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映画 「青春神話」  監督:ツァイ・ミンリャン

1-0 ツァイ・ミンリャン監督の、青臭い第一作作品。
 台北に生きる、いささかアウトサイダーな男の子達と女の子の青春を、さらりとスケッチ風に描く。

 シャオカンは、擦れてないお坊ちゃんな予備校生。この先、どう生きるかの目標を持てず、ぼんやりやや引きこもり系。
 自由にできる金が欲しい。予備校を中途退学すれば、学費の払い戻し金が手に入るだろうと、親に内緒で学校の事務に掛け合っている。

2-0_20151208134303e33.jpg そんなシャオカンは、ふとしたことから、街の不良・アツーに興味を抱く。アツーは、かっこいいバイクをかっ飛ばしている。シャオカンは、街で見かけたアツーのあとをそっと追い、彼を観察するようになる。

 アツーは、いつもダチのアピンと一緒だ。ふたりは公衆電話や自販機をこじ開けて、小銭をかっぱらう。今度は、よく行くゲームセンターのゲーム機のプリント基板を盗んで、売ろうと企んでいる。やっちゃいけないことは刺激的だ。
 ある日、アツーは可愛い女の子・アクイと知り合う。屈託無い彼女は、アツーのバイクの後ろに乗り、アビンと一緒に楽しそうに街を走る。

3-0 そんなアウトサイダーな三人の様子を眺めているシャオカン。シャオカンからしてみれば、彼らは自由に見えてあこがれ、うらやましい。その上、アクイが可愛い。一目惚れ。
 ところがシャオカンは、アクイとアツーがホテルに入るところを見てしまう。シャオカンは、アツーのバイクを壊す幼い行動に出る。
 さてホテルの中では、ふたりは抱き合いキスして・・・、意外や、その先に行かない。

 かっこいいはずのアツーとアピンは、プリント基板を盗んだまでは良かったがすぐにバレて、逃げ遅れたアピンは袋叩きに会う。ここに来て、アツーもアピンもコソ泥の日々に、内心もう疲れはじめていた。
 アピンが怪我したことを聞いてアクイが駆けつける。そしてアピンにささやく。この街を出たい。屈託なさそうな彼女も、実は毎日に飽いていた。 
 四人の男女の、持て余す10代の日々、行き場の無い青春、台北1992年。

オリジナル・タイトル: 青少年哪吒
英語タイトル:Rebels of the Neon Gold
監督・脚本:ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)|台湾|1992年|106 分|
撮影:リャオ・ペンロン
出演:小康(シャオカン):リー・カーション|阿澤(アツー):チェン・チャオロン|阿桂(アクイ):ワン・ユーウェン|阿彬(アピン):レン・チャンピン|小康の父:ミャオ・ティエン|小康の母:ルー・シャオリン|

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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