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映画 イエローキッド

■■星降る映画レビュー ■■


『イエローキッド』
 2009年
http://www.yellow-kid.jp/
監督:真利子哲也

上映終了後、女子達が「何か よくわかんない映画ね」
そうかも。

現在の日本、下町で貧しくて狭い部屋、ボクシング、
チンピラのバイオレンス、明日ねえ!
そういう映画ですが、
70年代にも こういったテーマの映画ありましたが、
だいぶ違う。
映画が、暗い貧しいの世界に、のめりこんで、
ある種、哀愁に酔う?悲劇に酔う?
そういう世界で居心地いいっていうタイプの映画じゃない。

たぶん
画面の、仔細なところまで、綿密にこだわっている風。
これが、リアリティをかもし出している。
俳優がいい。
いい仕事している。
主人公もいいが、チンピラの玉井英棋がすごくいい。
漫画家役の岩瀬亮が手練れだと思ったら芝居俳優らしい。
映画の造りがプロ!
見ている者すべてを動揺させる映画。
からっとした、ナウい(古いな)風が吹き抜けている。
しかし、
本作は卒業制作(芸大、監督初の長編)
役者も学生がおおいらしい。
各地の映画祭で評価され、招聘されている。
そうだろうね。

いい映画を観ました。
いい映画を観ると、こちらの背筋もピーンとしますね。
そういう映画でした。

追伸
録音にもこだわりがありそう。
音が鋭利に感じる。
映画全体のリアリティや質感を上げている。
ユーロスペースよりアートセンターの方が音響がいいので
ACで観るといいかも。
音、例えば、ビー玉1個が
2階から階段を、コーン・コン・コン・コーンと落ちていく。
映像は2階の部屋と主人公をジーと写しているのだが。
観客は、ビー玉が落ちていく先を聞いている。
たぶん音の編集時に、
低音のロー部分と、高音のハイ部分をブーストしてるかも。
だからナウく感じる。
もたつきがないって感じ。


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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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