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書籍 『チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る 』 大河内直彦著

  • Posted by: やまなか
  • 2010-03-30 Tue 22:48:25
  • 書評
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久々の充足感。

帯タイトル:本質を理解したい人へ
~第一線の研究者による、信頼すべき正確な解説書。
しかし、これは同時に第一級の科学ノンフィクションだ。~

その通り、
地球自然環境について、ああだこうだと
いろいろな書籍や、マスコミが
表面的な、あるいは一部分だけからの視点で述べているものが多い。
全体感のなかで
それも現在、学問的に分かっていることを紡いで本質を
素人に伝えてくれる、この本、
お勧めです。

目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第1章 海をめざせ!
     海の中を降る雪
     海の底を突き刺せ
     泥に刻まれた暗号 
    
第2章 暗号の解読
     古水温を求めて
     古海洋学事始
     酸素同位体温度計
     同位体質量分析の登場
     エミリアーニの古水温計
     海水温をめぐる論争

第3章 失われた巨大氷床を求めて
     消えた巨大氷床
     アイソスタシー 
     上下する海面
     洪水伝説

第4章 周期変動の謎
     気候変動のリズム
     伸び縮みする公転軌道
     首振りする自転軸
     グラグラする自転軸
     ミランコビッチ・フォーシング
     ミランコビッチ理論をめぐる闘い
     気候変動のペースメーカー
     未解決の問題

第5章 気候の成り立ち
     太陽からのエネルギー   
     地球のエネルギーバランス

第6章 悪者登場
     温室効果のからくり
     先駆者アレニウス
     二酸化炭素職人キーリング
     二酸化炭素のゆくえ

第7章 放射性炭素の光と影
      マンハッタン計画
      放射線炭素年代法の黎明期
      落とし穴
      不運な研究者たち

第8章 気候変動のスイッチ
      海洋深を流れる大河
      ストンメルと深層水循環
      ブロッカーとコンベヤーベルト
      最終氷期の深層水循環
      オン・オフ・モデル

第9章 もうひとつの探検
      ダンスガードの夢物語
      白い大地、グリーンランド
      氷の中の秘密基地
      氷に残された気候の記録
      流れる氷床
      さらなる挑戦
      決定版をめざして

第10章 地球最後の秘境へ
      南極のアイスコア研究の幕開け
      地球最果ての地、ボストーク基地
      大気の化石
      埃っぽい氷河期
      さらに古い氷を求めて
      キリマンジャロの雪

第11章 気候が変わるには数十年で十分だ
      短期間に起きた気候変動
      ヤンガー・ドリアス・イベント
      アガシ湖に決壊
      ダンスガード・オシュガー・イベント
      ハインリッヒ・イベント
      短期間の気候変動の原因

第12章 気候変動のクロニクル
      安定した気候へ
      中世温暖期と小氷期
      夏の無い年
      小氷期後から現在、そして未来へ

第13章 気候のからくり
      線形性と非線形性の共存
      ヒステリシス
      気候の屋台骨
      エピローグ



 

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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めてはや9年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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