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映画 「風の又三郎」   映画音楽に魅せられて  監督:島耕二

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 宮沢賢治の「風の又三郎」を初めて映画化した、1940年の作品。

1-0_201608311247275fa.png 夏休みが終わって9月1日の朝一番、山の学校に生徒が登校して来ます。
 転げるように駆けて来た子たちは、がらんとした教室に見慣れぬ男の子を発見します。

 (原作「風の又三郎」の冒頭から) 

 どっどど どどうど どどうど どどう
 青いくるみも吹きとばせ
 すっぱいかりんも吹きとばせ
 どっどど どどうど どどうど どどう

 谷川の岸に小さな学校がありました。
 教室はたった一つでしたが生徒は三年生(映画では五年生)がないだけで、あとは一年から六年までみんなありました。
 運動場もテニスコートのくらいでしたが、すぐうしろは栗の木のあるきれいな草の山でしたし、運動場のすみにはごぼごぼつめたい水を噴く岩穴もあったのです。
 さわやかな九月一日の朝でした。青ぞらで風がどうと鳴り、日光は運動場いっぱいでした。(原作冒頭より)
 
 さて、その「どっどど どどうど」の歌です。
 時々、ふと、思い出します。
 一度聞くと、耳に残る旋律。そして、やはり、二百十日の風音を表わす擬音がとても印象的ですね。





監督:島耕二|1940年|98分|
原作:宮沢賢治|脚本:永見隆二、小池慎太郎|撮影:相坂操一|作曲:杉原泰蔵|
出演:三郎=片山明彦|先生=中田弘二|三郎の父=北龍二|嘉助の姉=風見章子|一郎の祖父=林寛|洋服の男=見明凡太郎|一郎=大泉滉|嘉助=星野和正|佐太郎=中島利夫|耕助=小泉忠|悦治=杉利成|承吉=南沢昌平|小助=河合英一|佐太郎の妹かよ=久見京子|一郎の兄=西島悌四郎|







 上記の、原作の冒頭、その先も思い出したいなら、ぜひ、青空文庫をお読みください。(下記URLをクリック)
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/462_15405.html

青空文庫は、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、図書館のようにインターネット上に集めようとする活動です。
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やまなか

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

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 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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