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2018年02月23日 Archive

映画「鶴は翔んでゆく」 旧題名「戦争と貞操」 (1957年)  監督:ミハイル・カラトーゾフ

上


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 ヴェロニカとボリスは結婚を誓い合ったものの、戦争が始まり志願兵となったボリスは戦場へ、しかし彼は行方不明となる。
 ヴェロニカは後ろ髪を引かれながらも、ボリスのいとこ・マルクと結婚してしまうのだが・・。

 よくあるストーリーだが、主役ヴェロニカを演ずる女優タチアナ・サモイロワの美貌と表情が、この映画を魅力あるものにしています。
 また、カメラがいい仕事をしている。
 雑踏の中を行くヴェロニカを、俯瞰気味に構えて追い続けるシーンなど観ると、他の映画のカメラは怠けているんじゃないかとさえ思えてくる。

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 ところが残念なことに脚本がいささか粗雑。
 話の軸足は、戦場よりも銃後の話にあるんだが、エピソードを詰め込みすぎて、その一つひとつを十分にこなせずに次へと進むためか、何やら先を急いでいる感じが否めない。そしてラストシーンは強引なエンディングだね。

 ナチスドイツによるモスクワ空襲のさ中、ヴェロニカがマルクに襲われてしまう。そののち、ふたりは結婚することになるが、タチアナ・サモイロワの悲しい表情が印象に残る。

オリジナルタイトル:Летят журавли
英語タイトル:THE CRANES ARE FLYING

監督:ミハイル・カラトーゾフ|ソ連|1957年|97分|
脚本:ヴィクトル・ローゾフ|撮影:セルゲイ・ウルセフスキー|
出演:ヴェロニカ(タチアナ・サモイロワ)|ボリス(アレクセイ・バターロフ)|ボリスの父親ヒョードル(ワシリー・メルクーリエフ)|ボリスのいとこマルク(アレクサンドル・シュウォーリン)|ボリスの姉イリーナ(スベトラーナ・ハリトーノワ)|ボリスの友人ステパン(ヴァレンタイン・ズブコフ)|ヴォロヂャ(コンスタンチン・ニキーチン)|ボリスの祖母(アントニーナ・ボグダノワ)|チェルノフ(ボリス・ココーフキン)|アンナ(エカテリーナ・クプリヤノヴァ)

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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めてはや9年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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