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映画「鶴は翔んでゆく」 旧題名「戦争と貞操」 (1957年)  監督:ミハイル・カラトーゾフ

上


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 ヴェロニカとボリスは結婚を誓い合ったものの、戦争が始まり志願兵となったボリスは戦場へ、しかし彼は行方不明となる。
 ヴェロニカは後ろ髪を引かれながらも、ボリスのいとこ・マルクと結婚してしまうのだが・・。

 よくあるストーリーだが、主役ヴェロニカを演ずる女優タチアナ・サモイロワの美貌と表情が、この映画を魅力あるものにしています。
 また、カメラがいい仕事をしている。
 雑踏の中を行くヴェロニカを、俯瞰気味に構えて追い続けるシーンなど観ると、他の映画のカメラは怠けているんじゃないかとさえ思えてくる。

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 ところが残念なことに脚本がいささか粗雑。
 話の軸足は、戦場よりも銃後の話にあるんだが、エピソードを詰め込みすぎて、その一つひとつを十分にこなせずに次へと進むためか、何やら先を急いでいる感じが否めない。そしてラストシーンは強引なエンディングだね。

 ナチスドイツによるモスクワ空襲のさ中、ヴェロニカがマルクに襲われてしまう。そののち、ふたりは結婚することになるが、タチアナ・サモイロワの悲しい表情が印象に残る。

オリジナルタイトル:Летят журавли
英語タイトル:THE CRANES ARE FLYING

監督:ミハイル・カラトーゾフ|ソ連|1957年|97分|
脚本:ヴィクトル・ローゾフ|撮影:セルゲイ・ウルセフスキー|
出演:ヴェロニカ(タチアナ・サモイロワ)|ボリス(アレクセイ・バターロフ)|ボリスの父親ヒョードル(ワシリー・メルクーリエフ)|ボリスのいとこマルク(アレクサンドル・シュウォーリン)|ボリスの姉イリーナ(スベトラーナ・ハリトーノワ)|ボリスの友人ステパン(ヴァレンタイン・ズブコフ)|ヴォロヂャ(コンスタンチン・ニキーチン)|ボリスの祖母(アントニーナ・ボグダノワ)|チェルノフ(ボリス・ココーフキン)|アンナ(エカテリーナ・クプリヤノヴァ)

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やまなか
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