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「カキフライが無いなら来なかった」, 「まさかジープで来るとは」 せきしろ, 又吉 直樹 (著) ・・最近読んだ本。

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 せきしろ, 又吉 直樹の両氏が詠んだ俳句の本。

 俳句と聞いて、即スルーしないで欲しい。
 例えば、本の題名、これがすでに俳句作品のひとつ。
 こういうのを、五七五の形式をとらないから、自由律俳句というらしい。

 どの句も、身の周りの断片を、普通の感覚ですくい上げている。
 「カキフライが無いなら来なかった」と、この句はつぶやく。
 すると何故か「ああ、そうだよね」と、思える。(話の前後の様子が分からないのに・・)
 これが魅力。
(共感し、ほっとする一瞬。ここがエンターテイメント)

 俳句は大きなフォントで表され、1ページに2句か3句、多くて4句。
 だから、ページが進む。
 そうすると、次々にいろんな情景が立ち現れ、ある種の疾走感。
 これが気持ちいい。
 そして心の底にある気持ちが、そっと騒ぐ。 


 
 思えば例えば、ある朝、着替えして、部屋を出、いつもの道を10分歩いて駅へ、電車に乗って30分、目的の駅で降り、ちょっと時間があるので牛丼屋で朝飯を食った、としよう。
 誰しも、この間に、道で、ホームで、車内で、店内で、何かを見て、一瞬何かを感じている。言葉にしないが・・。
 その言葉にしないが・・をこの本は、読者に代わって、巧みに「つぶやきの言葉」にしてくれている。 (悪口の「つぶやき」はありません)


 この2冊、図書館で見つけた。
 なんとなく、今風の詩か俳句か短歌が読みたくて、図書館の詩のコーナーに居たんだけれど・・。
 国語の授業で名を聞いた詩人俳人から俵万智あたりまで、たくさん本が並んでるが、手に取ってみると、どれも古臭く、特別な人の独特の世界観が面倒くさい。
 せきしろ, 又吉 直樹の句は、どちらかと言えば読者が新聞に投稿している川柳とかにに近い。
 しかし、その川柳は、型をなぞり、どこか気取っている感がする。

 取り上げた2冊は、両氏の撮った街風景の写真や散文も掲載されていて飽きさせない。
 気軽にどうぞ。どのページからでも読み始められます。



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やまなか
Posted byやまなか

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