして典子が偶然知り合ったふたり、千加子(松原智恵子)と利夫(浜田光夫)の悲恋がサブのストーリーとなって展開する。

 ・当時25歳の浅丘ルリ子が、明るくハツラツでいい。
  小林旭や石原裕次郎の相方としての、ワンパターンなヒロイン役ではなく、一女優として本作に主演している、その姿が生きいきしている。これを愛でる映画。
 ・脚本がいい。
  本作は、歌の題名がそのまま、映画のタイトルになった歌謡映画の部類に属するが、歌謡映画のお作法を無視した心意気がいい。ただし、いい脚本ってわけじゃない。
 ・カメラも頑張っている。


b.png監督:蔵原惟繕|1965年|97分|
脚本:山田信夫|撮影:間宮義雄|
出演:浅丘ルリ子(緑川典子)|浜田光夫(利夫)|松原智恵子(千加子)|岡田眞澄(野上)|小松方正(典子に焦がれる脚本家の真木)|小高雄二(典子の男友達の青年医師)|藤木孝(藤木)|戸浦六宏(神山)|雪丘恵介(八木)|江角英明(中原)|加藤洋美(房江)|杉山元(富夫)|野村隆(外車セールスマン)|亀山靖博(印刷屋の小僧)|糸賀靖雄(ドライブインのバーテン)|玉井謙介(ドライブインのマスター)|横田陽子(マンションの奥さん)|英原穣二(交通事故を起こした典子を受け入れた救急病院の院長)|浜川智子(ハイティーンの人気歌手)|東郷秀美(芸能記者A)|林晴生(芸能記者B)|藤村有弘(ナイトクラブの司会者)|岸洋子(大ヒット曲「夜明けのうた」の歌手・岸洋子)|

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映画「ウィズネイルと僕」  監督:ブルース・ロビンソン

組0

  「ひとつの時代が終わろうとする時」を主題とする映画なんだろうと思う。また、自伝的脚本を書いた監督には、Swinging-Londonといった華やいだ文化の中にいたという意識は、たぶん無いんじゃないかと思う。

  時は1969年ごろ。ロンドンに住むウィズネイルと僕は、ともに俳優志望で貧乏なオボッチャマ青年。ハッタリかますウィズネイルと、引っ込み思案な僕。ふたりは何かと小心で、漠たる傷心な日々を過ごしている。  
  五月革命やプラハの春やらには距離を置く2人は、世間に背を向け、カウンターカルチャーな生活にドップリ浸かっている。1960年代末特有の、一種の負け犬意識がふたりにはある。
  家賃不払いでアパートに居れなくなったふたりは、ウィズネイルの伯父の別荘へ行くが、僕はゲイの叔父に迫られる・・・。
  う~ん。ツマンナイ。どこがいいんだろう? どう傑作なんだろう? 何が言いたいのか? 
  1969年。あの時代の当事者として監督は、何をどう表現したいのだろうかが、皆目わからない映画だ。
  
  映画冒頭にキング・カーティスのサックスで、プロコル・ハルムの曲「青い影」が流れる。
  これで思い出すのは、つのだ・ひろの「メリージェーン」が流れる映画、「あらかじめ失われた恋人たちよ」 だ。(監督:清水邦夫/田原総一朗・1971年) 
  この邦画も、ひとつの時代が終わろうとする時を主題とする映画。時代に立ち会った作り手の当事者意識がはっきりしている。軟弱でありながらも骨がある青年を演じる、石橋蓮司が男であった。<2011-05-15掲載>

組200  「ドント・ルック・バック」という1967年の映画がある。
  ボブ・ディランの英国ツアーのドキュメンタリー映画だ。ディランの憂鬱と、10代の女の子たちのキャーキャーが対照的だった。<2012-11-02>
  この「ドント・ルック・バック」に登場する若い子たちの世代が、Swinging-Londonとか言う文化の享受者たちであり、消費者たちである。かたやSwinging-Londonの作り手たちは、この子たちより年上の世代だ。つまりウィズネイルと僕の世代。彼らは同時代的な憂鬱の空気の中にあった。たぶん、そこんとこを言いたかったんじゃないかな、この「ウィズネイルと僕」という映画は。

原題:Withnail and I
監督・脚本:ブルース・ロビンソン|イギリス|1987年|107分|
撮影:ピーター・ハナン
出演:ithnail リチャード・E・グラント|I/Marwood ポール・マッギャン|Monty リチャード・グリフィス|Danny ラルフ・ブラウン|Jake マイケル・エルフィック|

鈴木茂のBAND WAGONライブが、SOLD OUTだった。 渋谷WWW

140513_main_GBS.jpg
残念! 気づくのが遅かった。

HMV GET BACK SESSION Special 
鈴木茂『BAND WAGON』 LIVE
鈴木茂(G.)/ 田中章弘(B.) / 坂田学(Ds.) / 柴田俊文(Key.) / 山本隆太(Key.)

◆鈴木茂は、1969~1972年まで活動した日本のロックバンド「はっぴいえんど」のリードギター。
◆彼のソロアルバム「BAND WAGON」は、1975年にリリースされた。
 このソロアルバムに収められていた曲を全曲、ライブで再演する!!コンサート。うーん残念。

バッハ:マタイ受難曲   バッハ・コレギウム・ジャパン 第107回定期演奏会 受難節コンサート2014

バッハ
  鈴木雅明が率いるバッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲。
  バッハ・コレギウム・ジャパンでこの曲を聴くのは、たしかこれで二回目だ。
  鈴木氏の自由な精神が輝いていた。

  鈴木雅明(Cond)、ハンナ・モリソン/松井亜希(Sop)、クリント・ファン・デア・リンデ/青木洋也(Alt)、ゲルト・テュルク/櫻田 亮(Ten)、ぺーター・コーイ/浦野智行(Bas)

  曲目:J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV244
  東京オペラシティ 2014 4/18[金]

フォーレ:レクイエム op.48  指揮:ミシェル・コルボ  ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014

  ミシェル・コルボ指揮のフォーレ:レクイエム op.48。
  彼の指揮でこの曲を聴くのは、これで3回目かな。実に、大変にいい。
  以前のコンサートと比べて、音が柔らかになっている。かつ、奥が深くなっている。
  ソプラノのシルヴィ・ヴェルメイユ、前回も美しい声だったが、やはり奥が深くなった。
  オルガンのマルチェロ・ジャンニーニに拍手!!

  シルヴィ・ヴェルメイユ (ソプラノ)
  ファブリス・エヨーズ (バリトン)
  マルチェロ・ジャンニーニ (オルガン)
  指揮:ミシェル・コルボ
  演奏:ローザンヌ声楽アンサンブル
  合唱:シンフォニア・ヴァルソヴィア

  曲目:フォーレ:レクイエム op.48
     東京国際フォーラム Cホール 2014年5月3日

映画「競輪上人行状記」   監督:西村昭五郎  主演:小沢昭一

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  昭和33年ごろ。ここは、とある競輪場の前。
  人呼んで競輪上人こと、春道(小沢昭一)は、くたびれた男たちを前にして、予想屋の客寄せ口上つまり呼び込み営業をしている。いや、坊主の辻説法だ。まくし立てる、その激しい口調は、ほぼアジテーション。時代に対する怒り。
  春道は、こうして各地の競輪場を行脚している。口上はこうだ。
  
  バカ者どもが!!
  いったい、どういうつもりで大事な金をドブに捨ててるんだ。
  汗水たらし一日働いて、やっと500円しか稼げないお前達が、
  ドキドキ震えながら1,000円、2,000円で車券買って、それで儲かると思ってるのか!

  お前たち素人に、予想を立てることは難しい。
  だから、お前たちの代わりに俺が立てた予想で買え。
  いいか、余計なものを買うなよ。俺の言う通り一本で買え!

  本当に救われようと思ったら、迷わず念仏一筋に生きろ。
  法然さんも言っておられる。あらゆる雑行を捨て、念仏という正行一本に生きるんだ!
  どうせ俺たちは、煩悩が体の中にこびりついてる。
  断ち切ろうたって断ち切れるものじゃない。
  だから、汚れた身体のままに阿弥陀さまにおすがりしろ。

  この俺も坊主の身でありながら、お前たちと同じようにギャンブルの世界に飛び込んだ。
  その俺がお前たちに教えるものは、これだ。
  いいか聞け。車券が外れることを怖がっちゃいけない。
  取れる時は一本で取れ。分かったか、あれこれ迷うな!

  春道は寺の次男坊。坊主を嫌って教師をしていた。独身で、まじめで無垢な教師であった。
  寺を継いだ兄が死んだ。住職の父(加藤嘉)は、春道が寺に戻ることを望んだ。かつ、悲願の本堂再建にも手を貸して欲しかった。しかし貧乏な寺である。まとまった資金は無い。春道は、檀家回りをしたが、ご時世がご時世、金を出す家はない。葬儀も、いつもあるとは限らない。 金、金だ。
  春道の煩悩が、ほどけはじめた。周りを見れば、仏教系の新宗教団体が大々的に金を集めている。一介の坊主に何ができるのか? 寺の商売に長けた者、坊主の階級を駆け上がり宗派の中で昇進して行く者。だが、春道は思う。「俺にはできない。」  そして兄の死後、兄嫁(南田洋子)との愛が再燃する春道であった。
  そんなある日、賭け事に疎かった春道が、たまたま競輪で当てた。その時から、手にした現ナマの感触が忘れられなくなる。寺の貯金に手を出す。そして、父が亡くなる。春道が街のノミ屋で作った借金から、寺を手放すことになる。
  時は流れた。いつしか、春道は悟りを開くに至るのであった。そんな春道を、人は競輪上人と呼んだ。

  小沢昭一が輝く! すばらしい。

監督:西村昭五郎|1963年|98分|
原作:寺内大吉|脚色:大西信行、今村昌平|撮影:永塚一栄|
出演:春道 小沢昭一|父 玄海 加藤嘉|伴道 河合健二|兄嫁みの子 南田洋子|伴道夫 竹川清明|佐山了雲 高橋昌也|佐山徳子 松本典子|芳順 高原駿雄|シマ 初井言栄|小酒井サチ子 伊藤アイ子|源二 土方弘|セキ 高山千草|館野トミ 佐々木景子|色川 加藤武|ブラック婆 武智豊子|オサム 江角英明|山県 嵯峨善兵|石井カツ 漆沢政子|石井金次 山口哲|鏡味 小山田宗徳|辰代 渡辺美佐子|ヤス 福田トヨ|作子 三崎千恵子|川村 水木京一|山上 玉村駿太郎|

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1年前の5月、一夜一話。   2013年5月掲載記事

  • Posted by: やまなか
  • 2014-05-13 Tue 20:41:52
  • 映画

 去年の5月掲載記事の全文を、スクロールして 一気にご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。 <2013年05月 Archive

<日本の映画>1_20140626184951597.jpg
「あにいもうと」  監督:成瀬巳喜男  出演:京マチ子、久我美子  

「同じ星の下、それぞれの夜」  監督:富田克也、冨永昌敬、真利子哲也

2_201406261851195f6.jpg「パーク アンド ラブホテル」  監督:熊坂出

  「現代インチキ物語 騙し屋 (だましや)」  監督:増村保造

  「世にも面白い男の一生 桂春団治」  監督:木村恵吾  出演:淡島千景、八千草薫、高峰三枝子

「大阪の女」  監督:衣笠貞之助  主演:京マチ子

<外国の映画>3_20140626185551464.jpg
「タッチ・オブ・スパイス」  監督:タソス・ブルメティス  <ギリシャ映画>

「トランシルヴァニア」  監督:トニー・ガトリフ

「ケス」  監督:ケン・ローチ →

「卵」  監督:セミフ・カプランオール <トルコ映画>

4_20140626185752d19.jpg「黒猫・白猫」  監督:エミール・クストリッツァ

  「一瞬の夢」  監督:ジャ・ジャンクー

  「水辺の物語」  監督:ウー・ミンジン  <シネ・マレーシア2013★マレーシア映画の現在>

<音楽>
「情熱のピアニズム」  ジャズピアニスト:ミシェル・ペトルチアーニ

「コンポージアム2013」 武満徹作曲賞・本選コンサート  ハリソン・バートウィスルを迎えて

映画「アイス・カチャンは恋の味」  監督:阿牛(アニュウ)  マレーシア映画

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  舞台は、1980年代のマレーシアの田舎。中国系の人々が集まって住む小さな町。 
  主人公の周安琪(アンジェリカ・リー) と、ボタック(アニュウ) との淡い恋を軸に、町の若い子たちの幼く屈託ないラブロマンスを描く喜劇映画。
  ボタックは、町のコーヒー店の子。周安琪は、コーヒー店の店先を借りて、焼きそばを売る中年女性・月風の娘。負けん気が人一倍強い女の子だから、打架魚と呼ばれてる。(闘魚のベタ)
  
  ストーリー内容でみせる映画ではないが、マレーシアの田舎の風を、ゆっくり味わえる。 
  アイス・カチャンとは小豆のかき氷。

  お薦めのマレーシア映画 「理髪店の娘」 のレビューはこちらから。 「水辺の物語」もいい。レビューはこちらから。
  
下オリジナル・タイトル:初恋红豆冰|初戀紅豆冰|
英語タイトル:Ice Kacang Puppy Love|
監督・脚本:阿牛(アニュウ)|マレーシア|2010年|95分|
出演:阿牛 (アニュウ) - ボタック|李心潔 (アンジェリカ・リー) - 周安琪 (打架魚)|曹格 (ゲイリー・ツァオ) - 馬麟帆|品冠 (ビクター・ウォン) - 白馬の王子|梁静茹 (フィッシュ・リョン) - 馬麗冰|巫啓賢 (エリック・モー) - 打架魚の父|易桀斉 (イー・ジエチー) - ボタックの兄|陳美娥 (アンジェラ・チャン) - 月風 (打架魚の母)|陳国坤 (ダニー・チャン) - ベタなどの熱帯魚店のあるじ|

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映画「雲が出るまで」  監督:イェシム・ウスタオウル  トルコ映画

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  時は1975年、映画の舞台はトルコのポントスという地方にある、海を臨む小さな村。
  トルコ東北部に位置して黒海沿岸。古来、現地化したギリシャ人が少数民族として、トルコ人とともに住んでいた地域。彼らは、ポントス人と言われ、20世紀初頭、トルコ政府から迫害を受けた。
  映画の主人公アイシャ(ギリシャ名:エレニ)は、60年経った今も「ギリシャ人であることを隠して」、トルコ人の村で暮らしているポントス人。


地図00  第一次世界大戦中、ポントス地方に、ふたつの悲劇が起きた。
  1) ポントスなど黒海沿岸を支配して来たオスマン帝国の領土は当時、ロシアが占領していた。しかしロシア革命でロシア国内が混乱する隙に乗じて、ポントス人は建国を目指した。だがこの建国運動はトルコ政府の弾圧を受けることになり、「ポントス人の一部はロシアへ」 逃れて行った。  
  2) 同時期、ギリシャとトルコは、エーゲ海沿岸地方で戦争をしていた。まもなく休戦し、両国は住民交換協定を結んだ。つまり、トルコ領内各地に古来から住むポントス人などのギリシャ系人民は、トルコ政府の手によって、「ギリシャ人として」 ギリシャに追放された。

  映画は、この悲劇に巻き込まれたポントス人の話だ。
  エレニの一家は、国外追放を余儀なくされて、トルコ領内を西へ移動しギリシャを目指していた。(映画冒頭に、国外追放を受けたギリシャ人が大移動する当時の映像が映し出される。) 苦難の旅の途中、10歳のエレニと幼い弟ニコのふたりだけが、何とか生き残った。あるトルコ人がエレニを助ける。エレニはニコを見失っていた。
  助けたトルコ人は、自身の村があるポントス地方にエレニを連れて戻り、自分の娘セルマの妹としてエレニを育てた。こうしてエレニは、名をアイシャに変えてトルコ人として育つこととなった。

中0  60年の時が経ち1975年、ポントス地方のこの村で、アイシャはセルマとふたりで粗末な家で暮らしている。映画はここから始まる。
  セルマが亡くなった。このことでアイシャは、もうトルコ人として生きる意味を無くしていた。同時に弟ニコのことが気になり始める。私はあの時、弟を置き去りにした、見放したと、自責の念に駆られる。
  そんな鬱としたある日、タナシスというギリシャ人の男が村に現れる。ポントス人だ。タナシスは元はこの村の住人だったが、1916年にロシアへ逃げ、後にギリシャへ移りギリシャに定住する。第二次大戦後のギリシャ内戦で左派勢力に加わったが敗北し、再びロシアへ渡り定住。結果59年経って、この村に戻って来た男であった。
  後に、このタナシスがニコの行方をアイシャに知らせることになる。アイシャは、ニコの住所を握りしめギリシャに向かった。ニコは、ギリシャの大都市テッサロニキ市内で裕福な生活をしていた。

p

  ニコは言った。「私は孤児院で育った。私の記憶に姉はいない。私が持っている古い写真に姉は写っていない。だから私に姉はいない。」 
  「私はあなたの姉エレニ。この写真を見て。」そう言ってアイシャは一枚の写真を出した。そこには両親とエレニ、そして幼いニコが父親に抱かれて写っていた。

オリジナル・タイトル:WAITING FOR THE CLOUDS|Bulutlari Beklerken|
監督:イェシム・ウスタオウル|トルコ|2004年|93分|
脚本:イェシム・ウスタオウル、ペトロス・マルカリス|
撮影:ヤツェク・ペトリツキ|
出演:リュチュハン・チャルシュクル|ディミトリス・カンベリディス|ルドワン・ヤージュ|

図
 トルコ領内の少数民族
  1910年時点での小アジアの民族分布地図。青がギリシャ人、赤がトルコ人、黄色がアルメニア人、茶色がクルド人居住地域を示している。 wikiより。

  詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/トルコのページ下段の国民の項。(外部リンク)

 この「雲が出るまで」の監督イェシム・ウスタオウルの映画
  「パンドラの箱」のレビュー記事は、こちらから。

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映画「シクロ」  監督:トラン・アン・ユン  出演: トニー・レオン、トラン・ヌー・イェン・ケー

0.jpg       うえ2
少年シクロの家の朝。 家の裏を流れるどぶ川を見る少年。


組0  ここは、べトナム、ホーチミン市街。少年シクロは、自転車タクシー(Cyclo)で稼いだ金を家に入れている。
  少年は、自転車タクシー業を営む女主人に雇われている。街には、この稼業を営む輩が多く、縄張り争いが絶えない。だから女主人の情夫で、詩人と呼ばれる男(トニー・レオン)は、チンピラを数人連れて縄張りを周る。

  ある日、少年の自転車タクシーが盗まれた。縄張り争いする同業の仕業であった。だが、盗まれた車の購入コストは回収できない。よって女主人の命令で、詩人は少年の身柄を拘束し、少年はチンピラとして強制的に働かされることとなった。 盗みの手伝い、ヤクの運び屋、そしてある日、拳銃と、仕事の前に恐怖心を払しょくするために飲む、覚せい剤2錠を渡された。人殺しの仕事だ。だが、覚せい剤を飲んだ少年は、興奮し錯乱状態の中で、自ら青いペンキを全身に浴びていた。

  少年の姉は、女主人の裏商売の風俗業で働いている。客とは寝ない、触らせない。見るだけのアブノーマルな客相手。ところが、ある客がバージンの姉に手をかけた。これを知った詩人は、逆上し客を刺し殺してしまう。姉と詩人は、愛し合っていたのだ。
  女主人は孤独だった。一日中家に閉じこもり、障がいを持つ息子を溺愛し過ごす毎日。その子は、少年シクロと同い年だった。しかし不幸にも、この子が事故死してしまう。嘆く女主人のもとに、少年シクロが殺しを敢行できなかったことが伝わる。女主人は少年を許した。その後、少年は自由の身となり、ふたたび自転車タクシーに乗って街に出ることになった。

  この映画の監督は、「青いパパイヤの香り 」「夏至」のトラン・アン・ユン。
  だが、この映画はサスペンス映画として観るほうが理解しやすいだろう。

下原題:Cyclo|
監督:トラン・アン・ユン|フランス・香港・ベトナム|1995年|128分|(便宜上、本作をベトナム映画としておきます)
台詞:トラン・アン・ユン、グエン・チュン・ビン、パトリシア・プティ|
撮影:ブノワ・ドゥローム|
出演:少年シクロ:レ・ヴァン・ロック|詩人:トニー・レオン|少年の姉:トラン・ヌー・イェン・ケー|女主人:グエン・ヌ・キン|グエン・ホアン・フック|ゴ・ヴー・カン・ハイ|グエン・トゥエット・ガン|ドアン・ヴィェト・ハ|

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映画「大阪物語」  監督:市川準  主演:池脇千鶴、田中裕子、沢田研二

上上2

組1000


  コンビを組んで20年、めおと漫才の「はる美&りゅう介」(田中裕子、沢田研二)夫婦のスッタモンダと、その娘・若菜14歳(池脇千鶴)の青春を描く。

  はる美とりゅう介は、若菜と一郎のふたりの子を抱え、郊外にある2K程度の狭いアパートに住んでいる。敷布団2枚敷いて、一家四人は川の字になって寝る。こんな仲睦まじい家庭を持ちながらも、りゅう介は若い女にうつつを抜かす。

  妙子という女が妊娠した。りゅう介は、こともあろうに、一家が住んでいる同じアパートの同じ棟、その4件先に部屋を借りて、妙子との新生活を始めた。
  「しょーもな!」と、吐き捨てるように はる美は言ったものの、りゅう介の女性遍歴はこれに始まったことじゃない。 免疫はできている。だが今回、さすがの はる美も怒り心頭。 
  とは言え、女の赤ちゃん・千里が産まれる。 なんやかんやいって日は過ぎる。若菜も父の新居へ行って、千里のオムツを替えたりする。 「アホな お父ちゃん持って苦労するな、若菜」 「ほんまや」 「きっびしいな」
  こんな「はる美&りゅう介」は互いに生活のため、パッとしない めおと漫才だが、やめるわけにいかない。2人が家でタタミに寝転がって、ネタ合わせしている様子に、妙子は嫉妬する。その妙子の冷たい視線を感じて、りゅう介は思わず縁側の窓を閉める。
  そんな中、妙子は赤ん坊を残して、若い男と姿を消す。傷心し切ったりゅう介は酒浸り、家に帰って来ない。若菜は、赤ん坊背負って父を探しに、呑み屋をまわる。  そして・・・、りゅう介も姿を消した。  「アホかぁ!」  

  赤ん坊は・・・仕方なく、はる美が育てる、しかない。 家の風呂から赤ん坊をあやす母の声が聞こえてくる。若菜が覗いてみると、楽しげな母!・・・何なのこれは?  

組60000  ただでさえ青春の憂いにいる若菜。両親のイザコザは、若菜の理解を越え、こたえた。 若菜は家出した。
  そのきっかけは、淡い恋心を通わせていた同級生のトオル。近頃、学校で見かけないトオルも、家出して街でアウトローっぽい日々を送っていた。若菜はそんなトオルの心情に同調して行く。ときめきと開放感が若菜の心を洗った。

  そんなある日、浮浪者然とした りゅう介が交通事故にあう。知らせを聞いた若菜は病院へ。りゅう介は無事だった。久々に、家族四人と赤ん坊がそろった。  だが、まもなく りゅう介が死ぬ。 


組8,,00  葬儀当日、独り言のような語り口で、若菜に語りかける母・はる美。 若菜は、母が今も父を愛しているんだと、はっきり分かった。

  映画冒頭、池脇千鶴がカメラ目線で語るシーンは当時、サービス満点だったろう。また、たどたどしい池脇のナレーションがいい味。 さらに、出番は少ないが、田中裕子なくして、この映画は成り立たない。チョイ役で登場する、ミヤコ蝶々、坂田利夫など吉本の面々が、大阪の雰囲気を盛り立てています。
  余談だが、田中裕子と沢田研二、2人のシーンで、実の夫婦だからこそ出せる味、何気ないしぐさの演技が、意外と映画を支えています。そんなシーンを見つけるのも一興。よく出来た映画です。

監督:市川準|1999年|119分|
脚本:犬童一心|漫才台本:本多正識|撮影:小林達比古、蔦井孝洋|
出演:霜月若菜:池脇千鶴|父・隆介:沢田研二|母・春美:田中裕子|弟・一郎:中野敬佑|若菜の彼氏・トオル:南野公助|父の愛人・妙子:小林麻子|父と愛人の子・千里:宮地あんな|重田カナ:ミヤコ蝶々|千田:辻中達也|サチ:北川智子|立川:石井達矢|ジョンジ:川崎択|むつみ:関口まい|片腕の男:松本雄吉|マジシャン:一陽斎蝶一|隣家の夫婦:隼ジュン、町野あかり|アクセサリー売り:剣太郎セガール|警察官:町田康|大阪芸人:夢路いとし、喜味こいし、浜村淳、今いくよ・くるよ、中田カウス・ボタン、坂田利夫、原哲男、チャンバラトリオ、大木ひびき、千原兄弟、トゥナイト|

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2年前の5月、一夜一話。   2012.05 掲載記事

  • Posted by: やまなか
  • 2014-05-22 Thu 17:32:15
  • 映画

◆ 一昨年の5月記事・全文を、画面スクロールして 一気にご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。 (2012年05月 Archive


<邦画>
「嵐を呼ぶ十八人」   監督:吉田喜重  出演:早川保、香山美子

「踊子」  監督:清水宏  出演:淡島千景、京マチ子

「めぐりあい」  監督:恩地日出夫   主演:酒井和歌子 (→)1 60

「アトムの足音が聞こえる」  音響デザイナー:大野松雄  ドキュメンタリー映画

「けものがれ、俺らの猿と」  監督:須永秀明

「キッドナップ・ブルース 」  監督:浅井慎平

「雲の上」  監督:富田克也 (空族)

「明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。」   監督:上利竜太  主演:谷村美月

「修羅雪姫」・「修羅雪姫 怨み恋歌」  監督:藤田敏八  主演:梶芽衣子 (→)2 60

「新宿泥棒日記 」  監督:大島渚

<洋画>

「海と大陸」  監督:エマヌエーレ・クリアレーゼ  イタリア映画祭2012

「フロスト×ニクソン」  監督: ロン・ハワード

「記憶の棘」   監督:ジョナサン・グレイザー  主演:ニコール・キッドマン (→)3 60

「コンフェッション」  監督:ジョージ・クルーニー

「ルイーサ」  監督: ゴンサロ・カルサーダ
4 60

映画「HARUKO ハルコ」  監督:野澤和之  ドキュメンタリー映画

上上2










  在日二世の金性鶴(キム・ソンハ)66歳・長男が、母と兄妹について語るドキュメンタリー。
  
  大日本帝国が朝鮮半島を領有した1910年。その7年後の1917年、母親、チョン・ビョンチュン(金本春子)は、済州島で妾の子として生まれた。現在87歳。
  8歳の時に実母を亡くし、12歳の時に家を追い出され、ひとり対馬に渡り 海女になった。(1929年) その後、千葉県で海女をし、大阪へ。
  大阪では縫製工場で働く。当時、軍需で軍服、ゲートルが大量に生産されていた。

組1  母が17歳の時(1934年)、同郷・済州島の男と見合い結婚。大阪で新婚生活が始まる。金性鶴の父である。後に、両親は三男四女をもうけることになる。  
  夫婦は、金を貯めて小さな縫製工場を買い取ったが、父親は放蕩者で酒と女と博打にうつつを抜かす男であった。(時代背景:1937年日中全面戦争に突入、38年国家総動員法。39年国民徴用令公布、日本の内外地における労務動員計画が実施され、朝鮮人にも割り当てられた。ちなみに母親は当時、徴用されたと言うが、長男はこれを否定するシーンがある。)
  1945年大阪大空襲のとき、母は三女を防空壕で出産するが、父は女の元にいた。そして父は家族の前から姿を消す。

  そして1945年終戦。
  ある日、父親が忽然と現れる。無一文。 家族を連れて、強引に父の実家(済州島)に帰る。ところが父親は、ここでも放蕩の限りを尽くし、田畑・家を手放すことに。 ここから、一家離散が始まる。
  父親と、彼が手放さない長女と四女(当時2歳)の3人を済州島に残して、母は子供を連れて大阪へ戻る。鉄くず拾い、闇米売買をして一家の生計を立てはじめる。
000組  
  そののち、一家は東京・新宿に住み始める。 新宿で始めた商売は、1950年に勃発した朝鮮戦争で来日している米軍兵士相手の売春斡旋業。だが、1953年に休戦となり商売を閉じる。 以後、現在まで、この一家は新宿東口の街で、パチンコ景品買い(のちにパチンコ景品交換所)の商売で生き抜くことになるが・・・。
  この間も、家族の離合集散が続いた。
 1954年ごろ、当時12歳の次女が新宿の家から家出し、以後消息一切不明。
 1950年代後半、父親が済州島から密入国して新宿に現れるが、母親が稼いだ金で、またもや放蕩を繰り返し女性関係に走り消息不明・・・。
 防空壕で生まれた三女は、4人いた娘のうち唯一 母に寄り添い、新宿の自宅で母の手伝いをしていた(右写真)。その後 結婚/離婚し、1960年代初め、子供を連れて北朝鮮への帰国船に乗った。
 1964年、済州島に残った四女ヨンスニは14歳になり、父親の後を追って済州島から密入国、長崎県の大村収容所に留置されているとの連絡が母親のもとに入る。以後、かれこれ40年の歳月。ヨンスニは、母親の信頼を受け、新宿でパチンコ景品交換所の商いを担い、現在に至る。長女済州島 次女家出 三女北朝鮮。結局、母親に寄り添える娘は、ヨンスニだけとなった。  (長男はじめ男兄弟3人は東京在住。)

<三女の北朝鮮移住、母親による北朝鮮への送金・寄付、そして国籍>
組7 00000
  三女は北朝鮮へ移住後、同じ移住者の男と結婚したが夫が死亡。その後の消息は不明。
  当時、母親の周辺は、母親にも移住を勧誘したが、「この世に、楽園などはない」と、移住をきっぱり拒否して現在に至る。ただし国籍は北朝鮮。
  一方、政治・思想には関心ないとしながらも、母親は祖国統一を願い、例えば1985年にトラック数台を北朝鮮に寄付。これに前後して、一回500万円から1,000万円を北朝鮮に送金している。送金の返礼として、北朝鮮は、その都度、母親に勲章を贈っている。その数、10個ほど。(左下の写真)  
  2000年、母親はついに国籍を韓国籍に変更した。曰く、「あんな国だとは、知らなかった」
  母親は教育を受けていない。現在も、日本語、ハングルともに読めないらしい。

<長男の金性鶴も、もとは北朝鮮籍>
  長男・金性鶴は、日大卒業後、朝鮮総連の映画カメラマンとして就職。(彼が撮ったモノクロ映像が映画に引用) 
  かつて、総連の一員として韓国に行き、1988年ソウルオリンピックなどの取材をした。 その折、韓国の繁栄を目の当たりにした長男は、国籍を変える決意をし変更。 北の実態がマスコミ等で明らかになり始めた当時、北朝鮮籍にこだわる母親を彼は冷たい目で見ていたらしい。今、「北を信じていた日々は、一体なんだったんだろうか」と自問する長男。現在、新宿で焼き肉店経営。


<父親のその後>
組6  父親は、1950年代後半に新宿に現れ、母親が稼いだ金を使い、女と去って行った。のち、日本女性と暮らすため、母親に別れ話を切り出す。その女性は妊娠していた。母親は逆上した。後年、警察から父親の孤独死発見の連絡が入る(享年77歳)。
  長男は父親の墓を作り墓参りをするが、母親は行かない。 父親の13回忌が長男宅で行われるが、母親は行こうとしない。結局、孫たちに会いたいといって出向く。
  母親の孫は多い。そのひとり、長男の娘の結婚式シーンが映画ラストに。母親の笑顔、楽しそうに踊る様子が印象に残る。

  母親と長男の意志で、一家のこれまでの非合法なことも、映画で語られる。
  本作は、2003年に 「ザ・ノンフィクション ~母よ!引き裂かれた在日家族」 というタイトルで、フジテレビから放映した映像をもとに映画化した作品らしい。
  私たちは知らないことが多い。だから、ことが起きた時、思考停止してしまう。安易なイメージに流される。大きな声に惑わされる。  2014年5月、今この時期、観ておくべき映画のひとつだと思う。
下
監督:野澤和之|2004年|81分|
撮影:野澤和之、高橋晶子、 増田ひろみ|
出演:鄭乗春|金性鶴|金英順|梁義憲|金性男|金性行|金哲弘|金秀明|金和美|

お薦め 大阪の在日韓国人一家のドキュメンタリー映画
  「大阪ストーリー」   監督:中田統一  も合わせてご覧ください。
  レビューはこちらからどうぞ

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聴きたいコンサート 1

組2
◆ル・ポエム・アルモニーク ~バロック・ライブ劇場
  王子ホール 2014.11.13

フランスの20数人の声楽と古楽のアンサンブル。
何 抱えてんだ? 見たことない古楽器。
行きたい! が 6,500円は高い。





組1








                     ◆砂原悟 ローズ・ピアノ ソロコンサート  
                       京都芸術センター講堂  2014.6.3

                       ローズ・ピアノとはフェンダー社のエレピ。
                       藤枝守、河合祐始、難波研の曲を演奏
                       前売 3,000円 だが京都は遠い。でもいいな。                                      

組3 50組4 50
◆ヴォーカル・アンサンブル カペラ  ~グレゴリオ聖歌とポリフォニーによるミサ形式の演奏会 
  聖アンセルモ・カトリック目黒教会  2014.7.21

  ギョーム・ド・マショー(1300-1377)の曲をやる。この人、好きなんです。

◆佐藤豊彦  ~名器「グライフ」によるバッハとヴァイスの音楽
  東京オペラシティ 近江楽堂  2014.5.28

  近江楽堂でリュートが聴ける。
  

「ゴシックハープの植物文様」  作曲:藤枝守  ハープ演奏:西山まりえ  東京オペラシティ・近江楽堂

上
  藤枝守作曲の曲をライブで聴くのは、初めてのこと。
  ゴシックハープを聴くのも、近江楽堂で聴くのも、初めてだった。
  実に良い。心、洗われる。 中世の香りがする現代音楽。
  藤枝守氏も会場に来ていた。

  このハープ、スティール弦だと思っていたが、コンサート開始前、楽屋から聴こえてくる調弦の様子から、ガット弦だと知った。
  ガット弦だから、音色は例えばリュートに近いが、リュートのような くぐもった音色じゃない。そう、民族音楽の楽器の音色と言おうか。オーケストラなどで聴くハープのように、明快かつ大きな あんな音は出ない。レバーもペダルもない、シンプルな構造。ヨーロッパ中世時代のハープとのこと。音色試聴は、下記のからどうぞ。
  藤枝守の作曲がいい。繊細で静かだが、よく聴くと音の配列は、変化に富んでいて、いつまでも飽きない。
  西山まりえも真摯な姿勢で、微笑ましい。日頃は古楽専門だが、今回現代音楽に挑戦。作曲家本人が、3メートルの至近距離に座っているので、緊張したと言っていた。(笑)  近江楽堂は、小さなホール。響きは良い。

下2  ホールを見上げると、四枚の花びらを持つ花のつぼみを内側から見るような構造。四枚の花びらの先(ホールのテッペン)は、ガラス天窓になっていて空が見える。 床面は円形で段差は無く、ステージと客席の区分もない。 ここでチェンバロやリュートのソロを聴いてみたい。
   
  西山まりえが弾く「ゴシックハープの植物文様」 ~CDリリース記念演奏会  
  東京オペラシティ・近江楽堂  2014年5月16日

  「ゴシックハープの植物文様」ではないが、西山まりえのゴシップハープが聴ける。
  http://www.youtube.com/watch?v=inVPVmxWlG8
  (外部リンクなので、後日リンク切れの可能性あり)

映画「月はどっちに出ている」  監督:崔洋一

上
 
  いい映画だ。 
  タクシー運転手で、在日二世の姜忠男(岸谷五朗)を主人公にした喜劇映画。
  そして、忠男と、フィリピンからの出稼ぎ女性・コニーとの、可笑しいラブストーリー。
  しかし、映画の良さを知るには、案外ハードルが高い。 

組0  忠男の母親(絵沢萠子)は、新宿・歌舞伎町で長年、バーを経営している。なかなかのやり手。少女時代に日本に来て、ここまで這い上がって来た成功者だ。
  一方、息子の忠男は、母親に言わせりゃ頼りない、ちゃらんぽらん。 30歳過ぎても過保護、独身。 母親も忠男も国籍は北朝鮮籍。だが、忠男は「俺には北も南も関係な~い。」と言っている。
  そんな忠男は、新宿のタクシー会社に運転手として勤務する。会社の二階にある従業員宿舎で寝泊まりしている。薄給。 
  このタクシー会社の社長は、朝鮮学校で忠男と同窓の金世一。つまり世一も在日二世だ。彼は上昇志向が強い、やる気の経営マインドの持ち主。だが、親から引き継いだ、タクシー10台ほどの会社じゃ先がない。ゴルフ場開発に投資して大きく勝負をかけたいと思っている。時は1980年代、どこもまだまだ右肩上がりで日本中 元気いい時代。

  ある日、朝鮮学校で同窓だった男の結婚式に忠男と世一が出席した。(披露宴は、東京・神宮外苑にある明治記念館?) 
  広~い式場は在日の人々でいっぱいだ。歌、踊りで場は大いに盛り上がっている。新郎側は北朝鮮籍、新婦側は韓国籍の人々。だが、出席者はみな、在日の富裕層のようだ。新婦の主賓に在日本大韓民国「民団」のお偉方が来ている。壇上で歌われる歌が北朝鮮の歌ばかりなので、司会者にクレームがはいる。
  そんな最中、式場で、世一の携帯電話がなる。世一に、まとまった金を貸そうと言う、在日のヤミ金融からの電話だ。彼らいわく、俺達も民族系の金融よ、というがつまりは、やーさん。(当時、携帯電話持っている=ビジネス最前線的ステイタスシンボルだった) 
  のちに、世一のタクシー会社は不渡りをくらって倒産。ヤミ金が差し出す10億円の借用書に、世一はハンコを押す。はめられた。世一、やけになって社屋に火をつける。 
  忠男は、ほかのタクシー会社に転職した。

組000 もうひとつのストーリー。 
 母親は、出稼ぎフィリピン女性を店で雇っているが、みな日本語がだめ。そこで日本語が達者な、出稼ぎフィリピン人・コニー(ルビー・モレノ)をチーママで雇い入れた。 
  これに惚れたのが忠男。出会いのそれは、「もうかりまっか?」というコニーの、場違いで・たどたどしくも・可愛い挨拶の一言であった。結果ふたりは同棲をはじめる。 だが、「いっしょにフィリピンへ帰ろう!」というコニー。煮え切らない忠男。  
  一方、母親とコニーもうまくいかない。言いたいことはハッキリ言う母親。言いたい放題の関西弁コニー。そもそも合うはずがない。こんなもめ事の末に、母親はコニーを店から追い出した。これで忠男とコニーの関係は切れたかにみえたが・・・。

  ラスト。地方都市郊外にある一軒のフィリピン・パブ前に忠男がタクシーで乗り付けた。店に悪態つきながら出てくるコニー。躊躇しながらもタクシーに乗り込んだコニーに向かって、「どちらまで?」 「フィリピンのマニラまで」


  映画冒頭、タクシー会社の管理課長・仙波(麿赤児)が朝、朝礼で従業員に訓示している。
  「頭を使って知恵を出せ。知恵を出せないものは汗を出せ。知恵も汗も出ないものは去れ!」
  麿赤児の、状況劇場的な舞台風・絶叫セリフ。ほかじゃ聞けない。冒頭のこのセリフで、この喜劇の「乗り」に、乗れるか否かを試される。聞き流してはいけない。 へたすると、映画を観終わっても、本作がシリアスな作品だと勘違いする人がいるかもしれない。
  加えて、仙波(麿赤児)と新米運転手・安保との、電話での短い会話シーンが何度かある。
  安保:「自分は今、どこにいるのでありましょうか。」
  仙波:「安保さん、月はどっちに出ていますか?」
  安保:「東か西か・・・南か、北であります。」
  仙波:「安保さん。・・・月に向かって走って来てください。」
組0000  話の展開にまったく関係ないシーン。自然な話ことばでなく、誇張された とても演劇的セリフ。幾重にも解釈可能なセリフ。その上でこのシーンは、映画に謎の異空間を呼び寄せている。スパイスのように効いている。この良さが分からないと、この映画に寄り添えないだろう。

  さて、「月はどっちに出ている」は、在日朝鮮人が主役の映画。
  忠男以外は、総じて生活豊かな人々が登場している。映画冒頭の披露宴シーンが、在日の生活の余裕と、民族の繁栄を表現している。映画は、このシーンに結構長い時間を割いている。なぜ?  
  これは、在日韓国・朝鮮人を扱った かつての邦画が、貧しい在日と相対的に豊かな日本人、少数の在日と多数の日本人という内容であった。この図式の裏返しが この映画だ。 歴史的問題への認識とともに、このあたりを感じえないで観てしまうと、平板な披露宴シーンでしかない。
  映画は決して挑戦的物言いではないが、本作の構図は要するに、豊かな在日に対し、貧しい日本人。この日本人に該当するのが、タクシー会社の日本人従業員たち。世間的に弱い立場の奇妙な面々が、この会社に吹き溜まっている。個性豊かで おかしな俳優たちで演じられている。
  そうそう、従業員のひとりは、ハッサンというイラン人修理工であった。同じく修理工の先輩じいさん(内藤陳)が、ハッサンに差別的扱いをしている。入れ子的な差別の様子。ま、映画は笑いに包んで表現しています。  つまりは、イラン人にフィリピン人というように、世間は日本と朝鮮半島の関係だけじゃなくなっているよ、と映画は語っている。  
  歌舞伎町の店で、コニーと母親が やりあうシーン。 関西弁でコニー:「あたしは、15歳から日本で働いているんや。」  母親:「何言ってんの、私は10歳からだよ。」  在日と出稼ぎ、朝鮮人がフィリピン人を雇う。ややこしくなっていく国際都市・新宿をうまく表している。
  
  母親が、北朝鮮に日常品を送ろうと荷造りするシーンがある。そして、段ボール箱の底に、母親が一万円札10枚くらいを忍ばせようとするを、忠男が横からそれを制して、北朝鮮の検査で見つからないようにお金を厳重に隠す細工をする。送り先は母親の子供か親戚か。印象に残るシーンだ。
  そもそも、在日の人々の90%以上が38度線以南の出身といわれる。だとすれば、この母親は自ら北朝鮮籍を選択し、日常品の送り先は、帰国船で日本から北朝鮮に渡った人なんだろう。時は、1980年代。金正恩の祖父、金日成の時代。

  大人の喜劇映画ってのは、案外難しい。  下記の<お薦め>も、あわせてご覧ください。
  最後になってしまったが、フィリピン人チーママ・コニー役の女優、ルビー・モレノなくして、この映画はなりたたないです。

下監督:崔洋一|1993年|109分|
原作:梁石日-「タクシー狂躁曲」1981|脚本:鄭義信 、 崔洋一|撮影:藤沢順一|歌:憂歌団|
出演:岸谷五朗:姜忠男(神田忠男)|ルビー・モレノ:フィリピン人チーママ・コニー|絵沢萠子:忠男の母・バーのママ・姜英順|小木茂光:金田タクシー会社社長・金世一(金田世一)|遠藤憲一 :朴光洙(新井光洙)|有薗芳記:ホソ ホソの口癖:「俺は朝鮮人が嫌いだ。だけどよぉ忠さん、一瞬金貸してくれよぉ」|麿赤児:仙波|國村隼:多田|芹沢正和:おさむ|金田明夫:道に迷う新米運転手・安保|内藤陳:谷爺 タクシー会社の年老いた修理工|木村栄:やくざ|瀬山修:やくざ|萩原聖人:タクシー料金払わずに逃げるサラリーマン バブルの頃は会社に深夜タクシー代を請求できました|金守珍:披露宴司会者|金久美子:チョゴリの女|城春樹:金田タクシー従業員|吉江芳成:金田タクシー従業員|木下雅之:金田タクシー従業員|古尾谷雅人:ヤミ金融の紺野|ハミッド・シャイエステ:タクシー会社の修理工・ハッサン|メリー・アン・リー:バーの出稼ぎ・ロリータ|マリア・シュナイダー:同じく・アイリーン|エヴリン・タンセコ:同じく・ルビー|

<お薦め>
「月はどっちに出ている」に合わせて、こういうドキュメンタリー映画を観ると、ストーリーの奥行きが見えてくる。

新宿の在日朝鮮人一家のドキュメンタリー映画
  「HARUKO ハルコ」  監督:野澤和之   レビューはこちらからどうぞ。

大阪の在日韓国人一家のドキュメンタリー映画
  「大阪ストーリー」   監督:中田統一    レビューはこちらからどうぞ

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「ここの標高は何メートル?」  住んでいる場所の「標高」を知る。

  • Posted by: やまなか
  • 2014-05-29 Thu 06:00:35
  • 一話
  住んでいる所の標高を調べてみる。
  以下に、ふたつのサイトをあげますが、標高数字が若干違うようです。
  ちなみに、海抜とは?
  「海水面から測った陸地の高さ。干潮時と満潮時の年間平均を基準とする。標高。」 ふむ。
  


00キャプチャ マピオン◆地図検索サイトMapion(マピオン)
  http://www.mapion.co.jp/

  上記URLからマピオンのトップページ画面へ行きます。
  トップページの、左上の地図検索のうちの、「日本地図」をクリック、そして都道府県・地域を選んで進み、目的地の地図へと進みます。次に地図の左上にある縮尺を選び地図を拡大します。
  そして、地図を移動させて+マークを目的地に合わせます。
  地図上の+マークに位置する場所の標高が、画面の右上隅に表示されます。(右図参照)
  右図例では、京都の本能寺に+マークがあって、標高が右上(赤丸)に表示されています。
  



◆Google Maps 標高表示
  http://wisteriahill.sakura.ne.jp/GMAP/GMAP_ALTITUDE/index.php
00アップ キャプチャ グーグル
  上記URLの画面(右図参照)にて、目的の住所を入力し、入力欄のすぐ右の移動ボタンをクリックすると、下段の標高欄(右図内の赤矢印)に数字が表示されます。








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映画「サニー 永遠の仲間たち」  監督:カン・ヒョンチョル

上

  分かりやすい。明け透けで楽しいコメディ。いかにも韓国映画。
  25年前、女子高校生だったころの あれやこれやを、おばさんたちが振り返ります。

  きっかけは、主人公ナミ42歳が、入院中のチュナに偶然会ったことで始まる。
上2  チュナは高校時代、女子6人組「サニー」のリーダーだった。そのころ、田舎から転校して来たナミは、イジメを乗り越え、7人目のサニーになり、学内で対抗する女子組と抗争したり・・・やらを、楽しく描きます。
  そして現在。がんを患うチュナの、もう一度サニー達に会いたい、という願いを叶えるべく、ナミは元サニー達を訊ねるのであった。
  ナミの家庭事情を語る映画冒頭のシーンはタルイが、高校時代のシーンに入ると、エンターテインメントのエンジンが一気にかかります。気晴らしにどうぞ。


33.jpgオリジナルタイトル:Sunny
監督・脚本:カン・ヒョンチョル|韓国|2011年|124分|
出演:<高校時代の配役>シム・ウンギョン:ナミ|カン・ソラ:チュナ|キム・ミニョン:チャンミ|パク・チンジュ:ジニ|ミン・ヒョリン:スジ|ナム・ボラ:クムオク|キム・ボミ:ポッキ|<現在42歳の配役>ユ・ホジョン:ナミ|ジン・ヒギョン:チュナ|コ・スヒ:チャンミ|ホン・ジニ:ジニ|イ・ヨンギョン:クムオク|キム・ソンギョン:ポッキ|

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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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