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映画「NINIFUNI (ににふに)」  監督:真利子哲也

上

  千葉の郊外。通行人の姿がまったく無い 国道沿いの早朝。
  田中(宮崎将)と共犯者の加藤(山中崇)は、狙い定めた店を目指して歩いている。
  店員が従業員口から入ろうとしたところを、押し入って金を盗み逃走。
  そののちの田中ひとりをカメラは追う。無口な男の当てもない行動を、カメラは無言で追い始める。

組1-0  ロードサイド・レストランの看板ひとつも見えない、殺伐とした国道を横断し、空き地に置いた車に乗り国道に出る。車内にあった食べ残しのフライドポテトを口にする。車を道路脇に停車。また走りだし、草原を抜け、浜辺に乗り入れる。下車して、誰もいない波打ち際をぼんやり歩く。やがて車内に戻る。
  この間、何時間経っただろうか・・・。時間が気だるく過ぎる。
  カメラは、田中にぴったり付き添いながらも、彼が何を考え何をしようとしているか、読み取ることがきないでいる。
  車内の田中が、突然、ガムテープを取り出し、車の窓枠に沿って目張りし出した。用意していた七輪を補助席に置く。中の練炭に点火した・・・。  
 
  翌朝、ふたりの男が車内をのぞいている。
  ひとりが携帯電話を取り出す。所属の映像プロダクションと仕事の話のようだ。
組2-0  視線を向こうに移すと、広大な浜辺では、大勢による撮影の準備が始まっている。防波堤を越えて照明が運ばれていく。
  ロケバスから、ももいろクローバーの女の子たちが降りてくる。メイキング映像の撮影が始まった。やがて、本番撮影開始。スピーカーから音楽が流れ、口パクで歌い踊る彼女たち。さびしい浜辺が、一気に元気になる。

  一転、カメラは田中の車の車内から、海に向かっての映像を流し始める。
  はるか向こうで踊る、ももいろクローバーの にぎやかな本番撮影風景。
  自殺した田中の頭越しに、踊り歌う、14歳、15歳、16歳たち。

  ももいろクローバー見たさのファンには、映画開始から30分間近くを我慢してもらわないといけない映画。
  (バックミラーのすぐ右のずっと向こうに、ももいろクローバー)


下

監督:真利子哲也|2011年|42分|
脚本:真利子哲也、竹馬靖具|撮影:月永雄太|
出演:田中:宮崎将|加藤:山中崇|ももいろクローバー|





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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

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