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クライムサスペンス 映画「仁義」、「いぬ」   監督:ジャン=ピエール・メルヴィル  出演:アラン・ドロン、ジャン・ポール・ベルモンド

どちらの映画も、大人の映画です。いぶし銀。観応えあります。
脇役が名優でぎっしり固められています。
決して古びない。エバーグリーンとはこういうこと。


仁義  ドロン5367_1

  5年の刑期を終えても、この男は懲りない。
  コーレイ(アラン・ドロン)は、出所の前日に看守から、うまい話を聞いた。この看守の義兄が勤める高級宝石店が狙えるという話。店は最新の警報装置を設置したが、その解除の方法をコーレイは知ることになる。出所したその足で元ボスの家を訪れ札束と拳銃を奪い、アメ車を買いひとりパリへ向かった。

  相棒が必要だった。しかし相棒になる男はアメ車のトランクから現れた。列車で移送中に逃亡した脱獄囚犯ヴォーグルだ。もう一人ライフルの名手が必要だった。それはジャンセン。ヴォーグルの紹介だ。ジャンセン(イヴ・モンタン)は元警官だ。この男は、毎夜クローゼットから現れベッドに這い上がって来る蛇や爬虫類に参っている。
  真夜中に実行された、この3人の宝石店強盗シーンが見せ場だ。もちろん成功する。しかし、悪い奴らは世の中にこの3人だけじゃない。宝石を闇マーケットでさばく売人は、昨日までの言動をひるがえして、モノが高価すぎてさばけないと言い出した。誰かの手がまわり始めた。それも複数だ。闇の手、官憲の手。
  サウンドは控えめに趣味よく固めている。館 CIRCLE



車red_circle   監督:ジャン=ピエール・メルヴィル|フランス|1970年|140分|
  原題:LE CERCLE ROUGE|英題:THE RED CIRCLE
  出演:コーレイ(アラン・ドロン)|射撃名手で悪夢に悩む元警官、ジャンセン(イヴ・モンタン)|ヴォーグル(ジャン・マリア・ヴォロンテ)|ナイトクラブオーナー、サンティ(フランソワ・ペリエ)|マティ刑事(ブールヴィル)|監査局長(ポール・アミオ)|刑事(ロジェ・フラデ)|刑事(ジャン=ピエール・ポジェ)|コーレイに囁く看守(ピエール・コレ)|売人(ポール・クローシェ)




いぬ  
シリアンlos モーリスoster
  4年の刑期を終えても、この男は懲りない。
  2人で組んだ前回の案件は話がうますぎた。モーリス(セルジュ・レジアニ)は刑務所へ。罪滅ぼしのつもりだろう、出所時ジルベールが迎えに来た。そしてまもなく、またジルベール経由で新たにうまい話が来た。モーリスは鉄橋の側のジルベールの家を訪ねる。ジルベールは誰から頼まれたのか、宝飾品のダイヤを金の台座から外す作業に懸命だ。シリアンは「いぬ」(警察への密告者)らしいとか、お互い業界話をしている最中に突如、モーリスはジルベールを射殺し札束と宝石と拳銃を奪い逃走する。彼の目は身内の目ではなかったと後にモーリスは語っている。たぶん裏社会のボス、ヌテッチョの影を感じたのだろうか。
  結局、モーリスはうまい話を実行する。ヌイイのグルニエ将軍通り86番地にある手薄な邸宅の金庫を狙った。が、警察がすぐに駆けつけた。モーリスは何も取らず逃げるがモーリスの手下とサリニャリ刑事が死亡した。話はここから始まる。

金髪pvidoulos  「いぬ」のうわさがありながらも、モーリスが信頼する男シリアン(ジャン・ポール・ベルモンド)は長年モーリスを信頼してる。ジルベール殺害はヌテッチョの仕業と思い込んでいるシリアン。ジルベール死亡後、ヌイイの計画を知る者は、親友ジャンとシリアンそしてモーリスの彼女テレーズのハズだ。一方シリアンは死亡したサリニャリ刑事と信頼関係があった。それを知っている警察は早速シリアンを呼び司法取引をしようとする。シリアンから得た情報でモーリスの居場所を知った警察は、ヌイイ殺人事件容疑者としてモーリスを逮捕する。シリアンに密告されたと怒り狂う留置場のモーリス。そこで彼はシリアンに仕返しの計画を練り、留置場同室のカーンという男にある依頼をした。

  その間、モーリスにとっては意外なことが起こっていた。ジャンとシリアンは、モーリスの彼女テレーズ(実は密告者?)を殺害、シリアンはヌテッチョにヌイイ事件と宝石強奪事件の罪をなすり付けたうえに殺害していた。出所後、モーリスはふたりからこんな話を聞き、驚きながらも納得する。ひとりになったモーリスに電話がかかる。カーンからの電話であった。ミスジャッジに気付いたモーリスはすぐさま降りしきる雨の中、車を走らせるのであった。
  さて果たして、ジャンとシリアンのそれぞれの言い分は真実なのであろうか?そして誰が「いぬ」なんだろう?
車ijbjres  
  結構、複雑なストーリー展開ですし、不明なことも多い。そこを勝手に想像する。1回観ただけじゃ大抵の人は分からないと思います。年に1度、楽しみながら観る映画ですね。

赤W1LsXWaL  監督:ジャン=ピエール・メルヴィル|フランス|1963年|109分|モノクロ|
  原題:LE DOULOS
  出演:ジャン・ポール・ベルモンド (Silien)|セルジュ・レジアニ (Maurice)|ジャン・ドザイ (Clain)|ミシェル・ピッコリ (Nuttheccio)|モニーク・エネシー (Therese)|フェビエンヌ・ダリ (Fabienne)|カール・ステューダー (Kern)|Aime de March (Jean)|ルネ・ルフェーヴル (Gilbert)|Jacques de Leon (Armand)|Christian Lude (Goctor)|ポーレット・ブリ (Anita)


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Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
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