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映画「ひかりのまち」 監督:マイケル・ウィンターボトム

s1 ひかり4  s4 出会い 窓
s2 ひかり5  s5 バス
s7 ヘッドライト  s3 ひかり6
  いい映画だ。
  観たあとに、ジンワリほっとする映画だ。
  ロンドンに住む「中の下」くらいの人々が生活する街。普通の人々の、よくある話だが、いっしょになって観客も悩み、最後は喜びを共にできる。緊張感は強いられない。話はゆるりと てんでバラバラに展開するが後半になるに従い、複数のエピソードがある一点に向かって寄り集まっていく。

  どの話も、うずくまりがちだが、話を部屋に閉じ込めず、街に引っ張り出す。
  外気を吸ったエピソードは、その鬱積を少々発散させながら、また部屋に舞い戻る。ロンドンの街路撮影シーンが多用されている。
  ラフなカメラワーク、粒子の粗い映像だが綺麗。かつ、今を生きてるって感じのいきいき躍動感がある。しっかりした画面構成。丹念にカラーコーディネートされた画面。そんな土台の上で、カメラが光と自由に遊んでいる。その楽しさは観客に十分伝わってくる。「普通の人々の、よくある話」と書いたが、そんな話に魅入らせるのは、この映像だからだ。
姉 息子と元夫


 長女デビは美容師、気が強い。
  元夫ダンと別れてバツ1、息子のジャックとマンションに2人住まい。

母子3  このところ彼女は男をとっかえひっかえ、お遊びにご熱心。ダンは時たま、ジャックに会いに来てふたりで外出する。
  今回、ふたりで外出したはいいが、ジャックを遊園地で一人にしてダンは女とよろしくだった。ジャックはひったくりに会い警察に保護される。息子を見失ったダンはデビの家に戻ったが誰もいない。ダンはナディアを呼び出して夜の遊園地を探索。結果、警察署でジャックと、母のデビ、ナディア、ダンの3人が顔を合わせた。
帰りのバス


 次女ナディアは27歳未婚独身。
  ソーホーにあるカフェのウェイトレス、地下鉄で通勤、一人住まい。

次女  このところ伝言ダイアルでお相手捜し。部屋でたくさんの伝言を聞き流している。その中のひとりと一夜を共にしたが、ナディアの心は虚ろになるばかりだった。
  ナディアはこの時は気が付かないのだが、カフェの常連客にアフリカ系の青年がいて、彼は不器用で、ナディアに愛を言い出せず悶々としていたのだ。


エディ夫は退職済

 三女モリーは教師。出産が近い。
  夫エディは優しいが、今の仕事が嫌で転職に悩んでいる。でもモリーに言い出せない。2人住まい。新居のキッチンを新しくした。

ぶちきれる  言い出せないエディはあてもなくバイクで市内をうろうろしていた。運悪く交通事故を起こし負傷して病院に担ぎ込まれた。
  一方、モリーは姉のデビと一緒だった。そしてモリーが急に産気づき、あわてて二人は病院へ。そこへ、警察からジャックを保護している旨の連絡をデビが受け、急きょ、デビは息子ジャックのもとへ走った。
  モリーは女の子を無事出産。病院の廊下で、車椅子に乗ったエディと出くわす。お互い同じ病院に入院してるとは知らなかったのだ。以前に二人の間で赤ちゃんが娘だったら、「不思議の国の」アリスに決めていた。



データ監督:マイケル・ウィンターボトム|イギリス|1999年|108分|原題:Wonderland
脚本:ローレンス・コリアト|撮影:ショーン・ボビット|音楽:マイケル・ナイマン
出演
シャーリー・ヘンダーソン (長女デビー・美容師・バツ1・息子ジャックと2人住まい)|
ジーナ・マッキー (次女ナディア・カフェウェイトレス・独身)|
モリー・パーカー (三女モリー・教師・出産近い・夫エディと2人住まい)|
エンゾ・チレンティ(長男・ダレン・唯一両親と同居していたが母アイリーンとそりが合わず家を出た)
イアン・ハート (ダン・デビーの元夫・今は単身プレーボーイ)|
ジョン・シム (エディ・モリーの夫・転職中)
キカ・マーカム (アイリーン・上の3女1男の母・更年期障害? 旦那と2人住まい)
ジャック・シェパード (ビル・父親・定年後で暇を持て余している。アイリーンが口やかましい)
s6  花火  s8 遊園地
s9 夜景1  s11 夜景2
s12 店  s13 ちかてつ

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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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