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映画「雨月物語」  監督:溝口健二  主演:京マチ子、田中絹代、森雅之

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  時は遠い昔、戦国時代。
組0  琵琶湖湖畔で妻と子は、作った陶器を舟に乗せ、商いに行く夫を見送った。
  商いに出た夫・源十郎は、姫の亡霊に取りつかれ極楽の夢を見るが、辛くも逃れて我に返ると、そこは焼け落ちた古い屋敷跡であった。

  市に陶器を買いに来た姫・若狭(京マチ子)の、まさにこの世の者とは思えぬ美しさに源十郎(森雅之)は驚く。この姫と年老いた乳母の二人連れは、信長に滅された一族の霊であった。
  すすきの原を越え、湖畔に立つ立派な武家屋敷に連れて行かれた源十郎は、一方的な若狭の愛を受け入れ極楽を垣間見たが、謎の修験者の助けで背中に呪文の文字を書いてもらい、命拾いすることになる。

安0  当時、ここ琵琶湖湖畔は羽柴秀吉と柴田勝家の戦場の地であった。
  源十郎を見送った妻・宮木(田中絹代)は、子・源市と共に家を守っていたが、収奪乱暴を繰り返す武士たちに、宮木は殺されてしまう。残された源市は、村人によって養われていた。
  そんなある日、我に返った源十郎はやっとの思いで妻の元に舞い戻って来た。源十郎は、久々の我が家で宮木と子と一緒に囲炉裏を囲み、心穏やかな夜を過ごした。だが翌朝、宮木の姿は消えていた。
  昨夜から居なくなった源市を探しに来た村人は、源十郎があばら屋となった家にいるのに驚いた。そして源十郎は知った。昨夜の宮木、あれは亡霊であったと・・・。

  さてさて時を戻して、源十郎が商いに出たあの日、舟には源十郎を手伝うために妻の妹夫婦・阿浜と藤兵衛が乗っていた。
  武士の戦いは、一方で市場をかき立てる。源十郎の陶器商いも勢い付いていた。農民・藤兵衛は、侍に憧れた。上昇志向でリスペクト求めて戦に加わった藤兵衛は功績をあげ立身した。しかし、家では妻・阿浜が侍たちに犯されてしまった。これを知った藤兵衛は、地位を捨て村に帰って、妻と畑仕事に精を出し始めるのであった。


舟0英文タイトル:Ugetsu Monogatari/Tales of Ugetsu|
監督:溝口健二|1953年|96分|
モチーフ(原作):上田秋成「雨月物語」より|脚本:川口松太郎、依田義賢|撮影:宮川一夫|
出演:若狭 (京マチ子)|源十郎(森雅之)|宮木(田中絹代)|右近・若狭の乳母(毛利菊枝)|宮木の妹・阿浜(水戸光子)|その夫・藤兵衛(小沢栄太郎)|丹羽方の部将(羅門光三郎)|村名主(香川良介)|古着屋の主人(上田吉二郎)|遊女(小柳圭子)|遊女(大美輝子)|遊女宿の老女(金剛麗子)|自害する武将(光岡龍三郎)|梅津の船頭(天野一郎)|武将(尾上栄五郎)|家臣(伊達三郎)|目代(横山文彦)|村の男(玉置一恵)|源市(沢村市三郎)|貝足商人(村田宏二)|




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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

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