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イタリア映画祭2010を振り返る 

初めてのイタリア映画祭2010、観て来た感想です。(14作品中5作品観た)
5作品だけ観て述べるのはどうかと思うが、直近のイタリア映画は良くないね。
これ以上、観る気が失せた次第です。
5作品を良いと思う順に並べると結果、下のようになった。


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『もうひとつの世界』 原題:Fuori dal mondo  イタリア1998(特別上映) 
監督:ジュゼッペ・ピッチョーニ(Giuseppe Piccioni)
伝統的な映画手法の延長線上にある、まずは危なげない映画。5映画中、人物描写はこの映画が優秀。2009年制作映画が一番に上がらなかったことが悲しい。
Story : マルゲリータ・ブイ演じる修道女と、クリーニング店経営の独身男との、もう一歩踏み込めば恋愛になる境界線を互いに見つめ合い、結果、自分の人生の方を選んだふたり。ゆるやかな離別後、ふたりに予期しなかった新しい変化が起こる。


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『ハートの問題』 原題:Questione di cuore  イタリア2009
監督:フランチェスカ・アルキブージ(Francesca Archibugi)
2009年制作の作品中、「時代感覚」を一番取り込んでいる、さわやかさは感じた。修理工場を営む男の長女15歳役が不思議な美女で注目かも。
Story : 集中治療室ICUでベットを並べたふたりの、男しかわからない、お互い相性の良さが通じ合って展開するストーリー。(ホモ話じゃない)ひとりは同棲の若い女と破綻の、書けない大卒脚本家45歳。もうひとりは下町で80年代のクラシック車修理工場を営む一家4人の大黒柱35歳やり手。しかし楽しい日々は続かなかった。


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『まっさらな光のもとで』 原題:Lo spazio bianco イタリア2009
監督:フランチェスカ・コメンチーニ(Francesca Comencini)
老けちゃったマルゲリータ・ブイ。どう好きになりどう捨てられようが他人事だから構わないが、それなりのうまいエピソードをかまさないので、母の遊び恋愛と生死危ない未熟児という両テーマが天びんに乗らず、しっくり来ない映画になってる。監督は女性らしい。
Story : 未熟児出産した女(マルゲリータ・ブイ)と、集中治療室NICU内の赤ちゃんを軸に、その前後のてんまつ話。

<ご注目>
韓流スターベ・ヨンジュンが、日本の横浜県立子供医療センターに、未熟児のための集中治療機器を寄付http://www.kntv.co.jp/news/?p=35887

bar-margherita.jpg
『バール・マルゲリータに集う仲間たち』 原題:Gli amici del Bar Margherita イタリア2009
監督:プーピ・アヴァーティ(Pupi Avati) 
この監督の作品は初めてですが、実に情けない作品です。観ないほうが良い。
ただ、救われた気持ちになる1点は・・・・この男。
1954年ボローニャ、マルゲリータに集う仲間たちから「性欲過剰」と呼ばれるチンピラ。
街を歩く女に近づき、ねちっこい視線で触りまくる。避ける女、そうでもない女。
街のヤクザにもなれない、軽~いこの男、決して仲間たちの中核にはいない、はずれ者。
こいつが自動車泥棒をやり、パクられて、やっとある日ご帰還。
ちょうどその時、マルゲリータに集う仲間たちは店先にいた、みな一斉に祝福の抱擁の嵐。この時のこのチンピラの表情が実にいい。
すかさず愛嬌を振りまくこの男。「レントゲン眼鏡」をかけて、歩く女に近づきながら見える見える~てな具合。仲間たちは大笑い。その直後撮ったのがこの記念写真。(写真で2列目左から3人目、茶色のレントゲン眼鏡の男)

付け加えるなら、エンディングの音楽が良かった。

*レントゲン眼鏡とは?(エックス線メガネ)

ご参考サイト:http://www.maboroshi-ch.com/ata/ord_06.htm


いつか、街のヤクザにもなれない、チンピラに視線を送る映画を特集するかな。




重なりimages
『重なりあう時』 原題:La doppia ora イタリア2009
監督:ジュゼッペ・カポトンディ(Giuseppe Capotondi)
一番ひどい作品。




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Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
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