Home > 邦画評だけ見る 直近50作 > 映画「猫と庄造と二人のをんな」  監督 :豊田四郎  主演:山田五十鈴、森繁久彌

映画「猫と庄造と二人のをんな」  監督 :豊田四郎  主演:山田五十鈴、森繁久彌

猫とTS3B1009

  ばあさんのおりん(浪花千栄子)は雑貨屋を営みながら、女手ひとつで一人息子・庄造(森繁久彌)を育て上げた。嫁の品子(山田五十鈴)も、ばあさんが人づてで見つけてきた。家事をテキパキできるしっかり者。ばあさんも嫁も家長である正造を盛りたてるが、ご本人はひょーひょーとして漂うように毎日を過ごしている。甲斐性なしとも言える。猫のリリーが唯一、庄造の独り言を聞いてくれる。3人と1匹、ひとつ屋根の下、まあまあ うまくいっている、 ように見えるがそうじゃない。

  姑と嫁、やっぱり相性が悪い。品子に子ができないのが原因か。品子は日頃の鬱積が、リリーへの八つ当たり、焼もちに向かう。リリーを縁側から投げやる。 庄造「リリーに何すんや!」ついに品子は荷物をまとめて家を出た。
  場面は変わって、庄造が叔父の家に行った。叔父から、「しっかりせなアカンで」と、ひととおり お小言を言われたあと、2階に駆け上がって叔父の娘・福子といちゃつく。福子は遊び放題の現代風。庄造と福子いとこ同士、お互い昔からそれとなく、気心も知っていていい感じ。新鮮!! 庄造には品子が古いタイプの女に思えてくる。叔父の方は、娘をいつまでも遊ばせておくのも・・・、もう限界。

  そんなこんなで、ばあさん、福子、庄造とリリー。3人と1匹、ひとつ屋根の下、まあまあ うまくいっている、 ように見えるが・・・・さらに品子も加わって4人と1匹。うわぁ!!大変。
  さてさて、どういう結末がお望みですか?
けんか123
  
  当時、結婚適齢期という言い方をすると、男性が少なく女性が多かった。
  適齢期の女性のうち2,500,000人の女性は、結婚したくても相手がいないという人口統計的計算があった。一方、太平洋戦争兵士の戦死者数が2,300,000人という数字がある。
  
  それにしても庄造のやる気のなさは何だろう。戦場経験の精神的後遺症? 戦後の混乱に気負けしてる? 「地」? もともと こういう男だってところの方がいいかな。  




最初の奥さん・品子(山田五十鈴)                                    二人目の奥さん・福子(香川京子)
品子8DB1E5AD  福子7b195監督:豊田四郎|1956年|東宝|136分|
  原作:谷崎潤一郎|脚色:八住利雄|撮影:三浦光雄|
  出演:森繁久彌 (庄造)|山田五十鈴 (品子)|
  香川京子 (福子)|浪花千栄子 (おりん)
  林田十郎 (中島)|南悠子 (初子)|山茶花究 (添山)|芦乃家雁玉 (木下)|都家かつ江 (まつ)|春江ふかみ (はま子)|桂美保 (みどり)|横山エンタツ (国粋堂)|平尾隆弘 (空地の子供)|谷晃 (魚屋「鯵のとれとれ」)|森川佳子 (女の子)|万代峰子 (煙草屋のおかみ)|田中春男 (萩村)|環三千世 (多美子)|内海突破 (友川)|三好栄子 (城川夫人)|宮田芳子 (萩村の妻)




洋画の映画評だけ見る  ここから記事を読む 
   題名で探す   こちらから
   国名で探す   こちらから
邦画の映画評だけ見る  ここから記事を読む
   題名で探す   こちらから
   監督で探す   こちらから
観たい映画、気になる映画は、こちらから どうぞ
関連記事
スポンサーサイト

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://odakyuensen.blog.fc2.com/tb.php/511-a0130bbb
Listed below are links to weblogs that reference
映画「猫と庄造と二人のをんな」  監督 :豊田四郎  主演:山田五十鈴、森繁久彌 from 一夜一話

Home > 邦画評だけ見る 直近50作 > 映画「猫と庄造と二人のをんな」  監督 :豊田四郎  主演:山田五十鈴、森繁久彌

タグクラウド
プロフィール

やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

RSSリンクの表示
Tree-CATEGORY

Return to page top