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フランス映画、1960年代。いい映画。

  1960年代のフランス映画を、一夜一話から拾ってみました。
  古い映画だといって切り捨てないでください。いい映画ですよ。
  それそれ、題名をクリックして全文をご覧ください。
  今後、当ブログにあげたい’60年代作品は、あと数本かな・・・。そのうち、追加します。
  

1960
1小さな兵隊「小さな兵隊」 監督:ジャン=リュック・ゴダール
スイスのジュネーブが舞台。映像はモノクロでおしゃれでアンティーク、ベロニカ役のアンナ・カリーナは美人。ぼんやり見流していると、明るさ/憂いが入りまじった きれいなフランス映画。イヤイヤなにトボケタこと言ってんだ!ゴダールだよ!(うんうん、そうそう。)・・・


2スリ「スリ」 監督:ロベール・ブレッソン
質素と言っていいくらいにギミックのない映画。人物描写も淡白。あなたをヨイショしません。スリを始めた男が、プロの道を教えてもらい仲間になって稼ぐが、相変わらず無口な一匹狼。セリフがとても少ない。もう少し何か言いたいのを、グッと胸に収めてしまう当時のフランス人。奥ゆかしいというか、・・・

1961
35時から7時までのクレオ「5時から7時までのクレオ」 監督:アニエス・ヴァルダ
1961年のパリの街並みが、次々とめまぐるしく現れる。街頭を行く人々、カフェにたたずむ人々。パリの住人クレオが主人公だ。シングル盤3枚を出している駆け出しの歌手。クレオはこのところ、腹部に違和感を覚えるらしい。病院で検査した。・・・



1962
4ラ・ジュテ「ラ・ジュテ」 監督:クリス・マルケル
どういう戦争だったのだろうか。第三次世界大戦なるものが勃発し、そして勝利を手にした者も敗者も、極わずかな人々が生き残った。核戦争だったのか、パリの街は壊滅状態。生き残りはパリの地下に避難している。敗者となった人々は、ある実験のモルモットになった。・・・


1963
5天使の入江「天使の入江」 監督:ジャック・ドゥミ
映像の美しさを楽しむ映画。しゃれた映像。フランスの街の背景がオシャレなんじゃない。カメラワークが軽妙で実に小粋なんです。そして、やはりフィルムで作った映画は、美しい。柔らかな光、金属の輝き。回顧してるんじゃなく、陰影のグラデーションに奥行きと存在感があるんですね。・・・


6鬼火「鬼火」 監督:ルイ・マル
主人公アランは、この精神科の療養所に住んで3年になる。アルコール依存症だ。診療所は古風な欧州風大邸宅のようだ。アランは将校として立派な仕事をしてきたらしいが、アルジェリア戦争の戦争後遺症か。加えて。アランとその周辺の特権階級の人々の、退廃や繁栄や窮屈さをこの映画は表現している。・・・

7行きずりの二人「行きずりの二人」 監督:クロード・ルルーシュ
フランスの田舎の寂しい一本道、一台のシトロエンが雪道を疾走する。景色は白一色。モノクロ映像がきれいだ。終身刑の男がサンテ刑務所を脱獄し、盗んだ車で逃走。行方不明らしい。シトロエンを運転するこの男は、一人旅なのか、少なくとも旅の季節じゃない。対向車はほとんどない。男は・・・


8サンタクロースの眼は青い「サンタクロースの眼は青い」 監督:ジャン・ユスターシュ
大人の映画ですね。語り口がビターです。劇映画なんですが、軸足は少しドキュメンタリー風。当時のフランスは、職の無い若いのが街でぷらぷらしていた。本屋で万引きして転売したり、市場やデパートをめぐって財布の落し物を探したり。バイトも臨時的なのしかなかった。それがサンタ。・・・


9いぬ「いぬ」 監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
4年の刑期を終えても、この男は懲りない。2人で組んだ前回の案件は話がうますぎた。モーリスは刑務所へ。罪滅ぼしのつもりだろう、出所時ジルベールが迎えに来た。そしてまもなく、またジルベール経由で新たにうまい話が来た。モーリスは鉄橋のそばのジルベールの家を訪ねる。・・・


1964
10太陽の下の10万ドル「太陽の下の10万ドル」 監督:アンリ・ヴェルヌイユ
娯楽映画です。S字カーブが続く北アフリカの山岳地帯。小石をけ散らしながらトラックと大型トレーラーが疾走する。アウトローなフランス人たちの、度胸と、金欲しさの知恵比べと、男の意気を語るトラック野郎活劇。武器の不法輸送を企む運送会社の社長は急きょ流れ者のハンスという男を雇った。・・・

1965
11アルファヴィル「アルファヴィル」 監督:ジャン=リュック・ゴダール
主人公のレミー・コーションは、フィガロ・プラウダ紙のジャーナリストという肩書でアルファヴィル(α都市)に、銀河を越えてやって来た。アルファヴィルというこの都市、実はα60という人工知能が絶対権力を持ち独裁政治を行っている都市国家だ。α60に逆らう者は、容赦なく処刑されている。彼の任務は、・・・

1966
12アンナ「アンナ」 監督:ピエール・コラルニック
アンナ・カリーナのための映画。彼女の魅力を歌を楽しんでください。セルジュは広告制作の人たちを率いて、ターミナル駅のホームでモデルを使った写真撮影をしていた。たまたま、そのホームに降り立ったアンナ(アンナ・カリーナ)は、撮影アシスタントとぶつかって、メガネを落とした。後日、・・・



1968
13夜霧の恋人たち「夜霧の恋人たち」 監督:フランソワ・トリュフォー
みっちり作り込んだ映画もいいが、この映画のように、一筆書き風というか、風任せというような映画も、風合いがあって、いい。この映画、筋ってほどのモノもない。その場そのシーンで、何かしらの機微を、さらりと感じられれば、観て良かった、ってことになる。兵隊をクビになったアントワーヌは、職探し。・・・

14銀河「銀河」 監督:ルイス・ブニュエル
キリスト教徒巡礼の道。フランスから巡礼を始め、途中で知り合ったピエールとジャンは、できるだけヒッチハイクでラクしたいが、車はなかなか止まってくれない。フトコロも寂しい。たき火して野宿する。なかなかワイルド。ふたりとも、映画の挿入シーンに付き合えるぐらいの暇は十分あるらしい。・・・


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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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