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映画「ルナ・パパ」   監督:バフティヤル・フドイナザーロフ

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サイド  明るくカラッとしたドタバタ喜劇。
  そして、スピード感と広大な大地のスケール感がこの映画の魅力。
  また、たくさんのエピソード・シーンが、ていねいなモザイク模様になっているのが万華鏡のよう。

  中央アジアのタジキスタンでのお話。
  17歳の娘マムラカットが主人公。母を亡くし、父と兄の三人家族。
  マムラカットは芝居好きで女優になりたい。旅回りの劇団が来ると、気もそぞろ。兄は元・兵士、地雷で頭を負傷し気がふれている。自身を飛行機だと思っていて、ビンを爆弾に見立てて腕に下げて、村中を飛び回っている。兄妹は仲が良く、妹は兄の面倒をみて、一緒に村中を猛スピードで駆け巡る。
  村の上空には、何度も、飛行機が超・低空飛行で、来ては飛び去って行く。旅回りの劇団を乗せた飛行機だ。湖の湖畔にある劇場で陽が沈んで公開の予定。せがんでマムラカットの一家は車で劇場に向かう。途中で父は娘に白い服を買ってやる。喜び舞う娘。
  さて月夜の湖畔をひとり歩いていたマムラカットは、なまめかしい不思議な事に遭遇する。そして後日、妊娠していることが分かり、またひと騒動が始まる。ついには父は、兄妹を連れて、お腹が大きくなった娘の相手を見つける旅に出る。この先、波乱万丈な兄妹は幾度もの災難に遭遇するが健気に明日に向かっていくのであった。

  タジキスタンの荒涼とした砂漠と大きな湖を背景に、飛行機、戦車、自動車、バイクそして兄妹が縦横無尽にスクリーンを疾走する。だから俳優の大げさなドタバタ身振りは、丁度いいつり合い。
  娘の妊娠は、タジキスタンという、まだ混乱の国の、迎えたい未来を象徴している。

下オリジナル・タイトル:LUNA PAPA

監督:バフティヤル・フドイナザーロフ|ドイツ、オーストリア、日本、ロシア、フランス、スウェーデン、タジキスタン、ウズベキスタン|1999年|107分|
原作・脚本:イラクリ・クヴィリカーゼ|撮影:マルティン・ゲシュラハト、ドゥシャン・ヨクシモヴィッチ|
出演:チュルパン・ハマートヴァ|モーリッツ・ブライブトロイ|アト・ムハメドシャノフ|メラーブ・ニニッゼ|ニコライ・フォーメンコ|





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やまなか
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