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映画 「ラブ・ジョーンズ」  監督:セオドア・ウィッチャー

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  シカゴを舞台に、ほんとは好きなのに、なかなかすなおになれない同士のラブストーリー。

組1-0  男と女のそもそもの違い、浮気と嫉妬、巡り合わせの悪さ、自分勝手、疑心暗鬼、そんな類のことで すれ違い悩む恋を映画は描きます。恋愛がうまくいかない事例図鑑になるかもしれません。
  このふたりの、それぞれの友人たちがいいです。こういう人間たちが自分のまわりにいれば幸せかもしれません。

  ダリウスは、The Sancutuaryという名のポエトリー・リーディングの店で、自作の詩を即興交えて朗読しています。ウッドベースとサックスをバックにして、店で評判の詩人。加えて彼はジャズやソウルが好きで、小説家を目指してます。
  ニーナは、フォトグラファー志望。今はアシスタント。ある男と同棲していたが別れ、引っ越しするところから話は始まり、The Sancutuaryの店でダリウスと出会うところから話は展開します。
  
  これを大人の映画と言う人は同世代的な親近感を感じるでしょうし、それより年上の人には、やはりまだまだ初々しい恋愛にみえるかもしれません。 ま、どちらにしろ、このふたり、うまく行くようでうまくいかない。彼らの友人達は(映画を観てる方も)、どうしてそうなのよと言いたいところだが、でも友人たちはヘタに口出ししない。ただ、言う時はズバッと言う。

  映画で流れる音楽がいいです。
  チャーリー・パーカー、エリントンやコルトレーンからThe Lincoln Center Jazz OrchestraやCassandra Wilsonのジャズ、The Isley Brothersやらのソウルやレゲエ。どれもまっとうな音楽を取り上げてます。
  映画冒頭、まだレコードショップと言える店でニーナとダリウスは二度目の出会いをします。このときダリウスがニーナに聴かせたくてかけるLPレコードがチャーリー・パーカー。彼の友人でもある店の女性が、これを見てニヤリとします。

  ニーナがライトテーブルに並べたポジフィルムをチェックしているシーンは、懐かしいアナログ時代の光景です。ペンタックスのカメラがスタジオ撮影で活躍していた頃。

  さらっと観れるでしょう。気晴らししたい時にでもどうぞ。

下オリジナル・タイトル:Love Jones
監督・脚本:セオドア・ウィッチャー|アメリカ|1996年|108分|
撮影:アーネスト・ホルズマン|音楽監修 :ダリル・ジョーンズ|
出演:ダリウス(ラレンツ・テイト)|ニーナ(ニア・ロング)|イザイア・ワシントン |リサ・ニコル・カーソン|ビル・ベラミー|レナード・ロバーツ|バーナデット・L・クラーク|カーリ・ケイン|







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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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