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映画「新・夫婦善哉」 監督:豊田四郎

見直したenzai  
  「夫婦善哉」の後編。織田作之助の原作から離れ、自由な展開になっている。

海で950  あれから瞬く間に数年経った。
  浪花千栄子演じる女将、おきん。今朝も法善寺境内にある、ご本尊の阿弥陀如来さん、水掛不動さん、金毘羅さんを順繰りにお参りし、その足で境内のすぐに近くにある小料理屋「卯の花」へ。昨夜の売上げ金の回収。
  蝶子(淡島千景)は、この「卯の花」の雇われ女将。天王寺の家へ毎晩帰るのが辛くて二階に寝泊り。おきんが二階に上がってくる。そして蝶子が寝てるかたわらにある手提げ金庫を取り上げようとしたとたん、「うわぁ!」二人は大笑い! 金庫を盗まれないように蝶子は自分の腕と金庫を腰ひもで結んでいた。

  おきんが言う。天王寺にある柳吉(森繁)との所帯をほったらかしにして、この二階に泊まってて、ええんか?  蝶子は言う。私いま一生懸命お金貯めてます。ふたりで小さな果物屋始めようと思てます。あの人に果物屋の研究をしてもろてますのんや。  おきんは言う。何や、けったいな話聞いたで・・・大丈夫か?
  それは、かつておきんの店にいた女、おふさ(淡路恵子)。当時蝶子は、この女に目をかけて面倒をみてやっていた。その後、カフェの店に移りそして東京に行っていた。そのおふさが、大阪にいて、こともあろう事か、柳吉と引っ付いている!!

境内0937  蝶子はあわてて家に帰り、柳吉を問い詰める。柳吉はプイと外へ出て行ってしまう。
  後日、柳吉はおふさと東京の貸間でだらだらした生活を始める。金はあいもかわらず蝶子にねだって送金してもらっている。ついに蝶子は上京する。おふさと面と向かっての戦いだ。さてさて話はどう展開するのやら。

  淡島/森繁の、実に息のあった演技が見もの。そこへ割って入る淡路恵子。「夫婦善哉」観たら、本作もあわせて観てみたらどうでしょうか。

おふさ938  監督:豊田四郎|1963年|118分|モノクロ|東宝|
  脚本:八住利雄|撮影:岡崎宏三|
  出演:森繁久彌 (維康柳吉)|淡島千景 (蝶子)|淡路恵子 (おふさ)
小池朝雄 (お文の兄と偽ってる・伸一)|浪花千栄子 (女将・おきん)|若宮忠三郎 (安吉)|山茶花究 (養子・京一)|八千草薫 (柳吉の妹にして、養子京一の妻・筆子)|中川ゆき (柳吉の一人娘、前妻の子・みつ子)|田中春男 (長助)|八代万智子 (おふさ)|藤田まこと (赤壁医師)|三木のり平 (米井巡査)|辻伊万里 (お内儀さん山瀬)|松村達雄 (茂七)|

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
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