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殺人を犯した女は・・・の映画  吉永小百合の「天国の駅」、藤山直美の「顔」

天国の駅 主演:吉永小百合チラシL

 犯罪者は、キマジメなんです。特に、その、犯罪を犯すに至る前は。
 若松孝二監督の「キャタピラー」は、戦争から戻った夫の顔は無残に焼けただれ四肢を失っていた設定(観てません) 「天国の駅」では戦争から戻った夫は下半身不随で不能。 ドラマは、犯罪は、ここから始まる。(実話をヒントにしてるそうだ) 
 妻の林葉かよ(吉永小百合)は結城紬を織って家計を支える。(糸偏の仕事)
 この家庭はドメスティックバイオレンス(DV)の毎日。耐えかねた妻は、その気がある警察官(三浦友和)にそそのかされて夫を毒殺し、箱根に逃げる。箱根でみやげ店を開き、旅館の亭主(津川雅彦)がパトロンに。これを刺して死に至らせる。この間ずーっと、警察は執拗に女を追っていて、箱根で逮捕。
 東京小菅刑務所での絞首刑シーンがラスト。ビョークの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(←良いですよ!)を思い出す。

 話の舞台は箱根なんですが、ロケ地のひとつが 「群馬県・四万温泉の旅館 積善館」 
 重要なシーンは、ここで撮影されている。
 ロケ現場であり、お薦め旅館の 「積善館」の詳しい情報は、こちらからどうぞ!
 吉永小百合の入浴シーンがあります。
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監督:出目昌伸|1984年|133分!
出演:吉永小百合(林葉かよ)|三浦友和(橋本浩一)|真行寺君枝(幸子)|西田敏行(田川一雄)|津川雅彦(福見康治)|丹波哲郎(五十沢刑事)|中村嘉葎雄(林葉栄三)|荒木経惟(カメラマン) ほか
鉄橋imgres   津川s   ゆきなかs  電車正面s





  主演:藤山直美tirasi123.jpg

 犯罪者は、キマジメなんです。特に、その、犯罪を犯すに至る前は。
 母親、本人(藤山直美)、妹(牧瀬里穂)の三人家族。母親ひとりでクリーニング店を、本人はその2階で洋服の破れ、かけつぎ、寸法直しなどの修理を営む。(糸偏の仕事)
 日ごろから、無口で閉じこもる姉を、外交的で美人の妹はさげすんでいる。
 母親の葬儀その日に2人の感情はぶつかり合い、姉は妹を殺してしまう。マスコミは事件の犯人(姉)の顔写真を掲載し、警察は行方を追う。西日本を転々とすることになる姉。ラブホテル従業員、スナックのホステスなどして、姉は自己を開放していく。同時にそういう自分に驚きながら。
 最後に、瀬戸内海の小さな島にたどり着く。そしてラストは、おちゃめなシーンで切り上げる。
 暗い感じの映画じゃないです。
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監督:阪本順治|2000年|123分!
出演:藤山直美(吉村正子)|佐藤浩市(池田彰)|豊川悦司(中上洋行)|大楠道代(中上律子)|國村隼(狩山健太)|牧瀬里穂(吉村由香里)|渡辺美佐子(吉村常子)|十八代目中村勘三郎(山本俊郎)|岸部一徳(花田英一)|内田春菊(喫茶店の女)|早乙女愛(狩山咲子)

スナック2
上向きaaa
屋上omi




どちらの映画も、殺意に至る女の気迫表現が希薄です。
殺すんじゃなくて、突然、死んじゃうって感じです。映画を重くしないためなんでしょう。






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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
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