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映画「フロスト×ニクソン」  監督: ロン・ハワード

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  エンターテイメントな映画です。
  事実をもとにした政治スキャンダルの話ですが、ウォーターゲート事件について、知らなくても楽しめます。

発想  アメリカの元大統領ニクソンと、お笑い出身の人気TV司会者フロストの、ふたりのトークショー・バトルが話の中心。
  自身が引き起こしたウォーターゲート事件によって、大統領を辞任した後に行われた収録。この収録に至るまでには、トークショーを企画したフロスト側と、承諾した元大統領サイドとの、事前のつばぜり合いや探り合いが丁々発止とあり、映画は緊張感を高める。
  フロスト側は前代未聞の視聴率をたたき出すインタビューを狙う。つまりインタビュー中にニクソンの口から、新しい真実や罪の告白を引き出そうとしている。ウォーターゲート事件に詳しいブレーンを雇った。
  一方ニクソン側は、一直線に名誉回復・政治家復帰アピールを強く狙う。ニクソン信奉者が作戦を練る。お笑いタレントだろ? 選挙にすら行った事ない男フロストなんて所詮相手にならない。

戦略  フロストが心を砕いた事は三つ。出演料としてニクソンに渡す200万ドルの出資集め。そして番組を買い放映してくれるTV局捜し。しかし収録当日になっても、両方ともうまくいかない。まして、ニクソンをやり込める決定的な攻め口が見つからない・・・。追い打ちはフロストが長年務めた番組から契約破棄を言い渡される。フロストごときが余りに無謀なことを、さらには成功したらしたらで業界では生きて行けまい。そんな声。観客は次第に映画に引き込まれていきます。
  結局、収録された映像は、1977年に実際にTV放映され、最高の視聴率を記録したそうです。

  合法の橋だけを渡っていれば何も問題はないが、無理を承知で時に非合法の橋も渡る。渡るのは政治家で、見守ったのか、渡らせたのか、それは当局の意思、なんて事はあるんだろう。
  事後処理は、いや事前処理は、物事のツジツマを精緻に合わせること。文書が公開される意義と必要性を考えさせられる。

TV実画面  原題:Frost/Nixon|
  監督:ロン・ハワード|アメリカ|2008年|122分||
  原作・脚本:ピーター・モーガン|撮影監督:サルヴァトーレ・トッチーノ|
  出演:フランク・ランジェラ (Richard Nixon)|マイケル・シーン (David Frost)|ケヴィン・ベーコン (Jack Brennan)|レベッカ・ホール (Caroline Cushing)|トビー・ジョーンズ (Swifty Lazar)|マシュー・マクファディン (John Birt)|オリヴァー・プラット (Bob Zelnick)|サム・ロックウェル (James Reston)|

  ← 実際の放映映像

  ニクソン大統領とは?・・・・ウィキペディアのページへ





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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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