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2018年09月 Archive

一夜一話の “今日はソウルだよ” アレサ・フランクリン (2)

1-1_201808300924384b3.jpg








 アレサが死んだ。
 亡くなったとか逝去とか、そんな言い方は何か、よそよそしい。
 76歳、今どき若いよ。まだまだ歌えたのに。


 アレサ・フランクリンのアルバム、良いのは色々あるけど、今日は1973年の「Hey Now Hey」。(当時アレサ31歳)

1-3_20180830093545218.jpg 選んだワケは、ふたつ。
 一つ目は、アレサがエンジェルになっているから。
 (アルバムを開くと、右のイラストが現れて、右端に白い翼のアレサがマイク持って立っている)
 それと、もうひとつのワケは、このアルバムのサウンドが、ソウルファンの評価が高い、60年代のアレサから逸脱してるから。

 たぶん、本人的には、1967年の大ヒット曲「リスペクト」などの、それまでのソウルサウンドを、いつまでも後生大事に歌っているわけにもいくまい。
 「リスペクト」の試聴 https://www.youtube.com/watch?v=6FOUqQt3Kg0
 新境地を求めていたと思う。

 アトランティックも模索してたんだろう。
 この「Hey Now Hey」というアルバムのプロデュースは、アレサとクインシー・ジョーンズ。
 次から試聴できる。(いつも思うが、パソコンで聴くと、どんな歌もウスッペラに聴こえて残念)
 https://www.amazon.co.jp/Hey-Now-Aretha-Franklin/dp/B0000033G0

 前知識や固定概念抜きで、じっくり聴くとね、アレサの歌・ピアノはもとより、バック演奏とアレンジも上出来で、総じてアルバムの完成度は高い。
 アレサの、メロディの崩し方、緊張と緩和、間のとり方入り方などなど、あまたのソウルシンガー達から抜きん出たその歌いっぷりは、さすがで、健在です。

 ただ、このアルバム、不人気だったらしい。
 アルバムに納められた曲は、スウィートなソウルを中心に、ビッグバンドジャズ風やニューオリンズ・ソウルもあって、まとまりが無いと言えば、その通り。
 また、(当時の)ナウいミュージシャンの演奏に乗ったスウィートさは、これはアレサが歌うソウルじゃないと思われたんだろう。
 でもアレサは、ちゃんと“アレサならでは”にソウルフルに歌ってんだけどね。例えばベースも、なかなかソウルなベースラインを弾いてんだけどね。
 しかし、そのトータルなサウンドから聴こえる印象が、どうも60年代好きソウルファンには嫌われたかもしれない。

 今から思えば「Hey Now Hey」は、翌年1974年のアルバム「Let Me in Your Life」へ至るまでの、道のり途中の作であった。
 (この「Let Me in Your Life」は以前、記事にしました。 こちらから、どうぞ) 

 ちなみに、ジャズテイストの曲でアレサが弾くピアノソロなんか、彼女、楽しんでるよ。

「Hey Now Hey (The Other Side of the Sky)」

【Track listing】
"Hey Now Hey (The Other Side of the Sky)"  (作曲Aretha Franklin)
"Somewhere"  (作曲Leonard Bernstein, Stephen Sondheim)
"So Swell When You're Well"  (作曲James Booker, Aretha Franklin)
   ★James BookerはニューオリンズのソウルR&Bの楽しい人。
"Angel"  (作曲Carolyn Franklin, Sonny Sanders)  ★Carolyn Franklinはアレサの妹。
"Sister from Texas"  (作曲Aretha Franklin)
"Mister Spain"  (作曲Carolyn Plummer)
"That's The Way I Feel About Cha"  (作曲Bobby Womack, Jim Grisby, Joe Hicks)
"Moody's Mood"  (作曲James Moody, Jimmy McHugh, Dorothy Fields)
"Just Right Tonight"  (作曲Aretha Franklin, Avery Parrish, Buddy Feyne, Quincy Jones, Robert Bruce)
"Master of Eyes (The Deepness of Your Eyes)"  (作曲Aretha Franklin, Bernice Hart) ★LPには無い曲

【Personnel】
Aretha Franklin – vocals (All tracks), piano (tracks 2-3)|Willie Bridges, Charles Chalmers – saxophone|Tommy Cogbill, Jerry Jemmott – bass guitar|Roger Hawkins, Richie Pratt – drums|Wayne Jackson – trumpet|Jimmy Johnson – guitar|Andrew Love, Floyd Newman – saxophone|Spooner Oldham – keyboards|Phil Woods – alto saxophone on "Somewhere"|Joe Farrell – tenor saxophone on "Angel", flute on "Mister Spain"|Billy Preston – piano on "Just Right Tonight"|

これまでに掲載したポピュラー音楽の記事は、こちらから

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映画「ミツバチのささやき」  スペイン映画   監督:ビクトル・エリセ

上


0_201809031256086c7.jpg 主人公の少女、アナの愛くるしさと、1940年の静かな田園風景に浸るのもいいだろう。
 これが物語の土台であり、いにしえの良きスペインを表わそうとしているのだから。

 そのうえで、セリフ僅かなこの映画は、いくつかのシーンでいくつかの話をしようとします。
 例えば、まだ若いアナの母親が手紙を書いています。(老いた夫とは歳の開きがある)
 彼女が抱く密かな愛と、変わりゆく世の中への絶望感を、行方不明の愛しい人宛てへ、届くか分からぬ手紙に託します。

 村に映画「フランケンシュタイン」の巡業が来ます。
 上映されるフランケンシュタインの映像は我々観客に、内戦に勝利したファシズム陣営のフランシスコ・フランコを暗示させているのかもしれません。

 その一方で、映画「フランケンシュタイン」の1シーンにある、フランケンシュタインと少女との優しい出会い。
 これを観たアナは怖いながらも、このシーンに魅かれて行きます。(このテーマが映画後半の軸となっていきます)
 そしてある日、反ファシズム陣営に属す一人の男が、走る列車から飛び降り、この村の、畑の中の一軒家の廃屋に身を隠しました。
 巡業の映画を観てからというもの、この廃屋は、アナと姉のイザベルの姉妹にとって、フランケンシュタインのような姿の精霊の棲み家でありました。そして男とアナが出会うのでした。それからは・・。

 一番まっとうな予告編をあげておきます。(El espíritu de la colmena - Duch Roju - 1973 - trailer)
 https://www.youtube.com/watch?v=wR_mjiLGZkc

 「ミツバチのささやき」は、言葉少なに、映像で物語を語ろうとしています。
 よって一枚の絵画を見るように、静かにじっくり観てください。

 本作と同様の、静かな映画60作品を、「静かな映画 洋画編」で取り上げています。
  こちらから、見てみてください。
 本作のビクトル・エリセ監督の1983年作品「エル・スール」は既に記事にしました。
  こちらからお読みください。

オリジナルタイトル:El Espiritu de la Colmena
監督:ビクトル・エリセ|スペイン|1973年|99分|
原案:ビクトル・エリセ|脚本:アンヘル・フェルナンデス・サントス 、 ビクトル・エリセ|撮影:ルイス・カドラード|
出演:アナ(アナ・トレント)|姉イサベル(イサベル・テリェリア)|父親フェルナンド(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)|母親テレサ(テレサ・ヒンペラ)|アナの家の家政婦ミラグロス(ケティ・デ・ラ・カマラ)|治安警察官(エスタニス・ゴンサレス)|精霊のフランケンシュタイン(ホセ・ビリャサンテ)|逃亡の男(ジュアン・マルガロ)|アナが通う学校の教師ドナ・ルシア(ラリー・ソルデビラ)|医者(ミゲル・ピカソ)|

22_201809031308258b2.jpg【 一夜一話の 歩き方 】

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ポピュラー音楽!!  クラシック音楽





映画「10話」  監督:アッバス・キアロスタミ

上
アミンと母親


 この映画は、イランの首都テヘランに住む女性たちを登場させ、女性ならではの諸問題を、リアルに時にコミカルに描き出そうとする、素晴らしい作品です。
 特徴は、ドキュメンタリー風な、さらりとした描写と、斬新な映像表現です。
 特に、映画のすべてのシーンは、主人公が運転する自動車車内に限られ、かつ助手席に座る人との会話シーンだけで話は終始します。

【 登場人物と10の話 】 
 映画は、題名「10話」が示す通り、10章から成り立っています。

 主人公は、自家用車を運転する女性※。(※役名が無いので、演じている女優名マニア・アクバリを代用します)
 マニア・アクバリは全ての章で、運転席に座り、ドライバーを演じます。
 そのほかの登場人物は、この車の助手席に同乗する人々です。

0-1 その人たちとは、マニア・アクバリの息子アミン(小学生)、マニア・アクバリの妹、老女(敬虔なイスラム教徒)、売春婦(夜、客の車と間違えて乗車した女)、たまたまマニア・アクバリに拾われた女性(昔、信者ではなかった女)といった人たちです。(この5人はそれぞれの章に割り当てられ、一人で登場します)

 このうち映画は、マニア・アクバリの息子アミンのために、10章のうち4つの章を割いています。
 母親マニア・アクバリは、離婚して さほど時を経っていない様子です。
 今、息子アミンは母親の元で生活していますが、アミンの心は母親と父親の間を揺れ動いています。シーンの様子では、どうやらアミンは、父親の元に居たいらしいです。
 アミンは、運転する母親の隣りで、チョット大人びた物言いで母親を批判しながらも、母親にすねて、わめき、押し黙り、またわめきます。
 案外、的を得たアミンの物言いに、母親は真っ向から発言します。そして、ついにアミンはプイッと車を降りてしまいます。いつもこの繰り返しです。
 そしてアミンは父親の所へ泊まりに行くのですが、結局 最終章で母親の元に戻ってきます。
 こんな様子がとてもリアルです。それもそのはず、アミンはマニア・アクバリの実のお子さん。(離婚も実話でしょうね。この母子には申し訳ないが結構、可笑しいシーンです)

0-2.jpg 以上4つのアミンの章は、10章中に分散配置され、そのほかの章には、アミンに代わって助手席に座る大人の女性たち4人が交互に登場します。
 つまり、マニア・アクバリの妹と、たまたまマニア・アクバリに拾われた女性(それぞれ2つの章を割く)そして老女と売春婦です。
 映画はここで、マニア・アクバリと同乗女性との、ごく日常的な会話を通して、男女間の身近な難題や、宗教に関わる問題を語ります。(さらにはイランの現状をも考えさせます)

 これらの登場人物の演技は、マニア・アクバリと実の子アミンの「実際」と比べれば、演技なのですが、すべて素人俳優だそうです。そして台本は無く、全部アドリブだとか。よってセリフはごく自然で、ドキュメンタリー映画っぽく感じます。

 そしてマニア・アクバリの車は、登場人物を乗せテヘランの街中を走ります。
 登場人物の背後の、車窓から見える風景は、いろんな店やモスクやビル、行き交う車、それを縫って横断する人、舗道を行く人、クラクション、高速道路など、どれも今のテヘラン風景です。
 車窓からの風、街の匂いも感じ取れ、観客はテヘランにいる感じがしてきます。

【 斬新な映像表現 】
 映画を観ていて、一番に印象的なのは、カメラアングルです。

 撮影カメラは、運転席のマニア・アクバリだけを写すカメラ1台と、助手席だけ写す1台の、計2台のカメラだけで撮影されています。
 かつ、このカメラは、ボンネット上に据え付けられ、アングルが固定されています。
 つまり、全シーンにおいて、この2種類のアングルだけなのです。

 映画は、こうした2つの映像を、交互に淡々と見せることで、観客の気を、車内の会話に集中させようとします。
 一方でその淡々さは、車窓からの流れる風景、これに観客の目を向けさせようとします。
 ともすれば閉塞感を感じる車内映像ですが、車外が見えることで、広がり感解放感や街の生き生きとした様を、映像に呼び込むことができています。

 ちなみに可笑しいのは、アングル固定ですから、子供のアミンはいつも胸から上が映るのですが、大人は鼻から下しか映らないことも多い。これ結構、映画のお作法を逸脱していて、やってくれましたという感じがします。

オリジナルタイトル:Ten
監督・脚本・撮影:アッバス・キアロスタミ|フランス、イラン|2002年|94分|
出演:マニア・アクバリ|アミン・マヘル|ほか

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アニメ「話の話」  監督:ユーリー・ノルシュテイン


0_2018090516214582d.jpg
「話の話」は、4つのキャラクターデザインで話が構成されています。
 「話の話」は、物語の先へ先へと、急いでいるかのように語って行く流行のアニメとは、まったく違うスタンスです。そして、ザワザワした環境で観ないほうがいいです。

 例えば一枚の絵画をみて、その絵は何を語ってるのか、何が描かれているのか、絵の向こうで何が起ころうとしているのか、そういう「何」に正解はない、絵の横の説明パネルや展示会パンフレットを読むんじゃなく、まずその場でどう感じるかが、大切なのと同じで、「話の話」が語る物語の「何」に正解は無い。(と思う)

 それに、そもそも「話の話」は観てれば、どの国の人でもだいたい分かる。
 その、だいたいがだいたいとして素直に受け入れられないとなると、きっと正解があるんじゃないかと、解説を求めようとするのかもしれない。

 「話の話」を含むユーリー・ノルシュテインの作品群が次から総覧で覗けます。 
 ユーリー・ノルシュテイン監督特集「アニメーションの神様、その美しき世界」の予告編です。
 http://www.imagica-bs.com/norshteyn/
 最初に聴こえてくるアコーディオンの音楽は「話の話」で使われています。これもいいですね。

 この「話の話」を、ユーリー・ノルシュテインのアニメーションを初めて観たのは、確か、深夜の中央線沿線だった。
 仕事を終え、新宿の店で友人と何だったか、やけに意気投合、しこたま飲んで、終電が過ぎ、タクシーで東中野の彼のアパートへ行った。
 その部屋で、互いに目が冴えてしまい、友人は「これ知ってる?観る?」と言いながら、棚から取り出したのが「話の話」のレーザーディスクだった。
 ほどよい?酔いと深夜の静けさの中で観た、ユーリー・ノルシュテインのアニメは、詩的、幻想的で、ゆったりした奥行きと包容力ある世界が広がっていて、あまりに素晴らしく、すぐさま脳裏に焼き付いて、そののち爆睡した。
 その後、ずっとそのままだったが、何時だったかTV放映されたのを運よく録画し、今回改めて観たのです。
 今回観た印象は、その昔と変わらなかった。やはりいい。

オリジナルタイトル:Skazka skazok
監督:ユーリー・ノルシュテイン|ソ連|1979年|29分|
脚本:L・ペトルシェフスカヤ、ユーリー・ノルシュテイン|アニメーション:ユーリー・ノルシュテイン|撮影:I・スキダン=ボーシン|美術:F・ヤールブソワ|編集:N・アブラモバ|作曲:M・メエロビッチ|

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映画「フランコフォニア ルーヴルの記憶」  監督:アレクサンドル・ソクーロフ

上2

1-0_20180910132348269.jpg



 この映画は、ルーヴル美術館についての作品ですが、収蔵品に関して芸術うんぬんを語るのではなく、時の王室・政府や第二次世界大戦を主題に据え、ルーヴル美術館の遍歴を(大河小説のように)描こうとします。

 映画は、昔のモノクロ映像や、絵画に描かれた館内のかつての様子、そしてもちろん、「モナ・リザ」、「サモトラケのニケ」やエジプト・コレクションなど著名な絵画彫像の映像を取り入れたドキュメンタリー形式ではありますが、俳優も登場します。

 そのうちの2人は、ヨーロッパやエジプトなど遠征先からの美術品略奪収集が旺盛だったナポレオン一世と、象徴的な位置づけの謎の女。
 ともに、ルーヴル美術館館内に居つく亡霊として、次の幾つかの絵画シーンに現れます。
 彼自身の肖像画や「皇帝ナポレオン一世と后妃ジョセフィーヌの戴冠式」や、フランス革命を描くドラクロワの「民衆を導く自由の女神」など。

2-1_20180910132910db7.png しかし登場人物の主たるは、第二次世界大戦中、ナチスドイツ軍によるパリ侵攻(パリ陥落)ののち、ルーヴル美術で面会する二人の男、ルーヴル美術館館長とナチス高官であります。(実話の再現)
 ちなみにナレーションは全て、アレクサンドル・ソクーロフ監督です。監督の思いがストレートに伝わってきます。


 映画はおおよそ、こんなことを語ります。
 ルーヴル美術館は、歴代フランス王の王宮(ルーヴル宮殿)でしたが、王宮がヴェルサイユ宮殿へ移って後、王室美術品コレクションの収蔵展示場所となった。
 そしてフランス革命後、フランスが有する優れた美術品を展示する美術館として1793年に開館。
 その後、ナポレオン一世によって所蔵点数は一気に増え、そして王政復古、フランス第二帝政時代、フランス第三共和政を経て収蔵点数はさらに増加。
 映画は、これら美術館の遍歴をたどりながら、第二次世界大戦の「直前」に至ります。

3-0_20180910133439c43.jpg 当時この時のルーヴル美術館館長がジャック・ジョジャール。
 彼は自身を役人だと言います。(フランス国立美術館総局副局長)
 第二次世界大戦中の、フランス第三共和政の終末期に、そしてドイツのパリ侵攻を避けフランス南部に構えたヴィシー政権に仕え、目まぐるしい時代を館長として役目を毅然として果たします。(このヴィシー政権はドイツとイタリアに対し休戦を申し入れます。つまりナチスドイツに屈しナチスに寄り添った政権)

 さて大戦の直前、彼は時をみて、「モナ・リザ」など最も重要な絵画多数をシャンボール城へ避難させ、大戦勃発後、「サモトラケのニケ」などこれも最も重要な彫像群をヴァランセ城へ移送しました。
 こうして主要な美術品の大方が ルーヴル美術館を去った後、ナチスドイツの美術品保護の責任者で高官の、メッテルニヒ伯爵がルーヴルに来館します。
 メッテルニヒの任務は、ルーヴル美術館からの略奪でした。所蔵品の中からナチスが欲する作品を選び出し、ナチスの美術館に移送するためでした、が・・。

 ここら辺を含め、観てのお楽しみ。
 ルーヴル美術館館長とナチス高官のこの二人、事実は奇なりであります。
 そして映画の最後のほうで分かるのですが、ジャック・ジョジャールは密かにパルチザンと通じていたそうです。(ヴィシー政権下で館長として仕えたジャック・ジョジャールは戦後、戦犯として裁かれることになりますが、パルチザンであったことが判明し裁かれずに済みました)

 以上をお読みになって、お勉強的な映画に思われるかもしれませんが、さにあらず、最後まできっちり観せます。

                 

 ルーヴル美術館そのものに関心を持たれた方は、下記からルーヴル美術館公式サイト日本語版を見てください。
 https://www.louvre.fr/jp
 このリンク先の上部に、「作品と宮殿」というのがあります。これをクリックし、さらに「ルーヴルの歴史」をクリックすると、美術館のこれまでが分かります。本作「フランコフォニア ルーヴルの記憶」の一番の参考資料になると思います。

 また、ルーヴル美術館の収蔵品の避難大作戦や、ジャック・ジョジャールとメッテルニヒ伯爵について焦点をあてたドキュメンタリーに、NHK BS世界のドキュメンタリー枠で放映された「ルーブル美術館を救った男」(フランス2014年制作)があります。これもなかなか面白いものです。
5 それにしても、長く続くかと思われたドイツのフランス制圧はたった4年で終わります。

 ちなみにヒトラー個人は、ルーヴル美術館やその収蔵品よりも、音楽に関心があったようです。
 フランス・ドイツの休戦開始の1940年6月23日午前0時。その日、ヒトラーは極秘でパリを視察します。
 彼が真っ先に訪れたのはオペラ座でした。オペラ座の中まで入り熱心に見学したそうです。(「国家と音楽家」中川右介著)

オリジナルタイトル:Francofonia
監督とナレーション:アレクサンドル・ソクーロフ|フランス・ドイツ・オランダ|2015年|88分|
撮影:ブリュノ・デルボネル|
出演:ジャック・ジョジャール(ルーヴル美術館長)/ルイ=ド・ドゥ・ランクザン|ヴォルフ・メッテルニヒ伯爵/ベンヤミン・ウッツェラート|ナポレオン1世/ヴィンセント・ネメス|マリアンヌ(フランス共和国の象徴)/ジョアンナ・コータルス・アルテ|アレクサンドル/アレクサンドル・ソクーロフ|

【 アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画 】
 これまでに記事にした、アレクサンドル・ソクーロフ監督の作品です。
 画像をクリックしてお付き合い下さい。

写真
「孤独な声」
写真
「日陽はしづかに発酵し・・」
写真
「セカンド・サークル」
写真
「エルミタージュ幻想」
写真
「マリア」


【 一夜一話の 歩き方 】

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ポピュラー音楽!!  クラシック音楽

気になる映画 65  《これから上映の映画》

写真
「ポップ・アイ」
シンガポール
8/18- ユーロスペース
写真
「ジョージア映画祭」
ジョージア(グルジア)
10/13-26 岩波ホール
写真
「テル・ミー・ライズ」
イギリス(1968年制作)
8/25- イメージ・フォーラム


1年前・3年前・5年前の9月、一夜一話。(2017年9月・2015年9月・2013年9月の掲載記事)

  • Posted by: やまなか
  • 2018-09-16 Sun 06:00:00
  • 映画
1年前の9月に掲載した映画です。
  映画の画像をクリックしてお読みください。
  1年前の9月の掲載記事全文をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。<2017年9月 Archive>

写真
「朧夜の女」
監督:五所平之助
飯塚敏子、徳大寺伸
写真
「或る女」
監督:渋谷実
田中絹代、佐野周二

写真
「カフェ・ブダペスト」
監督:フェテケ・イボヤ
ハンガリー
写真
「ヴィンセントが教えてくれたこと」
監督:セオドア・メルフィ
アメリカ
写真
「青いドレスの女」
監督:カール・フランクリン
アメリカ
写真
「夏をゆく人々」
監督:アリーチェ・ロルヴァケル
イタリア
写真
「クスクス粒の秘密」
監督:アブデラティフ・ケシシュ
フランス
写真
「マダム・マロリーと魔法のスパイス」
監督:ラッセ・ハルストレム
アメリカ

写真
「ピカソとシャガール
      愛と平和の讃歌」

ポーラ美術館
写真
CD紹介
“今日はボサノバかな?”
三宅純



3年前の9月に掲載した映画です。
映画の画像をクリックしてお読みください。
3年前の9月の掲載記事全文をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。 (2015年9月 Archive)

写真
「運命じゃない人」
監督:内田けんじ
中村靖日、霧島れいか
写真
「花よりもなほ」
監督:是枝裕和
岡田准一、宮沢りえ
写真
「白線秘密地帯」
監督:石井輝男
三原葉子、宇津井健
写真
「風の子」
監督:山本嘉次郎
渡辺篤、夏川静江
写真
「メイド・イン・ホンコン」
監督:フルーツ・チャン
香港
写真
「さよなら、人類」
監督:ロイ・アンダーソン
スウェーデン
写真
「ヤクザガール 二代目は10歳」
監督:セルゲイ・ボドロフ
ロシア
写真
「ロスト・イン
     ・トランスレーション」

アメリカ
写真
「フォー・ルームス」
監督:クエンティン・タランティーノ他
アメリカ


5年前の9月に掲載した映画です。
映画の画像をクリックしてお読みください。
5年前の9月の掲載記事全文をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。 (2013年9月 Archive)

写真
「旅籠屋騒動」
監督:森一生
ミスワカナ、玉松一郎
写真
「モル」
監督:タナダユキ
タナダユキ、石川貴子
写真
「少年」
監督:大島渚
渡辺文雄、小山明子
写真
「にあんちゃん」
監督:今村昌平
長門裕之、松尾嘉代
写真
「いつか読書する日」
監督:緒方明
田中裕子、岸部一徳
写真
「指輪をはめたい」
監督:岩田ユキ  山田孝之、
小西真奈美、真木よう子
写真
「寝ずの番」
監督:マキノ雅彦  長門裕之、
中井貴一、木村佳乃
写真
「裸の十九才」
監督:新藤兼人
原田大二郎、乙羽信子|
写真
「天使が見た夢」
監督:エリック・ゾンカ
フランス
写真
「さすらい」
監督:ヴィム・ヴェンダース
ドイツ
写真
「SWEET SIXTEEN」
監督:ケン・ローチ
イギリス

写真
「自分を探す旅
   (邦画編 その1)」

過去記事からピックアップ
写真
「女が、自分の道を歩む時。」
過去記事からピックアップ
写真
「人生なんて、そうそう
   うまく行かないワケよ。」

過去記事からピックアップ
写真
「やはり、
  大人の映画ってある。」

過去記事からピックアップ
写真
「子供が主演の映画は、
     視点がピュア。」

過去記事からピックアップ


7年前の9月に掲載した映画です。
映画の画像をクリックしてお読みください。
7年前の9月の掲載記事全文をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。<2011年9月 Archive>

写真
「二人が喋ってる。」
監督:犬童一心
新屋鳴美、宇野志津香
写真
「風の歌を聴け」
監督:大森一樹
小林薫、真行寺君枝
写真
「米」
監督:今井正
江原真二郎、中村雅子
写真
「NOVEM ノヴェム」
監督:ブラッド・キンメル
アメリカ
写真
「旅人は休まない」
監督:イ・チャンホ
韓国
写真
「ようこそ、羊さま。」
監督:リウ・ハオ
中国
写真
「胡同の理髪師(フートン)」
監督:ハスチョロー
中国
写真
「死の教室」
監督:アンジェイ・ワイダ
ポーランド
写真
「パレルモ・シューティング」
監督:ヴィム・ヴェンダース
ドイツ
写真
「モンド」
監督:トニー・ガトリフ
フランス
写真
「少年と砂漠のカフェ」
監督:A・ジャリリ
イラン
写真
「Jazz Seen
   /カメラが聴いたジャズ」

ドイツ
「ブラックブレッド」
監督:A・ビリャロンガ
スペイン・フランス
写真
「ラストサーカス」
監督:A・デ・ラ・イグレシア
スペイン
写真
「ロビンソナーダ」
監督:ナナ・ジョルジャーゼ
グルジア
写真
「誤発弾」
監督:ユ・ヒョンモク
韓国 1961年
写真
近世文学研究
「江戸滑稽化物尽くし」
アダム・カバット (著)


【 一夜一話の 歩き方 】

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一夜一話の “今日はメンフィス・ソウルだよ” アン・ピーブルス

1_20180903205519840.jpg






 今日の一枚は、メンフィスソウルの名門レーベル、“Hi Records” から、アン・ピーブルスのアルバム「Straight From The Heart」だよ。
 なんたって、このアルバム、Hi の一番いいとこ、この1枚に凝縮、テンコ盛り。
 どの曲聴いても、文句なし。
 ああ、これ以上ことばにするのが、アホらしくなるほど。今日はもう何も言わない。



 まずは、3曲目「What You Laid On Me」を聴いとくれ。
 https://www.youtube.com/watch?v=TU7xJRJOiqA

 次に4曲目、「How Strong Is A Woman」は、どう?
 https://www.youtube.com/watch?v=6_-AlpMdrUI

 例えば6曲目の「I Feel Like Breaking Up Somebody's Home Tonight」
 https://www.youtube.com/watch?v=_MaZDMFMF2s 

 おっと、2曲目「Trouble, Heartaches & Sadness」を忘れてた。
 https://www.youtube.com/watch?v=-ejFwOlTTgs

 以上こんな感じ、アン・ピーブルスっていいでしょ!
 他のトラックもGoodです。
 彼女のほかのアルバムはまたの機会に。

Ann Peebles ‎– Straight From The Heart 1971年  (Hi Records ‎– SHL 32065)

【収録曲】
A1 Slipped, Tripped And Fell In Love|A2 Trouble, Heartaches & Sadness|A3 What You Laid On Me|A4 How Strong Is A Woman|A5 Somebody's On Your Case|B1 I Feel Like Breaking Up Somebody's Home Tonight|B2 I've Been There Before|B3 I Pity The Fool|B4 99 Pounds|B5 I Take What I Want|
【クレジット】
Producer – Willie Mitchell
Backing Vocals – Rhodes, Chalmers And Rhodes
Bass – Leroy Hodges
Bass Saxophone – James Mitchell
Drums – Howard Grimes
Guitar – Teenie Hodges
Organ, Piano – Charles Hodges
Tenor Saxophone – Andrew Love, Ed Logan
Trombone – Jack Hale
Trumpet – Wayne Jackson

これまでに掲載したポピュラー音楽の記事は、こちらから


閲覧回数の多い映画記事、ベスト10

  • Posted by: やまなか
  • 2018-09-20 Thu 06:00:00
  • 映画
 直近で、よくご覧いただいている映画記事のベスト10です。

 こちらから、のぞいてください。

 とは言え、日々変わっています。瞬間風速みたいな感じです。
 
 



気になる映画 66  《これから上映の映画》

写真
「悲しみに、こんにちは」
スペイン
9/23- 東京都写真美術館ほか
写真
伴淳三郎と三木のり平
昭和に愛されたふたりの喜劇人
9/29-11/2 神保町シアター
写真
ドキュメンタリー・ドリーム・ショー
山形in東京2018
10/6-26 K's cinema
写真
FUN!FUN! ASIAN CINEMA
「細い目」監督ヤスミン・アフマド
「告別」監督:デグナー
10/9、11/5 アテネ・フランセ




映画 「さらば青春の光」  映画音楽に魅せられて  監督:フランク・ロダム

上
モッズ(族)。仲間と薬、スクーターとアメリカン・ポップスとモッズファッションと。
主人公ジミーもモッズだ。


1-0_201809241554136ff.jpg ザ・フーやモッズ、パンク、スティングに思い入れがあるわけじゃないが、この映画、1960年代のイギリスの若いのに愛された音楽が出てきます。
 ですがロックファンじゃなくとも楽しめる映画です。

 お話の方は、1960年代半ばを舞台にして、労働者層の息子ジミー・クーパーという青年を中心に、労働者階級の若者達の切ない群像を描いています。

 それは、青春のときめきと悲恋や、ブリティッシュ・ロック(The Who)にアメリカンポップスにアンフェタミン(薬物)と乱痴気パーティ、そして若者同士の乱闘や、階級社会への漠とした反抗、為す術の無さ、階級への従順であり、そうした日々に浸るジミーの疑問と離脱への物語です。
 (辛いのは、モッズの彼らも、ロッカーズの彼らも、ともに労働者階級の若者達なんです)

 ただし、映画はいささか青臭い、感傷的な語り口で展開します。そこがいいわけですが。
 また、海浜リゾート地のブライトンの市街や海岸での、モッズとロッカーズそして警察交えた大規模な乱闘シーンは迫力があります。
(1964年に実際に起きた「ブライトンの暴動」)

 本作オリジナルタイトルの「Quadrophenia」(四重人格)は、ブリティッシュ・ロックバンドのザ・フーの、ロックオペラ仕立てのレコードアルバム名(1973年リリース)であり、この映画の原作にあたります。

2-0_20180924155759b18.jpg 挿入曲は当然、The Whoのが多いのですが、1960年当時、実際にイギリスの若者に受けていた音楽となるとアメリカンポップスです。
 シーンに挿入される曲は次のとおりです。

The High Numbers:ZOOT SUIT|Cross Section:HI HEEL SNEAKERS|James Brown:NIGHT TRAIN |The Kingsmen:LOUIE LOUIE |Booker T and The MG’s:GREEN ONIONS|ザ・カスケーズ:悲しき雨音|The Chiffons:HE’S SO FINE |ザ・ロネッツ:ビー・マイ・ベイビー|The Crystals:DA DOO RON RON |The High Numbers:I’M THE FACE

 ザ・ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」なんか、聞き覚えありますか。いい曲です。次から聴けます。
 https://www.youtube.com/watch?v=jrVbawRPO7I

 The Who大好きな方はこちらですね。映画挿入曲です。
The Who:I AM THE SEA|THE REAL ME |I’M ONE |5’15 |LOVE, REIGN O’ER ME |BELL BOY |I’VE HAD ENOUGH |HELPLESS DANCER |DOCTOR JIMMY |GET OUT AND STAY OUT |FOUR FACES|JOKER JAMES|THE PUNK AND THE GODFATHER |


オリジナルタイトル:Quadrophenia
監督:フランク・ロダム|イギリス|1979年|117分|
脚本:デイヴ・ハンフェリーズ 、 マーティン・スチルマン 、 フランク・ロダム|撮影:ブライアン・テュファノ|
出演:Jimmy:フィル・ダニエルス|Steph:レスリー・アッシュ|Ace:スティング|Chalky:フィリップ・デイヴィス|Dave:マーク・ウィンゲット|ほか多数

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ポピュラー音楽!!  クラシック音楽


一夜一話の “今日はElectronic, Rock, Funk / Soul だよ”  シュギー・オーティス

1_2018092416225090f.jpg






 今日の一枚は、シュギー・オーティスの「Inspiration Information」だよ。
 これ、知らなかった。私の人生をスルーしてました。出会えて感激!
 スゲーかっこいいクールなサウンドです。
 何がって、1974年の録音ってことが信じられない、そんなサウンドです。
 つまり、当時としては斬新過ぎた。


 どんなサウンドか? それは外国のサイトによると、Electronic, Rock, Funk / Soul。
 えって思うかもしれないけれど、聴けば分かる。

 まずは、アルバムのトップ、「Inspiration Information」をどうぞ!
 https://www.youtube.com/watch?v=pNgjmn3YrOM 
 イントロ(8小節)過ぎると、とてもファンキーな!

 よりファンキーなのは、これか。「Sparkle City」
 https://www.youtube.com/watch?v=2gy7Thmqs_A
 イントロのギターカッティングが終わると、ぐっとファンクです。

 こっちは、Electronicなサウンド。「XL-30」
 https://www.youtube.com/watch?v=5hx9t_mE8O4
 疾走するリズム、ノイズっぽいのもはいる。オルガンがグッとくる。素敵!

 これも好きだな。「Happy House」
 https://www.youtube.com/watch?v=PCJOA90JkOo
 シュギーのボーカルもいい!一番好きかも。

 これでとろける、そんな曲。「Pling!」
 https://www.youtube.com/watch?v=EvnvtHatu2I
 このフェンダーローズのサウンドは、ファンタジー。(リンク先の映像は無視してください)

 以上、気づいたと思うけど、ほとんどの曲で、アナログのリズム・ボックスが使われている。
 それと、曲によっては、シュギーの声質と歌いっぷりが、のちに登場するアート・リンゼイに似てる。 
 とにかく、バックの演奏アレンジが実に緻密でハイセンス、これにも注目してほしい。
 ちなみに、ブラスと弦以外は全部、シュギー・オーティスがやってます。ぜひCD買って聴いてやって下さい。

「Inspiration Information」 シュギー・オーティス
1. Inspiration Information| 2. Island Letter| 3. Sparkle City| 4. Aht Uh Mi Hed| 5. Happy House| 6. Rainy Day| 7. XL-30| 8. Pling!| 9. Not Available| 10. Strawberry Letters 23| 11. Sweet Thang| 12. Ice Cold Daydream| 13. Freedom Flight|

【クレジット】
Shuggie Otis (ブラスと弦以外は全部、シュギー・オーティス)
Producer, Arranged By, Written-By, Lead & Backing Vocals, Guitar, Bass, Drums, Organ, Piano, Vibraphone, Percussion, Analog Drum Machines

Saxophone, Flute – Jack Kelso|Strings – B. Porter, B. Asher, D. Jones , J. Parker, L. Rosen, M. Zeavin, N. Roth, S. Boone, T. Ziegler|Trombone – Doug Wintz, Jim Prindle|Trumpet – Curt Sleeten*, Ron Robbins|French Horn – Jeff Martinez|Harp – Carol Robbins|

Engineer [Mixing] – Shuggie Otis
Engineer [Recording] – Bobby Bloom, Johnny Otis, Nicky Otis, Robb DiStefano
Executive-Producer – Johnny Otis ←この人、シュギー・オーティスのお父さんで、著名R&Bミュージシャン、プロデューサー。

これまでに掲載したポピュラー音楽の記事は、こちらから
 

2年前・4年前・6年前の9月、一夜一話。(2016年9月・2014年9月・2012年9月の掲載記事)

  • Posted by: やまなか
  • 2018-09-30 Sun 06:00:00
  • 映画
2年前の9月に掲載した映画です。
  映画の画像をクリックしてお読みください。
  2年前の9月の掲載記事全文をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。  <2016年9月 Archive>

写真
「風の又三郎」
監督:島耕二
映画音楽に魅せられて
写真
「イン・ザ・プール」
監督:三木聡 オダギリジョー
松尾スズキ、市川実和子
写真
「泥の河」
監督:小栗康平
田村高廣、加賀まりこ
写真
「舞妓はレディ」
監督:周防正行
上白石萌音、富司純子
写真
<か行> の邦画
これまでに記事にした邦画から
    
写真
「ドリンキング・バディーズ
飲み友以上、恋人未満の
甘い方程式」
   アメリカ
写真
「世界」
監督:ジャ・ジャンクー
中国
写真
「その怪物」
監督:ファン・イノ
韓国
写真
「人生スイッチ」
監督:ダミアン・ジフロン
アルゼンチン・スペイン
写真
「シュトロツェクの
        不思議な旅」

西ドイツ
写真
「永遠と一日」
監督:テオ・アンゲロプロス
ギリシャ
写真
京都に行って来た。
「京都の湯と水の話」



4年前の9月に掲載した映画です。
  映画の画像をクリックしてお読みください。
  4年前の9月の掲載記事全文をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。 (2014年9月 Archive)

写真
「ミスター・ミセス・ミス
       ・ロンリー」

原田美枝子、宇崎竜童
写真
「水の声を聞く」
監督:山本政志
玄里、趣里、村上淳
写真
「小早川家の秋」
監督:小津安二郎
原節子、中村鴈治郎
写真
「夢みるように眠りたい」
監督:林海象
佐野史郎、佳村萌
写真
「祇園囃子」
監督:溝口健二
若尾文子、木暮実千代
写真
特集「関西の映画です。」
過去記事よりピックアップ
       
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「女優で検索」
その名で探す、出演映画。
但し暫定版    
写真
「イーダ」
監督:パベウ・パブリコフスキ
ポーランド
写真
「365日のシンプルライフ」
監督:ペトリ・ルーッカイネン
フィンランド
写真
「愛しのタチアナ」
監督:アキ・カウリスマキ
フィンランド
写真
「最愛の夏」
監督:チャン・ツォーチ
台湾
写真
「マンハッタン」
監督:ウッディ・アレン
アメリカ
写真
「黒いジャガー」「スーパーフライ」
ソウルフルなブラック・シネマは、いかが?



6年前の9月に掲載した映画です。
  映画の画像をクリックしてお読みください。
  6年前の9月の掲載記事全文をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。 (2012年9月 Archive)

写真
「不良少年」
監督:羽仁進
山田幸男
写真
「あなたと私の合言葉 
    さようなら、今日は」

若尾文子、京マチ子
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「旅の重さ」
監督:斎藤耕一
高橋洋子
写真
「HANA-BI」
監督:北野武
岸本加世子
写真
「さよならS」
監督:エリック・ゾンカ
フランス
写真
「月曜日に乾杯!」
監督:オタール
 ・イオセリアーニ|フランス
写真
「ラテンアメリカ
       光と影の詩」

アルゼンチン
写真
「憎しみ」
監督:マチュー・カソヴィッツ
フランス
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「太陽の下の10万ドル」
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
フランス
写真
「カラマリ・ユニオン」
監督:アキ・カウリスマキ
フィンランド
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「パリ・ルーヴル美術館
          の秘密」

フランス
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「夜行列車」
監督:J・カワレロウィッチ
ポーランド
写真
「ひなぎく」
監督:ヴェラ・ヒティロヴァ
チェコスロヴァキア


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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めてはや9年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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