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「都会のアリス」  監督:ヴィム・ヴェンダース

ふたり社中フロント 社中見合う笑顔2458


 
アリス アップ200  アリスが可愛らしくて、ほのぼのおじさんフィリップとの、小さな冒険・旅日記は観ていて癒されます。ってのは悪くないと思う。
  アリスはアリスなりに自身の問題を解決しようとする。ときにフィリップより賢い。
  最後は警察のお世話になりながら、無責任なアリスの母親に会うべく、ふたりは列車に乗るのだった。

  

橋の下1597ぽf  一方、映画の出だしはこのシーンだ。
  浜辺から張り出した桟橋の下でフィリップは・・・・この状態だ。
  こりゃ始めっから結構ヤバイよ。

  2作目までとの共通点(「都市の夏」「ゴールキーパーの不安」)

    ●勝手に、現状を一方的に否定し、日常をポイッと捨てる身軽さ。
     本作も当てはまる。「アメリカの今」を取材すべく西ドイツからやってきたが、締め切り過ぎてもまるっきりやる気なしのこの有様。

    ●もうヤダと否定しても、関係者はさほど、その非を責めない様子、元々いらない人なの?
     今回も当てはまる。発注主の出版社は彼に何も期待していない様子。

空港352    ●ふらりと旅に出れる気軽さ、無計画さ。働かなくていい。
     今回も当てはまる。NYからアリスとアムステルダムに行き放浪する。

    ●何かボク疲れちゃったの、と目でもの言って、それを無言で受け入れてくれる女たちがいる。
     本作では、アリスがこれに挑戦する。

    ●ドイツを捨て越境したい。
     アメリカに来たところから映画は始まる。

   つまりは、フィリップは「ベルリン 天使の詩」に出てくる「元」天使だと思う。

都市の夏 Summer in the City (1970年)
ゴールキーパーの不安 Die Angst des Tormanns beim Elfmeter (1971年)
都会のアリス Alice in den Städten (1973年)

探す2e 監督:ヴィム・ヴェンダース|ドイツ|1973年|110分|
 原題:Alice in den Städten/ALICE IN THE CITY
 出演:リュディガー・フォーグラー (Phillip Winter)| イエラ・ロットレンダー (Alice)|リザ・クロイツァー (Lisa)| Edda Kochl (Angela)| Ernest Boehm (Publisher's Agent)



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Comments: 2

山中 URL 2012-01-25 Wed 22:15:21

そうそう、そうでした。

kayo URL 2012-01-25 Wed 00:17:23

NYから西ドイツへのロードムービーね。NYの景色(特にパーク・アヴェニュー)は懐かしいかぎり。あの街のアンニュイな部分をうまく映像で表現できていると思います。ヴェンダース作品では、それほど印象に残ってないのですが、オッサンと少女との徐々に確立されていく信頼関係と街の風景の描写が絶妙。おなじおっさんと少女で、このブログのネタとして最近挙がった作品に『ロスト・チルドレン』がありましたね。

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

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 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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