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映画 「スクリーミング・マッド・ジョージの BOY IN THE BOX」  監督:スクリーミング・マッド・ジョージ

上

中2  家族5人を中心とした喜劇映画。
  主人公の長男の目を通して語られる、家族のえげつない日々。 

  なにしろ、ママは頭が花咲く植木鉢、パパは頭が電球、セクシーな姉貴の頭はテレビ、唯一無口な弟はセロハンテープ。そして主人公の長男はと言うと、生まれた時から箱の中。
  両親以外は、この箱の中に長男がいることを知らない。ある日、外に出たくて、ドロッとなってついに鍵穴から出た。
  そして彼は、あまりにもシュールでグロテスクで面倒くさい家族の生態を知る。さらには、激昂するとヒットラーになる姉貴の彼氏や片目の姉貴の親友が登場する。

  例えば家族の会話は、こんな風。(母親と姉貴の会話、字幕から抜粋) 
  まったく意味不明ながら、なんとなく理解できる。楽しめる。

  姉貴:ママ、私の揺れる鼻先を見なかった?
  母親:知らないわよ
  姉貴:白状しなさい。私の日記をクシャミしてたでしょ
  母親:母親に向かってなんです。
      あなたのオタマジャクシが見る夢ってそういうことね。
      そういえば今回、キュウリをどこに隠したの?
  姉貴:私のトースト 無残な液体と魅了された灰皿のすべてを知ったわね。ママなんて大っ嫌い!  
  母親:感謝を知らないトイレだこと、お父さんみたい。石鹸のないラジオね。
      いつも むく毛の上に胸糞の悪いプラスチックを置いて行くんだから。
  姉貴:その言葉は私の秘密の傷よ。ママはそれを全部食べたわ。
      なんて残酷なの。あんたは母親じゃないわ、あんたは・・・建造物よ!
  母親:あなたが私のキリンクリームスープで泳いでいる間は、中でおしっこしてなさい。
  父親:まあまあ ふたりとも落ち着いて、ミルクを飲むことはないだろ。

  映画は、英語でおそらく、そんなことを話しているんだろう。
  で、DVDでは、上記の字幕版と吹き替え2種類がある。標準語と関西弁。
  関西弁がなんとも下品で面白い。
  上の会話シーンは、関西弁吹き替えでは、こうなる。

  姉貴:おかあちゃん、いい加減にしいや。うちの日記、便所と違うで
  母親:何ゆうてんの
  姉貴:あんたのせいでウンコが社交ダンス踊ってるんよ。
  母親:何アホなこというてんの、母親の顔が見たいわ。
      ずっとアブラムシとセックスして、終いにはあそこから羽はえてМ字開脚のまま空飛んでまうで。
下  姉貴:生理で汚れたうちのえげつないパンツを舐めますってもう。
      お母ちゃんのスカタン!
  母親:感謝がわからんトイレやな、おとんと一緒や。・・・・てな具合。

  全編、こんな調子である。
  辟易する向きには薦めないし、辟易しない人も食事時は鑑賞を避けた方がいい。そんなシーンがある。
  監督のスクリーミング・マッド・ジョージは、大阪出身の日本人らしい。彼が生み出したファンタジー映画の新しいジャンル「サイコ・フィクション」の第1作目の作品とのこと。難しいことは、そこらに置いて楽しみたい。
  疲れた頭をほぐすには、もってこいの映画でした。そのうち、ほかの作品も観たい。

オリジナル・タイトル:BOY IN THE BOX
監督・脚本:スクリーミング・マッド・ジョージ|アメリカ|2005年|45分|
出演:エイミー・リンドン |ミルトン・パパジョージ|ほか


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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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