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映画「ジャンク・メール 」  監督:ポール・シュネットアウネ

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夜明けのリーナとロイ。 リーナ 「ずっとあたしに付いて来るつもり ?」

  ノルウェーはオスロの裏街は、随分寒々しい。登場人物は総じて下層の人たち。
  郵便配達のロイは、30歳過ぎて独身、アパートで一人住まい、仕事も身の回りも適当、自分の人生を捨てている様子。そんなロイが珍しく女に一目惚れした。その女が本屋で万引きしているところをたまたま見て、ロイはぐっと来たらしい。彼女の名はリーナ。クリーニング屋で雇われている。
アパート  ある日、ロイがとあるアパートの集合郵便受けに郵便物を入れていると、リーナが!! ロビーに降りてきて、郵便受けの鍵を開け郵便物を取って外出していった。もちろんロイのことなんか知らない。ロイが、ふと見ると鍵が挿したまま。部屋の鍵も付いている。
  やっちゃいけないと思うとやりたくなってしまう。気が付けばロイは彼女の部屋の前で廊下に人気が無いか確認している。彼女はいない。リーナの部屋の冒険が始まる。どうも一人住まいらしい。ロイは彼女のポートレート写真を1枚いただく。
トイレ  さて、話はいささかヤヤコシイ。リーナの彼氏は悪をして他人様の金を手にしていた。怪我した被害者は病院へ。共犯のリーナの良心はオロオロしていた。
  ロイはちょいと探偵の真似して、このヤヤコシイ人間関係に首をツッコんでしまう。日頃、気弱で周りに無関心な彼が、なにやら威勢がいい。どうやら、もやもやしていたものを、みんな「あのブラックホール」に捨て去って、心機一転なのかもしれない。そして一目惚れは男を強くするらしい。・・・で、映画はここからサスペンス風味っぽく展開する。
追跡  アクションシーンも含めて、いろいろあった末、リーナの彼氏(右写真→)は、ロイとリーナを執拗に追いかける。
落ちたわ  (←)しかし、ついに深夜の路上で彼は走る車から落下して果てるのであった。これでロイとリーナは、危機的状況から解放された。
  ロイにとっては、やっとリーナと落ち着いた話ができるタイミングになりつつあった。



バスルーム  さて、話は少し戻るが、2度目にロイがリーナの部屋に侵入したとき、彼女が帰って来た。ロイは慌てて身を隠す。そして異変に気が付く。リーナがバスタブで沈んでいる。睡眠薬自殺だ。彼は彼女を助け上げ救急車を呼んだ。だが、この間の成り行きは、リーナはまったく知らない。
うそよ  そんなこと嘘よ!とリーナは言う。いや本当だ。部屋に勝手に入って悪かった・・・。ふたりは未明の街を歩き始める。
  どうして私に付いて来るのさ!とリーナは言う。そうしてずっと付いて来るつもりなの?  共通体験を分け合った間柄にはなったが、なんとも稚拙な始まり。ロイの一目ぼれは、実を結ぶのか。

写真をどこで

  この映画、全体的に絵がきれい。まず、そこんとこを観て上げて欲しい。そしてノルウェーの、ファンタジーと言ってよいラブストーリーをどうぞ。
555.png
背景に電車が走る。幻想的夜景だ。何気にこんなシーンが各所に。


88.pngオリジナル・タイトル:Budbringeren/Junk Mail

監督:ポール・シュネットアウネ|ノルウェー |1996年|83分|
脚本:ポール・シュネットアウネ、ヨニー・ハールベルグ|撮影:ヒェル・ヴァスダール|
出演:ロバート・シャーシュタ (ロイ)|アンドリーネ・セーテル (リーナ)|ペール・エーギル・アスケ (リーナの彼氏ゲオルグ)|エーリ・アンネ・リンネスタ (バーの太った女ベッツィ)|

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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