Home > 邦画評だけ見る 直近50作 > 映画「教祖誕生 」  監督:天間敏広  原作:北野武

映画「教祖誕生 」  監督:天間敏広  原作:北野武

トップ新教祖

  北野武・原作の映画。ちょっとひねくれた喜劇です。
  誰が見ても、いかがわしい小さな教団が徐々に大きくなる過程で、新たな教祖が誕生し新興宗教となる話。

駅2 111
布教 辻説法  単線の鉄道駅から次の駅へと、へんぴな農村地帯をドサまわりし、布教活動をする弱小の教団。
  四つ角に空き地がある場所で、布教活動がはじまる。十数人、地元の人々が取り囲んでいる。
  その十数人の中から、車椅子の母親とその娘が教祖の前に出る。「母の足を直してほしい。」  教祖は、母親の足腰に手のひらをあてる。すると教祖の手のひらからビビッと光線が出た。しばらくして母親に「立ち上がりなさい・・・」 やおら母親が車椅子から静かに立ち上がった! 
通りすがり111
  この一部始終を見ていた地元の人々は、つまらなそうに三々五々去っていく。誰が見ても「さくら」にしか見えない母娘。教祖の衣装の袖のうちには、電気コードがそーっと・・・。
  教団を見ていた十数人の中に、主人公・高山(萩原聖人)がいた。気ままな一人旅の途中であり、通りすがりであった。電車の車内で再度、教団の人々と出会う。何故か、自分でもわからないが高山は彼らについていく。暇でもあった。
屋敷 教祖 光線  
  そのうち教団の移動はマイクロバスになる。そのバスに、なんと高山が乗っている。教団の一員となったようだ。車椅子から立ち上がる役も出来るようになった。


経営陣111  こうして教団は徐々に大きくなってきた。教団経営は、司馬(北野武)と経理の呉(岸部一徳)の2人が担っている。信者獲得はビジネスであり、収益が増えないと教団の繁栄もない。街で拾った老人を教祖に仕立てている。教祖は「置物」だ。
  そのハズが最近、教祖(下絛正巳)が本気で教祖しようとしている。教団がここまでやってこれたのは教祖自身の力だと思い始めていた。図に乗っていると、司馬は教祖をクビにした。





本殿 本部本殿  しかし、教団にとって教祖の存在は必要不可欠だ。司馬は高山に「教祖」をやれと命じる。人事異動に近い感覚だ。
  高山は毎日、教祖の勉強を始める。根は真面目な高山は、修行をしてみたいと言い出した。信者獲得のいいネタになると思い司馬はオーケーを出す。滝に打たれ、断食をおこなう。
  工場跡を居抜きで本殿としていたが、大本殿建設計画が始まる。
  その後、司馬はある事件を起こして教団を去る。経理の呉の天下になった。呉は高山教祖に言う。「この教団を経営していたのは司馬ではなく、この俺だ! 俺の言うとおりに従え。」

ホール講演会  時は経ち、地方での布教も大きな公民館ホールを使うようになった。
  そんなある日ある会場。入場者がホールの外まで列をなしている。ホール内の客席は3000人ほどで満たされている。控室で、高山教祖はひとり黙していた。
  そして、彼は本当に教祖として覚醒するのであった!!  




監督:天間敏広|1993年|東宝|95分|
原作:北野武|脚本:加藤祐司、中田秀子|撮影:川上皓市|
出演 萩原聖人 (高山和夫)|北野武 (司馬大介)|岸部一徳 (呉)|玉置浩二 (駒村哲治)|下絛正巳 (初代教祖)|山口美也子 (洋子)|もたいまさこ (政子)|国舞亜矢 (朋子)|南美江 (久栄)|ほか

洋画の映画評だけ見る  ここから記事を読む 
  題名で探す   こちらから
  国名で探す   こちらから

邦画の映画評だけ見る  ここから記事を読む
  題名で探す   こちらから
  監督で探す   こちらから
観たい映画、気になる映画は、こちらから どうぞ
関連記事
スポンサーサイト

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://odakyuensen.blog.fc2.com/tb.php/598-d8afac0f
Listed below are links to weblogs that reference
映画「教祖誕生 」  監督:天間敏広  原作:北野武 from 一夜一話

Home > 邦画評だけ見る 直近50作 > 映画「教祖誕生 」  監督:天間敏広  原作:北野武

タグクラウド
プロフィール

やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

RSSリンクの表示
Tree-CATEGORY

Return to page top