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映画「魚影の群れ」 監督:相米慎二  主演:夏目雅子、緒形拳

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  下北半島の突端にある大間は、本州最北端の港町。この港を舞台に、まぐろ一本釣りに命をかける漁師の話。
  目の前は見渡す限り津軽海峡。天気の日には対岸の北海道が見える。

  小浜房次郎(緒形拳)は一本釣りじゃ大間一、そして頑固も大間一。
  そのひとり娘、小浜トキ子(夏目雅子)は、この頑固者の男手ひとつで育った。母アヤは幼い頃に家出した。
  娘トキ子は、ある日彼氏ができたことを父親に告白する。依田俊一(佐藤浩市)、下北の街、むつで喫茶店を経営している。出は和歌山県。漁師になりたいと言う。漁を教えてくれと乞う。父親は請合ってくれない。

  まぐろ1本釣りは危険な仕事。体重180キロものまぐろを、太いテグス1本で釣り上げる。そしてまぐろが泳ぐ速さは時速100キロ以上。そんなまぐろがかかると、テグスが上下左右に大きく暴れながら、ヒュンヒュン音をたて、海中へ高速で繰り出していく。怖いのは、このテグスが漁師の足や胴や首に絡んでしまう事故。房次郎の唯一の友人、エイスケ(三遊亭円楽)は、これで片足がちぎれてしまった。一本釣りじゃ大間で腕を競い合う間柄だった。

  一年後、依田(佐藤浩市)は、喫茶店を売って漁船を買った。トキ子と2階の貸間で新婚生活が始まっていた。トキ子は父と縁を切り依田と幸せな生活を過ごしていた。妊娠もした。
  ある日、翌日になっても依田は帰港しない。連絡も無い。トキ子は渋る父親に捜索を願う。依田は見つかった時はテグスで腹部破裂状態。しかしまぐろと格闘していた。帰港途中に房次郎の胸の中で依田は息を引き取る。生まれてくる子供は、ぜひ漁師にしてくれと、言い残して。
  漁船と漁業組合事務所との無線のやり取りを脇で聞きいて事態が明らかになっていくトキ子。彼女は無意識に事務所の机をたたいて調子をとり、涙声で唄いだす。
ラスト930
ひとつ 日なたの山道を
ふたつ 二人で行きました
みっつ 港の蒸気船
よっつ よそから着きました
いつつ 急いで行ってみれば・・・・・彼女は事務所の外へ駆け出して叫び、大泣きする。


バス0926  監督:相米慎二|1983年|135分|松竹|
  原作: 吉村昭|脚本:田中陽造|撮影:長沼六男|
  歌:アンリ菅野&原田芳雄|ラストに流れる和風ソウル。原田の歌が聴ける!
  出演:緒形拳 (小浜房次郎)|夏目雅子 (房次郎の娘・小浜トキ子)|佐藤浩市 (房次郎の娘の夫・依田俊一)|十朱幸代 (房次郎と別れた女房・アヤ)|矢崎滋 (新一)|レオナルド熊 (大間漁業組合の熊谷課長)|石倉三郎 (水産業者・岸本)|下川辰平 (浅見)|三遊亭円楽 (房次郎とまぐろ一本釣りで腕を競った元漁師・エイスケ)|工藤栄一 (屋台のオヤジ)

むつと大間を結ぶ路線バス、トキ子が大間に帰っていく。



佐藤6002048.jpg 緒方6002048 と明け02048.jpg 地図6002646
依田(佐藤浩市)   房次郎(緒形拳)      房次郎と別れた女房・アヤ(十朱幸代)

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やまなか
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