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アニメ「話の話」  監督:ユーリー・ノルシュテイン


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「話の話」は、4つのキャラクターデザインで話が構成されています。
 「話の話」は、物語の先へ先へと、急いでいるかのように語って行く流行のアニメとは、まったく違うスタンスです。そして、ザワザワした環境で観ないほうがいいです。

 例えば一枚の絵画をみて、その絵は何を語ってるのか、何が描かれているのか、絵の向こうで何が起ころうとしているのか、そういう「何」に正解はない、絵の横の説明パネルや展示会パンフレットを読むんじゃなく、まずその場でどう感じるかが、大切なのと同じで、「話の話」が語る物語の「何」に正解は無い。(と思う)

 それに、そもそも「話の話」は観てれば、どの国の人でもだいたい分かる。
 その、だいたいがだいたいとして素直に受け入れられないとなると、きっと正解があるんじゃないかと、解説を求めようとするのかもしれない。

 「話の話」を含むユーリー・ノルシュテインの作品群が次から総覧で覗けます。 
 ユーリー・ノルシュテイン監督特集「アニメーションの神様、その美しき世界」の予告編です。
 http://www.imagica-bs.com/norshteyn/
 最初に聴こえてくるアコーディオンの音楽は「話の話」で使われています。これもいいですね。

 この「話の話」を、ユーリー・ノルシュテインのアニメーションを初めて観たのは、確か、深夜の中央線沿線だった。
 仕事を終え、新宿の店で友人と何だったか、やけに意気投合、しこたま飲んで、終電が過ぎ、タクシーで東中野の彼のアパートへ行った。
 その部屋で、互いに目が冴えてしまい、友人は「これ知ってる?観る?」と言いながら、棚から取り出したのが「話の話」のレーザーディスクだった。
 ほどよい?酔いと深夜の静けさの中で観た、ユーリー・ノルシュテインのアニメは、詩的、幻想的で、ゆったりした奥行きと包容力ある世界が広がっていて、あまりに素晴らしく、すぐさま脳裏に焼き付いて、そののち爆睡した。
 その後、ずっとそのままだったが、何時だったかTV放映されたのを運よく録画し、今回改めて観たのです。
 今回観た印象は、その昔と変わらなかった。やはりいい。

オリジナルタイトル:Skazka skazok
監督:ユーリー・ノルシュテイン|ソ連|1979年|29分|
脚本:L・ペトルシェフスカヤ、ユーリー・ノルシュテイン|アニメーション:ユーリー・ノルシュテイン|撮影:I・スキダン=ボーシン|美術:F・ヤールブソワ|編集:N・アブラモバ|作曲:M・メエロビッチ|

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めてはや9年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
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