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映画「夏の妹 」   監督:大島渚   主演:栗田ひろみ、リリィ 沖縄返還

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上

上2  1972年に沖縄が日本に帰って来た。返還されたその年に沖縄で撮影された劇映画。

  作り手が沖縄を恐るおそる扱っている、といった感じが伝わってくる。当時、ヤマトンチュが沖縄をどう見ていたのかが、少し分かってくる。今現在、この映画そのものが、ドキュメンタリーかもしれない。

  てっとり早く言えば、沖縄は外国。
  映画の中に観光ガイドが織り込まれている。亀甲墓やひめゆりの塔やら、またコザ市街のシーンでは、武器が買えた話や、ベトナム帰りの米兵向けの店が集まる地域の話や、ヤマトンチュ向け花街やらが説明される。

  ウチナーンチュ役の石橋正次、佐藤慶、戸浦六宏、小山明子が標準語のセリフなので臨場感がでない。ウチナーンチュ素人俳優によるウチナーグチだけのシーンも少しあって、まったくわからないでしょ、というメッセージを映画は観客に送ってくる。
  
  栗田ひろみ、リリィの、演技のつたなさは、貴重ですね。
  そう、この映画は栗田ひろみ人気にたよっています。彼女が主役です。(リリィもお忘れなく。)

  要するに俳優全員、スタッフ全員が返還直後の「沖縄観光客」の域を出てないので、沖縄の風土というリアリティ感は乏しいです。そこが、この映画をドキュメンタリーにしているとも言えますね。

座敷 夜の街 

海 舟








下

監督:大島渚|1972年|96分|
脚本:田村孟、佐々木守、大島渚|撮影:吉岡康弘|
出演:栗田ひろみ (菊地素直子)|リリィ (小藤田桃子)|石橋正次 (大村鶴男)|
小松方正 (菊地浩佑)|小山明子 (大村ツル)|佐藤慶 (国吉真幸)|殿山泰司 (桜田拓三)|戸浦六宏 (照屋林徳)|
浜辺









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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
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