FC2ブログ

映画「パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー」  監督:トム・シャドヤック

上
小児がんの患者でしょうか‥‥。


 娯楽映画ですが、真実をまじめに語る物語。
 パッチ・アダムスこと、アメリカの医師ハンター・キャンベル・アダムス(1945-  )という男の業績をもとにした物語です。
 彼は臨床道化師ということを始めた人で、現在も世界中で臨床道化師の活動実践や普及に向けて講演活動をしているそうです。
 本作は、医師、医療がテーマの真面目な映画ですが、映画の作りは、特に主人公役のロビン・ウィリアムズの演技が、いかにもアメリカ映画のおふざけ喜劇仕立てですので、それを承知で見てくださいね。娯楽映画ですから。

予告編はこちら。

 さて映画の中のセリフで、「生の質を高める」という言葉(字幕)が出てきます。
 高めるべき「生の質」(生活の質)とは、医療の現場でよく言われる「クオリティ・オブ・ライフ」(quality of life、略してQOL)。
 このクオリティ・オブ・ライフと同じく常に言われる言葉は「全人的医療」です。ともに医師への戒めの言葉です。

0_2019022614210227e.jpg 医師は、いつの間にか肝心の「患者の心の有りよう、患者の思う自身の生き方、そして患者が欲する社会生活的な立場」を、忘れてしまいがちになった。
 そして医師は、医学の科学的技術的進歩、それと分業化専門化(タコつぼ化)の陰で、往々にして「人(患者)を診ずに、病気だけを、疾患部位だけを診てしまいがちになった」という。
(簡単に言えば、がんは治ったが、一方で重い鬱になってしまった)

 映画では、医学生を前にしてのバージニア大学医学部の学部長の講演は、医師の思い上がりが強すぎで、患者を見下した風で、クオリティ・オブ・ライフや全人的医療を忘れた内容です。
 この講演を聴いて主人公パッチ(ロビン・ウィリアムズ)は違和感を抱いています。
 また、学生寮で同室の同級生が、のちに臨床研修医となって患者対応に苦慮するにおよんで、パッチに助けを求めます。
 この時、彼は初めてパッチが目指す良き医療行為に気づきます。

 日本でも病棟でピエロになって、患者の心を和ませるボランティア活動がありますね。
 ふと思うに将来、AIロボットがピエロの役(臨床道化師)をやるのでしょうか。
 ロボットよりもセラピードッグのほうが患者に優しい気がします。


オリジナルタイトル:Patch Adams
監督:トム・シャドヤック|アメリカ|1998年|116分|
原作:ハンター・ドゥハーティ・アダムス 、 モーリーン・マイランダー|脚本:スティーヴ・オーデカーク|撮影:フェドン・パパマイケル|
出演:ハンター・“パッチ”・アダムス(ロビン・ウィリアムズ)|その同級生トゥルーマン・シフ(ダニエル・ロンドン)|同じく同級生でパッチが思いを寄せる女性カリン・フィッシャー(モニカ・ポッター)|同じく同級生で寮の同室ミッチ・ローマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)|学部長ディーン・ウォルコット(ボブ・ガントン)|イートン(ジョセフ・ソマー)|ジョレッタ(イルマ・P・ホール)|ビル・デーヴィス(ピーター・コヨーテ)|ルディ(マイケル・ジェッター)|アーサー・メンデルソン(ハロルド・グールド)|ほか

【 一夜一話の歩き方 】 下記、クリックしてお読みください。

写真
写真
写真
写真

関連記事
スポンサーサイト



やまなか
Posted byやまなか

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply