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映画「台所太平記」 監督:豊田四郎

女優5_31441976_0  うーん、趣味の映画。
  この映画は、下に並べたように森光子から中尾エミまで、豪華絢爛9名の女優コレクション。当時、みんな若い。それだけでも見もの。それぞれの個性と競演を楽しむ映画です。ストーリーは二の次。

  小説家の千合磊吉夫婦(森繁/淡島千景)は京都東山の南禅寺際に住んでいる。最高級の場所だ。お手伝いさんが3人。子供がいないからか、妻讃子(淡島)はお手伝いさんをかわいがる。
  病気になり近くの病院に入院するが、伊豆山に転地。伊豆で療養を始めた。ここでもお手伝いさんを雇う。
  1940年代から1963年までの、時代が移り変わっていく様子を、千合家に雇われたお手伝いさん達を通して語るスタイル。大成した小説家夫妻の、のんびりした優雅な風情を通奏低音に、9名のお手伝いさんたちが交互に主旋律を奏でる。
  森繁/淡島千景の、充分に息の合った競演も見もの。ラストシーン淡島が言う「そろそろアパートにでも移りますか」がいい。

  こういう映画、もう二度とできないでしょう。

監督:豊田四郎|1963年|東宝|110分|カラー|
原作:谷崎潤一郎|脚色:八住利雄|撮影: 岡崎宏三|
出演:森繁久彌 (小説家:千合磊吉)|淡島千景 (妻:千合讃子)
夫婦d1zikazj

                   <京都の家でのお手伝いさん>
はじめime20106  森光子 (初)
    薬局の主人花村(山茶花究)と見合いをするが断り姉の店の客と結婚、千葉へ|
  乙羽信子 (梅)
    初の弟で猟師の安吉(フランキー堺)と結ばれ千葉へ|
  京塚昌子 (駒)
    地元京都出身 ながく勤めペンフレンド(松村達雄)と結ばれる|

<伊豆山の家でのお手伝いさん>
淡路恵子 (小夜)
   「先生は紹介状のない方とはお会いになりません」レズで無口、節と仲がいい。解雇|
節czikczj水谷良重 (節 →右写真)
   磊吉のお気に入り。知的。よく足の裏を踏んでもらっていた。速記も頼んでいる|
団令子 (百合)
   頭の回転がいい。磊吉の紹介で映画スターの付人に。父の急死で九州へ帰る|
大空真弓 (銀)
   伊豆のタクシー運転手光雄(小沢昭一)と結婚。鈴夫妻と共同結婚式を挙げる|
池内淳子 (鈴)
   中学卒で勉強家、磊吉に字を教えてもらい速記者を目指す。伊豆の旅館の番頭(三木のり平)と結婚|
式478495中尾ミエ (万里)
   最後のお手伝いさん。近所のゴルフ場へ転職|

小沢昭一 (タクシー運転手・園田光雄)|飯田蝶子 (光雄の母)|西村晃 (千合家に出入りの呉服商・新田)|若宮忠三郎 (小島医師)|萬代峰子 (種)|都家かつ江 (本山看護婦長)|松村達雄 (京塚昌子のペンフレンド樫村)|山茶花究 (花村薬局)|三木のり平 (旅館の番頭・長谷川清造)|フランキー堺 (千葉の漁師・安吉)

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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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