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映画 家政婦ラケルの反乱

ラテンビート映画祭   新宿バルト9

家政婦ラケルの反乱 |原題:LA NANA
監督:セバスティアン・シルバ|2009|チリ・メキシコ

ちらしla-nana-241歳になった独身ラケルは20年間以上バルデス家に勤める住み込みの家政婦、面倒をみたこの家の5人の子達を彼女は今でも家族と思っている。だが上の子供ふたりは思春期、親を無視するようにラケルを無視、抵抗批判するようになった。でも下の子達から「ラケラケ」と愛称で久々に呼ばれてニコニコする子離れできない家政婦。最近、永年のうっ積したものがラケルを圧迫する、頭痛がひんぱんで立ちくらみもおこる。バルデス夫人はそんなラケルの身を気づかい、もう一人家政婦を雇おうとするが、その度にラケルは露骨に新人家政婦をイビリ出す。そんなある日に来た楽天家の家政婦に、思わぬことにラケルは癒され、笑いを取り戻す。誰かに癒されることに飢えていたと、しみじみ知るラケル。41歳、何かを悟り新たな出発に明日が見えてきた。という映画。女性の観客から要所要所で笑いを取るコミカルなシーンもある。受け入れやすい穏やかな作品です。

映画は都市にある邸宅内だけで話は進行するので、ここはどこ?か わからない。たぶん「チリ」なんでしょう。首都サンティアゴか。
バルデス夫妻は白人でインテリの共稼ぎ。毎朝、ラケルは夫婦の寝室のベッドサイドまで朝食のトレーをふたつ運ぶ。トースト1枚、コーヒー紅茶、そして何か小皿の一品。ホテルのモーニングサービスだ。料理、洗濯、掃除、子育て、買い物、これみな主婦の仕事を家政婦がやる。(当たり前か)20年以上も。気丈なラケルでも溜まるものは溜まるし、はけ口がない。
チリの人は、人口の30%が純粋な白人で、65%が白人系メスティーソだそうだ。(メスティーソ:白人とラテンアメリカの先住民=インディオとの混血の人々) ラケルはチリ北部の出身ということなので、貧しいメスティーソなのでしょう、貧富の差は日本より激しそうである。




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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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