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映画「モスクワ・天使のいない夜」 監督:セルゲイ・ボドロフ ロシア映画

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  ボブは、モスクワから遠く700キロ離れたサラトフという、ヴォルガの河港街からやって来た。
  首都とはいえ、モスクワの夜は暗い。その暗い一画にあるライブハウスでは、バンドが若い客たちに扇動的なメッセージを送っている。そして、闇にたむろするネオナチの暴走族は、立ち並ぶ薄暗い街灯の遠近法の向こうへ消えていく。夜は、この街の若いアウトローが覚醒する。

2-0_2015062323262576c.png  ボブは、ネットという女に出会う。静かだが、運命的な出会い。
  彼は、女に言う洒落たセリフの持ち合わせが無い。うれしさをすなおに見せない。それは、しゃっちょこ張った男気か、オクテの恥じらいか。

  実はボブは、レスリングで名をはせた選手だったが、負傷して引退。今はロシアン・マフィアの下っ端組員。ボスから、ある使命を帯びて、ひとりモスクワに来た。組の金を持ち逃げした男を探し出して、取り返すか殺すかだった。

  ボブはまだ、人を殺す経験は無い。一方、過去を背負うネットは、廃墟の地下の、レンガと地下水に囲まれた隠れ家にひとり住んでいる。

  ふたりは、それぞれに追い込まれていた。あるいは、これからの先がない。
  このままモスクワにいるか街を出るか。
  ボブは与えられた使命を実行する決断をした。同時にネットといっしょにモスクワを出よう。金だけ奪って。だが、人生、そうそううまくはいかない。





下オリジナル・タイトル:Я ХОТЕЛА УВИДЕТЬ АНГЕЛОВ
英語タイトル:I WANTED TO SEE ANGELS
監督:セルゲイ・ボドロフ|ロシア|1992年|85分| 
脚本:セルゲイ・ボドロフ、キャロリン・カバレロ|撮影:アレクセイ・ロジオーノフ、セルゲイ・タラスキン、フョードル・アラヌィシェフ、ウラジミール・イリイン|
出演:ボブ(アレクセイ・バラノフ)|ネット(ナターリャ・ギンコ)|ほか

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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