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映画「メリエス’88 」   フランス国営映像研究所制作

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  実は一番言いたいことは、文末にある。
  が、しかしまずは本作「メリエス’88 」について始めよう。

引っ越し 指揮  ジョルジュ・メリエス(1861年-1938年)の没後50周年を記念して、フランス国営映像研究所が制作し1988年フランスで放映されたテレビ番組作品がこれ。
  司会者がメリエスの業績を、メリエス本人の映画のシーンと、彼のシナリオを元に新たに制作された短編映画を交えながら紹介していく。
  (左4点はすべてメリエス映画のシーン)





千一夜 蝶  残念ながら、その新作短編映画がつまらない。
  メリエス的映像マジックやCGを使うが、1988年当時でも面白くなかっただろう。
  ここで分かることは、マジシャン出身のメリエスの体臭から立ち上がる、胡散臭さや怪しさだ。これが無いと、すっ呆けた映画にしかならない。そうそう、自分が作った芝居の舞台に、観客や役者をかき分けて躍り出る唐十郎に近い、あれだ。あのエネルギー。

  「メリエス’88 」は日本でも放映された。その時、続いてメリエスとは関係ない短編映画が放映された。(「幽霊」「夏山と氷河」ほか。フランス国営映像研究所が委嘱した作品?)
落下2
  その中で「幽霊」が印象深い。
  高い尖塔を持つ大きな教会、街中の広場に面してあるようだ。突然、教会内のマリア像からマリアの霊が抜け出て、その霊がおもむろに尖塔の上空まで上昇していく。この奇跡を見ていた多くの市民は、上空のマリアに手を合わせている。
  その中の一人のおばさんが突如、宙に浮き上昇し始めた。そしてマリアに近づいた途端に、落下! 教会の出口付近の石畳に叩きつけられた。これ、ジャン=ピエール・ジュネ監督の「アメリ」、彼女の母の、突然の死のシーンを連想しませんか?  

フランス国営映像研究所制作
監督:アラン・ナウム|フランス|1988年|
<メリエスのシナリオを元にした短編映画>
監督・脚色:Z・リブズンスキー(満足した名誉/決闘 より)|ズビック|マルク・カロ(100のトリックを持つ男)|ジャン・ピエール・モッキー(小人と巨人の国のガリバー)|ほか
<付録映画>
「幽霊」(監督パスカル・オビエール)|「夏山と氷河」|ほか

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「ヒューゴの不思議な発明」   監督:マーティン・スコセッシ ~ 一夜一話から
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  <ターミナル駅(終着駅)>
  パリにあるモンパルナス駅。少年ヒューゴは、この駅の隠れたスペースに住んでいる。
  映画に、列車のブレーキが利かずに暴走し駅舎を突き抜けるシーンがある。 これ 1895年に、実際にこの駅で起きた事故。凄いね! CDジャケットで知ってる人もいるかも。
  <駅の売店>
  あの、ジョルジュ・メリエスは晩年、失意のどん底にいた、らしい。そしてこのモンパルナス駅で、おもちゃと駄菓子の売店をしていた・・・の、映画のシーンがこれ。

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Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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