FC2ブログ

映画「めぐりあう日」  監督:ウニー・ルコント

上
理学療法士のエリザと、治療院に通うアネット


0_20190422135919543.jpg 夫との不和が続くなか、エリザ34歳は、パリを離れ、ひとり息子のノエと、どこかで新しい生活がしたいという思いが強まるばかりであった。
 そしてまた、親の顔も知らず養子として育ったエリザは、これを機に、実の母の存在を確かめてみたいとも思いはじめた。

 そこでエリザは、実母を探す調査依頼サービスを使って知った自身の出生地、北フランスのダンケルクに居を構え、ノエとの二人だけの生活をはじめたのです。(映画はここから始まります)

 パリで理学療法士として働いていたエリザは、ダンケルクの街にあるリハビリ・クリニックに職を得、ノエは小学校へ通い始める。
 そして、エリザはクリニックの勤務のかたわら、調査依頼サービスのダンケルクにある窓口を訪れ、母子の関係を特定したかったが、匿名出産のため守秘義務の壁に遮られ、エリザはその名前さえ確かめられない。出産したダンケルクの病院、乳幼児保護施設も訪ねるが、門前払い。


00_20190422140203abd.jpg さてそんなある日に、このクリニックに腰の痛みで来院して来た、アネットという50歳半ばの女性患者、この人を映画は描き始める。
 観客はこのシーンで、およそ、この女性が実母だなと、知ることになるが…、話は場面を変えさらに続く。

 ダンケルクの小学校に転校した、エリザの息子ノエは、悪ガキのアラブ人少年と仲良くなる。
 小学校の給食係として働くアネットは、このノエを一目見た時から、なぜかノエに親近感を抱き続けている。
 できればノエには悪ガキの一人になってほしくない、なぜかそう、アネットは願うのです。
 たぶん、ノエの顔立ちに、アラブ系(アルジェリアかモロッコ)の血を引いていることが見てとれるからかもしれない。(隔世遺伝だ、つまりかつて30年以上前、アネットの恋人だった男はアラブ系であった)
 やがて、アネットはノエがエリザの息子であることを知る。

 実の母娘同士だ、エリザもアネットも互いに感じ始める。
 もちろん、アネットは実母だと言い出せない。
 言い出せないが、アネットは娘エリザに会いたくて、エリザと肌を接したくてクリニックに通う。

 しかし、重いわだかまりが、両者の間に壁として立ちはだかるのです。

 あとは観てのお楽しみ。思うほど、重い作品じゃありませんよ。
 エリザが理学療法士だというのがミソですし、ノエの顔立ちがアラブ系だというのもミソですね。

000_20190422141551057.jpg
予告編です。


オリジナルタイトル:Je vous souhaite d'etre follement aimee
監督:ウニー・ルコント|フランス|2015年|104分|
脚本:ウニー・ルコント、アニエス・ドゥ・サシー|撮影:カロリーヌ・シャンプティエ|
出演:セリーヌ・サレット(エリザ)|アンヌ・ブノワ(アネット)|ルイ=ド・ドゥ・ランクザン(アレックス)|フランソワーズ・ルブランルネエリエス・アギス(ノエ)|

【 一夜一話の歩き方 】 下記、クリックしてお読みください。

写真
写真
写真
写真
関連記事
スポンサーサイト
やまなか
Posted byやまなか

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply