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映画 海炭市叙景

こりゃいい!
腰を据えて、じっくり撮りましたね。近年の邦画になかった、しっかりした作りの映画です。

まず、映画の舞台である海炭市(架空)の街が、よく練って描かれていて揺らぎがない。
いくつもの話が交錯するが、この街(舞台)の表現がとてもしっかりしているので、どの話も街に根っこが張れていて、話がボケない、拡散しない。そして地方都市の、時にうら悲しい市井の表情や、街を吹き抜ける風の肌触りが、実によく映像化されている。(ロケ地:函館)
ここでもう、この映画の勝利を実感できる。
一方、舞台の上の登場人物やエピソードは淡々としている。映画は、登場人物たちに温情をもって接しない、深入りしない、冷たく客観視するが、決して見放さない。(この映画の成功は、ここにある)
観客はみな、静謐な雪原で感じるような清涼感に包まれて、映画館を後にするだろう。映画の至福。

映画に寄り添うような、ジム・オルークの音楽、いいね。
今年観た映画ベスト3を、昨日このブログに書いたが、急遽、この映画を加えます。(笑)

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市電 海炭市叙景|監督:熊切和嘉|2010年|152分|
 原作:佐藤泰志|音楽:ジム・オルーク|
 出演:竹原ピストル、三浦誠己、山中崇、谷村美月、加瀬亮、南果歩、
     小林薫 ほか






車内
すきゃすきゃ

横顔
日の出影

おば
ひとり座る3









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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
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