Home > 洋画評だけ見る 直近50作 > 映画 「ゴモラ」  イタリア映画 監督:マッテオ・ガローネ

映画 「ゴモラ」  イタリア映画 監督:マッテオ・ガローネ

上4

 ナポリを拠点とする犯罪組織の素顔を描く群像ドラマ。
 映画は、この犯罪組織の実態を暴露した原作「死都ゴモラ」をしっかり把握しながら、出色の脚本と演出で見事な仕上がりをみせます。
 実に、よくできた映画です。

1-0_20170525142457506.jpg
 映画は5つの話を語ります。
 犯罪組織の街に住むトトという子供が、ごく自然に組織の一員となって行く話。
 やはり同じ街に育った不良少年マルコとチーロの無知で向こう見ずな行動と悲しい結末の話。 
 組織からファミリーに支給される手当金の、会計と訪問支給を担う男ドン・チーロの話。
 組織が一般社会から資金を調達するために経営する、産業廃棄物処理会社の不法投棄の話。
 同じく、組織が経営する高級オートクチュールの縫製工場のベテラン職人パスクワーレの話。

 この5つの話の展開は、シーンを切り替えながら、徐々にかつ、ほぼ同時進行的な描き方で進んで行きます。
 しかしながら観客は、思うほど複雑な映画には感じないでしょう。これもこの映画の魅力のひとつです。

 ただ、ドン・チーロとパスクワーレの様相が、ちょっと似てるため、紛らわしいのが注意点。

 この犯罪組織はカモッラといい、イタリア4大マフィアのひとつ。
 著者は、この作品を執筆したことにより2006年からマフィアに殺害を予告されており、常に警察の保護下での生活を余儀なくされている。また2008年10月には度重なる脅迫により遂にイタリアを出国、海外移住せざるを得ない状況に追い込まれている。(らしい)ウィキペディアにより。


オリジナル・タイトル:GOMORRA|
監督:マッテオ・ガローネ|イタリア|2008年|135分|
原作:ロベルト・サヴィアーノ『死都ゴモラ』|
脚本:マルリツィオ・ブラウッチ 、 ウーゴ・キーティ 、 ジャンニ・ディ・グレゴリオ 、 マッテオ・ガローネ 、 マッシモ・ガウディオーゾ 、 ロベルト・サヴィアーノ|
撮影:マルコ・オノラート|
出演:少年トト(サルヴァトーレ・アブルツェーゼ)|少年シモーネ(シモーネ・サケッティーノ)|ドン・チーロ(ジャンフェリーチェ・インパラート)|少年シモーネの母親マリア(マリア・ナツィオナーレ)|産業廃棄物処理会社社長フランコ(トニ・セルヴィッロ)|フランコに雇われたロベルト(カルミネ・パテルノステ)ル|高級オートクチュールの腕のいい仕立て職人パスクワーレ(サルヴァトーレ・カンタルーポ)|高級オートクチュールの縫製工場社長ヤヴァローネ(ジージョ・モッラ)|不良少年マルコ(マルコ・マコール)|不良少年チーロ(チーロ・ペトローネ)|

【 一夜一話の 歩き方 】

最新の記事はこちら。   直近の記事100 リストは、こちらから (All Archives)

邦画評だけ見る (直近掲載の50作品)   洋画評だけ見る (直近掲載の50作品)  

TOPページ (映画記事の人気ランキング、新作映画みました、映画の特集)

邦画の題名リスト    ◆洋画の題名リスト

邦画の監督名リストから記事を探す   ◆洋画の国別リストから記事を探す

一話 (京都、旅行、美味など)      書評   美術

クラシック音楽    ポピュラー音楽   


関連記事
スポンサーサイト

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://odakyuensen.blog.fc2.com/tb.php/1600-296b54ae
Listed below are links to weblogs that reference
映画 「ゴモラ」  イタリア映画 監督:マッテオ・ガローネ from 一夜一話

Home > 洋画評だけ見る 直近50作 > 映画 「ゴモラ」  イタリア映画 監督:マッテオ・ガローネ

タグクラウド
プロフィール

やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

RSSリンクの表示
Tree-CATEGORY

Return to page top