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映画「グッバイ・ファーストラブ」、 「スカイラブ」   フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブから

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上1
「グッバイ・ファーストラブ」 Un amour de jeunesse

  若いラブストーリーを素直に楽しむ映画。
  舞台はパリ。高校の時に恋におちたカミーユとシュリヴァンは、その後別れてしまうが、時が経ち別々の道を歩んでいたが、ふとした再会から、今度は大人の恋が始まる、そんな甘く切なく深いラブストーリー。
  カミーユは高校時代、南米を放浪することで自身と向かい合いたかった。で、シュリヴァンを愛していたが分かれを決意した。以降お互いの連絡は途絶える。彼はその後フランスに帰国、地方紙の報道カメラマンとして細々と、でもゆったりした生活を送っていた。
  一方シュリヴァンはカミーユからの突然の別れが受け入れがたく自殺を試みた。その後大学に進学し建築を勉強、パリ中心部ある建築事務所に就職、研究室の教授であり建築事務所の社長である年上の男性と結婚していた。
中  そして再会。カミーユはふたりの間に階層の差を感じる、そしてシュリヴァンは高校時代に戻った気持ち。しかし、ふたりはこの愛が今も生きていることを確信するに至る。後ろめたさを伴いながらも人目を忍び、続いて再会を繰り返すふたりは・・・。

  南フランスの田舎のシーンなど、高校生時代のふたりの、美しく甘くさわやかな映像が続きます。ここがこの映画の見せ場です。



中2-2オリジナル・タイトル:Un amour de jeunesse

監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ|フランス|2010年|110分|
撮影:ステファーヌ・フォンテーヌ|
出演:ローラ・クレトン(カミーユ)|セバスティアン・ウルゼンドフスキー(シュリヴァン)|マーニュ=ハーバード・ブレック(ロレンツ)|





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上2
「スカイラブ」 Le skylab

  この映画、まずはブルターニュ地方の澄んだ風を楽しめます。また1979年当時の、フランスの大衆のさまざまな気持ちが読み取れるように、ていねいに作られた映画。
  一族郎党のママである祖母の誕生日に親戚が集まってくる。祖母は以前ベトナムに住んでいて帰国している。
  彼女の家は、ブルターニュの田舎の大きな家、緑がまぶしい、広々とした風景、大きな空。この空の下、庭でバーベキューが始まる。
  集まった親戚は、多種多彩な人たち。楽しい食事、わいわいと会話が始まる。アルジェリアに兵隊に行っていた叔父は、今も戦争ストレスの後遺症を引きずっている、同じく軍医で行っていた叔父、このふたりは右派硬派、威勢がいい。アンナ(ジュリー・デルピー)の夫婦は、ふたりとも俳優で変わり者とみなが思っている、五月革命に燃えたふたりだ。右派左派の論争が始まり、政治の話は止めてくれ!と、祖母が怒鳴るシーンも。女性たちは子どもの話やセックスの話で盛り上がる。子供たちは食べては庭を駆け巡る。
組000  そんな登場人物ひとりひとりの思いを映画は丹念に描き分けていきます。子供もそれぞれ個性が表現されている。
  「グッバイ・ファーストラブ」と比べて観ると、インパクトが薄く散漫な印象を受けなくもないが、よく観ていくと、地味ながらあたたかな、いい映画。子役がいい味。


オリジナル・タイトル:Le skylab

監督・脚本:ジュリー・デルピー|フランス|2011年|113分|
撮影:リュボミール・バクシェフ|
出演:ジュリー・デルピー(アンナ)|エリック・エルモスニーノ(ジャン)|オーレ・アッティカリネット|ノエミ・ルボフスキーモニク|ベルナデット・ラフォンおばあちゃん(アマンディーヌ)|ジャン=ルイ・クロックフレド|エマニュエル・リバおばあちゃん(メイ)|リュック・ベルナールジョゼフ|アルベール・デルピーユベール|カンディッド・サンチェスクスタヴォ|

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ジュリー・デルピー監督の映画 ~ 一夜一話より
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紹介「パリ、恋人たちの2日間 」 
  ニューヨークに住むフランス女性マリオンとアメリカ男性ジャックの、笑えるラブストーリー。
  異文化交流で浮き彫りになるカルチャーや習慣の違いが、互いに魅力でもあったし喧嘩の種でもあった。そんなふたりがマリオンの故郷パリに到着、マリオンはパリの空気で心が解放され、ジャックは委縮し爆発する。
  「パリ、恋人たちの2日間 」へは、こちらから


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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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