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映画「海街diary」 綾瀬はるか, 長澤まさみ, 夏帆, 広瀬すず  監督:是枝裕和

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三姉妹+すずの四姉妹。
(左から) 三女の千佳、長女の幸、異母姉妹のすず、次女の佳乃。
彼女たちは鎌倉の古い一軒家に住んでいます。長女の幸は皆の母親役。



0_20181010210111bda.jpg さらりとした映画。
 綾瀬はるかのしっかりした演技力が作品の屋台骨を支えています。
 次いで広瀬すずが、綾瀬に負けず映画を牽引してます。新鮮さを感じます。
 よってこのふたりが本作の柱になっての出来となりました。

 脇では、リリー・フランキーと風吹ジュンが、じんわり味を出します。
 脇役ですが、話に(年齢層に)厚み重みを出す役どころで、案外、本作の勘所です。
 なぜなら、姉妹の父親は映画に登場しません。15年前に家を出たきりです。(そして訃報が届く)
 母親 (大竹しのぶ)も姉妹を置いて家を出てしまいました。(ですから出番は僅か)

 15年前に家を出た父親の、新たな妻との子が、すず (広瀬すず)でした。
 幸 (綾瀬はるか)を長女とする三姉妹は父親と音信不通でしたが、突然の訃報で、父親の葬儀に駆けつけます。
 姉妹とすずの、初めての出会いでした。

 
 三姉妹の母親役の大竹しのぶや、とりわけ叔母役の樹木希林は、監督がよそからチョッと借りて来た風で、映画の流れに馴染んでいないです。
 それぞれ、力あるベテランの演技をしているのですが、周囲の演技者たちに比べ、演技のトーンやテンション度合いが違って浮いている。
 それが狙いなのかもしれないが、しかし樹木希林のシーンにおいては、明らかに樹木希林が浮いている。活かされていない。テンション度が合ってない。
 女優まかせなのか、つまり監督が演出の仕事をしてない。。(限られたシーンにでる出演女優には、そのシーンしか見えない、映画全体のトーンは分からない)

 総じて映画は、深く語らず重くならずに浅瀬を行く。
 ともすると淡泊希薄になりがちなそんな中、綾瀬はるかが、しっかりとした話をかたち作って行きます。
 そこが見どころです。

監督・脚本:是枝裕和|2015年|128分|
原作:吉田秋生
出演:香田幸/地元総合病院で看護師(綾瀬はるか)|香田佳乃/地元信金勤め(長澤まさみ)|香田千佳/近所のスポーツ店店員(夏帆)|三姉妹の母 在北海道(大竹しのぶ)|叔母(樹木希林)|すず(広瀬すず)|三姉妹を幼い頃から見て来た海猫食堂の女あるじ(風吹ジュン)|喫茶店のあるじ、三姉妹の父親の友人(リリー・フランキー)|幸が勤務する総合病院の医師で幸の恋人(堤真一)|佳乃が勤める信金の上司の坂下(加瀬亮)|千佳の恋人(池田貴史)|すずの母(中村優子)|ほか

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やまなか

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めてはや9年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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