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映画「水の花 」  監督:木下雄介  主演:寺島咲

美奈子  海

  何でもない映画だが、最後まで観てしまった。
  澄んだ気持ちの時に観ましょう。
  ふたりの主人公、中学生の女の子と幼い女の子の、悲しくも柔らかい気持ちに寄り添ってあげてください。

優  中学生の高槻美奈子(寺島咲)が、小学一年生の長原優に「海に行こう」と誘った。
  優は怖がりもせず驚きもせず、美奈子について旅に出た。この時ふたりは初対面だった。そしてふたりとも、母親に対して鬱積したものを抱えて苦しんでいた。日常から抜け出したかった。家出だ。

  美奈子は、父親と二人暮らし。母は数年前に家を出て行った。美奈子も父親も、その時の傷がまだ癒えないでいる。優は、母親と二人暮らし。父親はふたりを置いて家を出て行った。最近母親は家を空ける事が増え、優はひとり家で過ごしている。
  実は、美奈子と優の母親は同一人物(黒沢あすか)、つまり、このふたりは異父姉妹だった。この事を知った美奈子が優を誘ったのだ。そういうことは一言も言わずに。ただ、美奈子の心は複雑だ。
  海の傍のおじいさんの家で、ふたりの心は次第に開いていくのであった。
田舎の家 
  美奈子と優の自然な演技が実を結んでいる。
  父親/母親の演技はありきたり陳腐だ。いや、役回りとして、こうしかならないんだ。この辺、脚本がもう一つ練れていれば、父親/母親の存在感が増し、結果、美奈子と優の演技を支える事になったろう。 



雨駅監督・脚本:木下雄介|2005年|92分||
撮影:丸池納|
出演:高槻美奈子(寺島咲)|長原 優(小野ひまわり)|
高槻圭介・美奈子の父(田中哲司)|
長原詩織・美奈子と優の母(黒沢あすか)|長原隆司・優の父(津田寛治)|


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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

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