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映画 「さらば青春の光」  映画音楽に魅せられて  監督:フランク・ロダム

上
モッズ(族)。仲間と薬、スクーターとアメリカン・ポップスとモッズファッションと。
主人公ジミーもモッズだ。


1-0_201809241554136ff.jpg ザ・フーやモッズ、パンク、スティングに思い入れがあるわけじゃないが、この映画、1960年代のイギリスの若いのに愛された音楽が出てきます。
 ですがロックファンじゃなくとも楽しめる映画です。

 お話の方は、1960年代半ばを舞台にして、労働者層の息子ジミー・クーパーという青年を中心に、労働者階級の若者達の切ない群像を描いています。

 それは、青春のときめきと悲恋や、ブリティッシュ・ロック(The Who)にアメリカンポップスにアンフェタミン(薬物)と乱痴気パーティ、そして若者同士の乱闘や、階級社会への漠とした反抗、為す術の無さ、階級への従順であり、そうした日々に浸るジミーの疑問と離脱への物語です。
 (辛いのは、モッズの彼らも、ロッカーズの彼らも、ともに労働者階級の若者達なんです)

 ただし、映画はいささか青臭い、感傷的な語り口で展開します。そこがいいわけですが。
 また、海浜リゾート地のブライトンの市街や海岸での、モッズとロッカーズそして警察交えた大規模な乱闘シーンは迫力があります。
(1964年に実際に起きた「ブライトンの暴動」)

 本作オリジナルタイトルの「Quadrophenia」(四重人格)は、ブリティッシュ・ロックバンドのザ・フーの、ロックオペラ仕立てのレコードアルバム名(1973年リリース)であり、この映画の原作にあたります。

2-0_20180924155759b18.jpg 挿入曲は当然、The Whoのが多いのですが、1960年当時、実際にイギリスの若者に受けていた音楽となるとアメリカンポップスです。
 シーンに挿入される曲は次のとおりです。

The High Numbers:ZOOT SUIT|Cross Section:HI HEEL SNEAKERS|James Brown:NIGHT TRAIN |The Kingsmen:LOUIE LOUIE |Booker T and The MG’s:GREEN ONIONS|ザ・カスケーズ:悲しき雨音|The Chiffons:HE’S SO FINE |ザ・ロネッツ:ビー・マイ・ベイビー|The Crystals:DA DOO RON RON |The High Numbers:I’M THE FACE

 ザ・ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」なんか、聞き覚えありますか。いい曲です。次から聴けます。
 https://www.youtube.com/watch?v=jrVbawRPO7I

 The Who大好きな方はこちらですね。映画挿入曲です。
The Who:I AM THE SEA|THE REAL ME |I’M ONE |5’15 |LOVE, REIGN O’ER ME |BELL BOY |I’VE HAD ENOUGH |HELPLESS DANCER |DOCTOR JIMMY |GET OUT AND STAY OUT |FOUR FACES|JOKER JAMES|THE PUNK AND THE GODFATHER |


オリジナルタイトル:Quadrophenia
監督:フランク・ロダム|イギリス|1979年|117分|
脚本:デイヴ・ハンフェリーズ 、 マーティン・スチルマン 、 フランク・ロダム|撮影:ブライアン・テュファノ|
出演:Jimmy:フィル・ダニエルス|Steph:レスリー・アッシュ|Ace:スティング|Chalky:フィリップ・デイヴィス|Dave:マーク・ウィンゲット|ほか多数

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やまなか
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