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映画「子猫をお願い」    監督:チョン・ジェウン  主演:ペ・ドゥナ

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  高校時代の友人・5人の女子たちが、卒業してから、まる一年少し経つまでの話。 卒業と同時に、みんなの気持ちや考えが変わっていく様子を丁寧に描いている映画。


111.jpg  ヘジュの家は金持ちだ。彼女は大企業に一般職の新入社員として入社した。電話受付、コピー、お茶出し、パソコンの毎日。美人なので、総合職男子先輩の受けはいい。尊敬する上司は女性の部長で、「一生雑用する気なの?、得意の英語をもっと勉強しなさい」と言われた。給料はいいらしく、女子的な楽しい買い物が出来て満足している。特定の彼氏はいない。早いもので、もう一年たって今春の新入社員が入社してきた。  


222.jpg  テヒ(ペ・ドゥナ)の家はサウナ屋。彼女はこまごまとした稼業を手伝っている。店の上階に家族全員が住んでいる。自分が生まれ育ったこの環境から抜け出したい、そういう漠とした気持ちが心にある。住んでいる、この仁川(インチョン)が港町であり空港も近いことの影響もあるだろう。抜け出る出口が見つからない。みんなの連絡窓口役、相談役。ちょっと変人、天然か・・・。



333.jpg  ジヨンの家はみんなの中では一番貧しい家庭。不法居住、不法建築が棟寄せ合う一角にじいさん・ばあさんの3人で住んでいる。就活しているが難しい。社会に対して格差差別を体感している。自ずとヘジュとは仲が悪い。ヘジュがジヨンの前でわざと自慢することも知っているが・・・。でも、内にたまった不満の、ヘジュ流の吐き方だとみんなは分かっている。ジヨンと相性がいいのはテヒ。


444.jpg 
  ピリュとオンジョの双子女子は中国系だ。ふたりしてアクセサリーを道端に店出して売っている。商売の気持ちがあるのかないのか、傍目にはよく分からない。ただ、その日を楽しむ力は一番あるようだ。

猫かえし  
  みんなでクリスマスパーティをした時の、プレゼント交換に、ジヨンは、ヘジュに野良猫の子猫をあげた。ヘジュはその場は喜んでいたが、後日、飼うのが面倒だと言って、猫をジヨンに返却した。
  そのあと、ジヨンが外出中に、家が崩壊し、じいさん・ばあさんの死亡が知らされる。警察からの事務的な事情調査にジヨンは完全黙秘を続けたために少年院に送られる。よって子猫はテヒのもとへ。
  何日かして、テヒは、帰るところを失くしたジヨンの出所を、少年院の門で待っていた。お願い そして示し合わせたように、決心したふたりは空港出発ロビーへと向かった。 
  だから事前にテヒは、ピリュとオンジョにお願いした。・・・子猫をお願い。




空港出発ロビーの、ジヨンとテヒ
空港


英語タイトル:Take care of my cat
監督・脚本:チョン・ジェウン|韓国|2001年|112分|
撮影:チェ・ヨンファン|
出演:ペ・ドゥナ(テヒ)|イ・ヨウォン(ヘジュ)|オク・チヨン(ジヨン)|イ・ウンシル(ピリュ)|イ・ウンジュ(オンジョ)|



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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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