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映画「今宵ひと夜を」   監督:千葉泰樹  主演:八千草薫

港


鏡2  広島県福山市、瀬戸内にある小さな港町、鞆の浦(とものうら)。その名は古来より美しい入り江で有名だ。小ぶりな連絡船が出入りする。
  街並みは古いが町屋はしっかりしている。旅回りの劇団が公演する小劇場がある。戦前までは賑わった港町のようだ。
  主人公は、この港にある寿屋という料理屋兼旅館に住み込む4人の女たち。
  どこかの漁村や中国旅順などから流れ着いた女が、この寿屋に住み込んで働いている。彼女たちが演奏する三味線と太鼓の賑やかな伴奏で、お座敷は盛り上がり、呑んでは客と一緒に歌い、男はおどけて踊り続ける。



鏡鏡3  こんな男たちの遊び相手をし、時には誘いに乗る女もいる。そしてある日、連絡船で去っていく。男と一緒に船に乗り込む女、ひとりで去って行く女、様々だ。なかには舞い戻ってくる女もいる。
  八千草薫・演じる、お春は、まだ娘。下働きをしてきたが、お座敷にも出るようになった。
  町の旦那衆も常連客。彼らの夜這いの標的はお春だ。そんな気配がある夜は、お春は廊下や庭に逃げ隠れる。そんな時代そんな地方。


車  寿屋の客は船で来る商人が多い。しかし自動車で来る、若いレジャー客も現れはじめた。遊びのモーターボートも用意されている。この町も変わり始めた。
  東京の大学に行っている寿屋の息子の清一が、夏休みで家に帰ってきた。いい男。
  あっちこっちと気が多い、お美代(三浦光子)は前から好いていた。ああっ、お春(八千草薫)も密かに好意を抱いている。寿屋の他の女たちから、私たちのようになっちゃ御仕舞いよ、と言われるお春。
  さて、主人公である4人の女たちは、どんなラブストーリーを紡ぎだすのでしょうか・・・。結構ほろ苦いかもしれません。


小屋監督:千葉泰樹|1954年|89分|
原作:広津和郎「入江の町」|脚色:井手俊郎|撮影:遠藤精一|
出演:八千草薫 (お春)|三浦光子 (お美代・宿の客小泉と駆け落ちする)|
沢村貞子 (お浜)|東郷晴子 (おしま・旅一座の座長と一緒に旅に出る)|十朱久雄 (清作・壽屋の主人、以前ハワイに移住していた)|瑠璃豊美 (おけい)|中村伸郎 (小泉・お美代の相手)|不二乃道風 (海野)|春日清 (山長)|柳谷寛 (丸八)|澤村國太郎 (市村右左衛門・旅一座の座長、おしまを好きになる)|瀬川路三郎 (吉十郎)|平田昭彦 (早田)|桜間秀子 (マキ子)|寺島雄作 (刑事A)|中山昭二 (清一)|堺左千夫 (武)|清水元 (池津)


蛇の目   寿

  鞆の浦(とものうら)の観光サイト
  http://www.tomonoura.co.jp/rekishi.html


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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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