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美術展 「台灣の近代美術 ~留学生たちの青春群像(1895-1945)」  ・ 「台湾絵画の巨匠 ~陳澄波 油彩画作品修復展」   (東京藝術大学大学美術館)

  東京藝術大学大学美術館にて、関連する2つの展覧会を見て来た。

上台灣の近代美術 ~ 留学生たちの青春群像 (1895-1945)

  1910年代半ば~1930年代終わりにかけて、台湾から芸大に留学し、1945年の終戦までに同校を卒業して行った、台湾人留学生たちの作品を一堂に集めた展覧会。
  芸大卒業後の彼らの足跡は、東京はじめ日本に滞在した後、台湾に帰る者、中国へ渡ってのちに台湾帰国する者も多かった。フランスへ向かった者もいたようだ。また、若くしてこの世を去った者もいる。誰もが歴史に翻弄されたことだろう。
 (51の展示作品ほか詳細は、芸大のホームページでどうぞ。東京藝術大学大学美術館

  どれも、初めて知る人々、初めて見る作品ばかりでした。
  なかでも、郭柏川と陳澄波の二人の画家の作品が他を圧倒して良かった。
  なお、陳澄波は、もうひとつの美術展「台湾絵画の巨匠 ~ 油彩画作品修復展」でも展示されていました。


   台湾1  まずは、郭柏川(1901-1974)という画家。
  彼の作品「台南祀典武廟」(1929年)、これが良い。
  なんと言う、この明るい開放感、あふれる空気感。
  そして乾いた色彩。
  一瞬で惚れた。
  
  ・郭柏川  「台南祀典武廟」(1929年) 油彩・キャンパス
   台南市政府文化局 所蔵








台湾2  さて、こちらは陳澄波(1895-1947)という画家。
  陳澄波の「嘉義の町中」(1934年)が良かった。
  上記の郭柏川とはまた一味違う、たっぷりとした南国風の空気感に加えて、ナイーヴ・アート(素朴派)なテイストがある。
  加えて、何やら白昼夢を見ているような感じさえ与える。
  良い良い!実に良い。
  う~ん。個人蔵とは羨ましい。

  ・陳澄波  「嘉義の町中 〈嘉義街景〉」(1934年) 
   油彩・キャンパス
   個人蔵





台湾300
  続いて、同じく陳澄波の「私の家族」や、廖継春の「芭蕉の庭」(1928年)も良かった。

  ・陳澄波  「私の家族 〈我的家族〉」
   (1931年?製作年不詳)
   油彩・キャンパス 個人蔵
  
・廖継春  「芭蕉の庭」        
   (1928年)  油彩・キャンパス
   台北市立美術館 所蔵
  




台湾絵画の巨匠 ~ 陳澄波 油彩画作品修復展

  この展覧会は、上記の陳澄波が描いた油絵を修復した共同研究発表展。
  共同研究プロジェクトとは、芸大と台湾の国立台湾師範大学が組み、陳澄波の遺族から依頼された36点の作品を共同で修復したプロジェクト。
  ここで展示されていた陳澄波の作品から2点をピックアップしました。

台湾4  嘉義街中心1934 年
  「嘉義街中心」(1934年)という、これ。
  先の「嘉義の町中」と同じようなテイストです。制作年も同じ。
  やはり、明るい陽射しと静けさが同居しています。
  店の看板文字が日本語表示です。
  




台湾5





  こちらが、「淡水中學」(1936年)。
  渦巻くような緑に、暑い日中を感じます。

  台湾の田舎を描く映画、「童年往事 時の流れ」は、1945年以降の話ですが、この絵の風景を少しは連想できます。(監督:ホウ・シャオシェン) 映画のレビューは、こちらからどうぞ




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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
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 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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