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映画「カラマリ・ユニオン」  監督:アキ・カウリスマキ

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  コメディだ、と言われても笑える映画じゃない。
  学生が撮ったアマチュア映画のように、気まぐれで生意気で自己中だ。

フランク  だからツマラナイと言うもヨシだが、ちょっと待って。
  とにかく絵が、かっこいい。
  フィンランド風味ある街をベースに、ムサイ男たちがアメリカン味に浸っている。このズレがいい。(バック音楽もアメリカン、ビリーホリディの歌声が懐かしい)

出発  さて、お話は・・・。子供がイヤイヤするように、いい大人がそろって生まれた街を出たいらしい。行先は理想の「街の反対側」 死も覚悟の上だ。(確かに、話が展開するにつれ、多くの犠牲者が出る。)  計画はまず、みんなで街の中心まで地下鉄で行って、そこから分かれて個人行動。遠足じゃない。  「街の反対側」に行くルートはさまざま。北へ行くルート、南に行くルート、直行ルート。えっ? どこにあるのか、空想か・・・。

バック  絵がかっこいいと言ったが、背景に注目。何気ない背景に見えるが、よく計算されている奥行きのある映像シーンが多い。例えばビルの入口が背景だが、入口の奥にビルの向こう側の出口が見え、一筋裏の通りを歩く人(extra)を意識して撮影されていたり・・・大変手間がかかっているとみた。凝り性だ。こだわりだね。

  そんなわけで、ストーリーは、ほぼ、ない映画ですが、たいへん面白いです。フフフ。


  
ライブ  夜
ライブもこなす。                 タクシーに無賃乗車
  
夜景  会議
フィンランドがご不満かえ?          会議もする。  

路上原題:CALAMARI UNION|

監督・脚本:アキ・カウリスマキ|フィンランド|1985年|80分|
撮影:ティモ・サルミネン|
出演:マッティ・ペロンパー (フランク)|プンティ・ヴァルトネン (フランク)|サッケ・ヤルヴェンパー (フランク)|ピルッカ=ペッカ・ペテリウス (フランク)|カリ・ヘイスカネン (フランク)|マッティ・シュルヤ (フランク)|ミッコ・シュルヤ (フランク)|ティモ・エランコ (フランク)|パテ・ムスタヤルヴィ (フランク)|サカリ・クオスマネン (フランク)|マト・ヴァルトネン (フランク)|ミッコ・マッティラ (フランク)|マルック・トイッカ (Pekka)|

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北欧の映画 ~ 一夜一話から
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スウェーデン
  「散歩する惑星」
   いい映画です。大きなスクリーンで映画の隅から隅まで、じっくりながめたい。
   ひとつの画面の各所で、いろんなことを言っている。恐ろしく緻密な作品だ。
   何度観ても、広い空間の、奥行きある空気感にしびれる!!

  「ぼくとママとおまわりさん」
   スウェーデン映画です。すなおな作品。みんなが楽しめそうです。
   美人のママは一人息子ツァツィキと仲がいい。
   ママは自宅ガレージでアマチュア・ロックバンドのボーカル兼リーダー。
   バンドのベース男と同棲、計3人暮らし。 

  「シンプル・シモン」
   映像は、品のいいポップな仕上がり。わかりやすさに気をつかい 遊び心もある。
   さらに饒舌と言っていい。
   アスペルガー症候群という あまり知られてない障害を持つ弟シモンと その兄サム。
   そして弟を好きになる女性ジェニファーの3人が主役だ。
   前向きな姿勢と挫折を、コミカルなタッチを交え 明るく表現されてるハッピーエンドな映画。
   北欧っぽいリリカルさも感じるかな。

  「エヴァとステファンとすてきな家族」 
   時は1975年、スウェーデンのストックホルム。
   夫婦げんかをして、妻エリザベートは子供2人連れ家出する。
   心配する妻の兄ヨーランが仮住まい先の世話をかってでる。
   用意された部屋とは、ヨーランが住んでいてヒッピー達が住む家の一室だった。

ノルウェー
  「ホルテンさんのはじめての冒険」
   ホルテンはまじめで精勤な電車運転手、定年退職目前。明日は最後の出勤日。
   しみじみ我の来た道を振り返る。さてその夜は職場仲間主催のパーティ。
   しかしそこへ向かうホルテンに災難が待ち構えていた。
   結果翌日は遅刻、駅に駆けつけるが乗務すべき電車がホームを離れていく。
   こんなことは入社以来1度も無かったのに!!

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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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