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映画「正門前行」  監督:佐藤信介

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 淡々としていますが、コメディです。

 この映画、監督の手による脚本の勝利です。
 回りまわっての結末で、ふたつの話を、巧みにストンと落とします。うまい!(と最後で思う)
 
 しかし、脚本を映像化する段になると案外難しい。(と思われる)
 普段のように普通にしゃべってねの演技も、う~ん残念ながら中だるみしがち。

 美大キャンパス内の学生間のうわさが、友達の知り合いのその知り合いというように、関連する学生らのそれぞれの勝手な発言によって、思いもかけない展開になるわけですが、うわさ好きじゃない私は、観ていてなんだか、そんな事どうでもいいじゃんとウザく感じます。
 が、ついつい最後まで観てしまったのは、この監督の独特な語り口にいつしか、引き込まれてしまったからでした。
 尺66分てのもいいですね。

 それから、容疑者扱いされてしまう松永君は、主人公の神崎君の彼女・恭子さんの、元カレ。
 このことに神崎君は嫉妬しても仕方ないのだが、神崎君は松永君を罵る、このシーンが可笑しい。
 それと、女子高生の瀬川さん(坂野友香)が、一番光っています。

 ちなみに、この映画、1997年の製作、つまり固定電話だけの時代。
 当時、アパート住まいの学生の部屋に電話は必ずしも有ったわけじゃない。
 iPhoneのある今、の設定なら、この話、どんな展開になったのでしょう。

監督・脚本:佐藤信介|1997年|66分|
撮影:河津太郎|
出演:主人公の神崎(内野勝就)|その彼女の恭子(伊藤聖子)|松永(川野弘毅)|瀬川(坂野友香)|掛井(脇坂宏志)|藤城(金子泰子)|森(森直子)|石塚(藤田英彦)|兼満(矢島淳子)|樋口(中村靖日)|ほか

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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