Home > 洋画評だけ見る 直近50作 > 映画 「110番街交差点」 “Across 110th Street” 1972年のソウルフルな映画 ~映画音楽に魅せられて  監督:バリー・シアー 

映画 「110番街交差点」 “Across 110th Street” 1972年のソウルフルな映画 ~映画音楽に魅せられて  監督:バリー・シアー 

上
部長刑事フランク・マテリ (アンソニー・クイン)と、黒人警部ポープ


 ソウルフルな映画といえば、1970年代がいい。それもニューヨークが舞台のもの。
 1971年の「黒いジャガー」(Shaft)や、1972年の「スーパーフライ」(Super Fly)も、そうだった。 

1‐0 で、何がソウルフルかと言えば、映画で流れるソウルサウンドが、かっこいいから。
 ま、単に、それだけのことかもしれない。(ソウル好きは、ワクワクする)
 付け加えるなら、1970年代初めの、少々荒っぽいザラザラした時代の感触が楽しめる。
 しかし、この手の映画は、ストーリーや人物描写は単純粗雑だ。でも、ソウルフル!


 この「110番街交差点」も1972年製作。ニューヨークの話。
 マフィアのいくつかの組が、互いにハーレムでの利権の取り合いをしている。対するハーレム側では、マフィアに上納金を取られる悔しさを押し殺しながらも、彼らの傘下に入っている。
 しかし、ハーレムの街中では、白人のマフィアは全くのよそ者だ。ハーレムは黒人が支配する黒人の街。
 110th Streetから北がハーレム。つまり、黒人と(マフィア含めて)白人との境界線が110th Street。

 ハーレムの汚いビルの一室で、マフィアと手下の黒人が、たくさんの札束を慣れた手つきで数えて束にしていた。
 そこへ、突然、警官を装った黒人グループが現れ、その現金を強奪する。マフィアたちは、マシンガンで即死。

 金を素人に、まんまと奪われたマフィアは、メンツ丸つぶれ。マフィアは、黒人グループ3人に対し報復に出るが、彼らの身元がなかなか分からない。
 一方、殺人事件として、警察が捜査を開始する。50歳過ぎの現場たたき上げの老刑事(アンソニー・クイン)と、大学出の2年目若手の黒人刑事が、動き始めるのであった。あとは、観てください。
 
 さて、この映画のソウルミュージックは、ボビー・ウーマックとJ・J・ジョンソン。いいですね。
Soundtrack
"Across 110th Street" (performed by Bobby Womack and Peace) (US #56, R&B #19)
"Harlem Clavinette" (performed by J.J.Johnson and his Orchestra)
"If You Don't Want My Love" (performed by Bobby Womack and Peace)
"Hang On In There (instrumental)" (performed by J.J.Johnson and his Orchestra)
"Quicksand" (performed by Bobby Womack and Peace)
"Harlem Love Theme" (performed by J.J.Johnson and his Orchestra)
"Across 110th Street (instrumental)" (performed by J.J.Johnson and his Orchestra)
"Do It Right" (performed by Bobby Womack and Peace)
"Hang On In There" (performed by Bobby Womack and Peace)
"If You Don't Want My Love (instrumental)" (performed J.J.Johnson and his Orchestra)
"Across 110th Street – Part II" (performed by Bobby Womack and Peace)


オリジナルタイトル:ACROSS 110TH STREET
監督:バリー・シアー|アメリカ|1972年|102分|
原作:ウォリー・フェリス|脚本:ルーサー・デイビス|
撮影:ジャック・プリーストリー|音楽:ボビー・ウーマック、J・J・ジョンソン
出演:アンソニー・クイン|ヤフェット・コットー|アンソニー・フランシオサ|リチャード・ウォード |ポール・ベンジャミン|エド・バーナード|アントニオ・ファーガス|バート・ヤング|ティム・オコナー|

【 ソウルフルなブラック・シネマのお誘い 】
これまでに記事にした映画から。 (タイトルをクリックしてお読みください)

3‐2   3‐1
スーパーフライ」      「黒いジャガー
3-3_20161021124319fe8.jpg   3-4.jpg
スウィート・スウィートバック」  「ハーダー・ゼイ・カム

【 一夜一話の 歩き方 】

最新の記事はこちら。      直近の記事100 リストは、こちらから (All Archives)

邦画評だけ見る (直近掲載の50作品)   洋画評だけ見る (直近掲載の50作品)  

TOPページ (映画記事の人気ランキング、新作映画みました、映画の特集)

邦画の題名リスト    ◆洋画の題名リスト

邦画の監督名リストから記事を探す   ◆洋画の国別リストから記事を探す

一話 (京都、旅行、美味など)      書評   美術

クラシック音楽    ポピュラー音楽              

 
関連記事
スポンサーサイト

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://odakyuensen.blog.fc2.com/tb.php/1494-bd96db44
Listed below are links to weblogs that reference
映画 「110番街交差点」 “Across 110th Street” 1972年のソウルフルな映画 ~映画音楽に魅せられて  監督:バリー・シアー  from 一夜一話

Home > 洋画評だけ見る 直近50作 > 映画 「110番街交差点」 “Across 110th Street” 1972年のソウルフルな映画 ~映画音楽に魅せられて  監督:バリー・シアー 

タグクラウド
プロフィール

やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

RSSリンクの表示
Tree-CATEGORY

Return to page top