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映画「小便小僧の恋物語」 監督:フランク・ヴァン・パッセル

市電 車内_1165231822 哀しいお話ですが、甘いフレーバー風味。
 ふたりの淡い愛、その輝きと運命の悪戯が、喜びと哀しみの境を行き来する映画です。
 
 12歳で家族全員を失ったハリー30歳が、ベルギーの首都ブリュッセルの街に来た。30歳なのに、まだティーンエッジのように幼い。トラウマが彼の精神構造に大きく影を落としている。
 市電の運転手、ジャンヌは独身一人住まい。そのアパートの最上階の部屋にハリーが転がり込んできた。ふたりは引かれ合うが、ハリーの幼さとトラウマが邪魔して、話は進まない。そのうち、ジャンヌは持病を持っていることが分かってきて・・・・・。
 30歳のハリー、その臆病さの演出は「悲しみのミルク」の主人公女性に近いおおげささ。いささか興ざめ。そしてジャンヌの死、もうすこしうまい表現を脚本に求めたい。

 ところで、ふたりが住んでいるアパートの大家、太っちょおばさん。
 アパートの住人を窓越しにのぞく。また若くして戦死した亡夫を今も忘れられず、日々の生活に影響を及ぼしている、そんなおばさん。・・・・で、
 ここで思い浮かびませんか? 映画「アメリ」(2001年)の登場人物を。アパートの住人を窓越しにのぞく趣味の老画家。若くして戦死した亡夫を今も忘れられず悲しむ、1階にに住むロシア人おばさん。ひょっとして・・・「アメリ」の監督は、この映画からパクッたか?パクッてる。

 ああ、そうだ! この映画でした。(思い出せず、便秘気味でしたが・・・すっきり!)
 「海炭市叙景」そして、市電で遊ぶ映画「幻影は市電に乗って旅をする」「マルコム爆笑科学少年」のブログを書いている時に・・・・・、車庫とか出てくる市電の映画で・・、もう1本あったな・・・、と当時、頭の隅をかすかによぎったが、思い浮かばずそれっきりになっていた。


テラスの早合点
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市電外観_1165231865 監督:フランク・ヴァン・パッセル|1996年|ベルギー|90分|
 原題:Manneken Pis
 出演:フランク・ヴェルクライセン(ハリー)|アンチュ・ドゥ・ブック(ジャンヌ)|アン・ペーテルセン(2人が住むアパートの管理人おばさん:ドウニーズ)|ヴィム・オプブルック(ハリーの職場仲間:ベルト)|スタニー・クレッツ(同:デジレ)

↑ ラストシーン。ハリー1人を乗せ市電は、無人で発車し始めた。           


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やまなか

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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