Home > 洋画評だけ見る 直近50作 > 映画「まぼろし」   監督:フランソワ・オゾン     主演:シャーロット・ランプリング

映画「まぼろし」   監督:フランソワ・オゾン     主演:シャーロット・ランプリング

上
「夫の時計じゃないわ、ジャンのじゃない。」

海岸  シャーロット・ランプリング主演のサスペンスか。

  夫婦で行ったバカンス中に、海に入った夫が溺れ、行方不明になる。
  妻・マリー(シャーロット・ランプリング)は、浜辺にいながら、すぐに気付かず何もできなかった悔しさが後々まで尾をひき、マリーの心に重く残る。ヘリコプターも出動したが結局、何も発見できなかった。マリーは一旦パリの自宅に帰り、地元警察からの連絡を待つが電話はなく、日だけがだらだらと無為に過ぎて行った。

夫  死体が上がらないなら溺れたのではなく、失踪した可能性もある。そう思うと夫が生きている嬉しさとは裏腹に、マリーが知らない夫の世界があったことになる・・・。とにかく連絡が欲しい。
  ひとり悩むマリーの心は、ある打開策を講じた。それは、マリーの夫・ジャンは何事もなく生きている。マリーが帰宅するとジャンが現れ、食事をしベッドを共にする。マリーはこうした「まぼろし」の毎日を送るのであった。
  その一方で、マリーの心は夫の死を、あるいは彼女が知らない側面の夫を探ろうとする。夫が通っていた調剤薬局で調剤履歴をみようとし、わかったことは、バカンスに行く前の日以来、来店がない、薬は抗うつ剤。 

マリー  マリーを心配し慰めようとする友人たちが彼女を取り囲んでいる。精神科をすすめる友人。そしてマリーにふさわしい男性・ヴァンサンを紹介する事になる。そう、事件当日から、だいぶ時が経過していた。
  マリーの身体はマリーの心とは別に悩んでいた。そんなわけでヴァンサンはマリーの恋人となった。


遺体  そんなある日、警察から連絡があり、ジャンらしき男性の遺体が収容されたという。身元確認のためにマリーは出向いた。外見からはマリーでさえ確認できない遺体であった。所持品の時計を見たが、マリーの回答は「夫の時計じゃないわ。ジャンのじゃない。」というじゃんじゃん回答だった。夫の死を直視しないマリーの心は、そう答えるしかなかった。




自宅で闇に包まれるマリーの心は・・・。                                       亡き夫ジャンと。       
組00
マリーの恋人、ヴァンサン。マリーの友人の紹介だった。                   まぼろしの夫と食事するマリー。




下オリジナル・タイトル:SOUS LE SABLE
英語タイトル:UNDER THE SAND

監督:フランソワ・オゾン|フランス|2001年|95分|
脚本:フランソワ・オゾン、エマニュエル・ベルンエイム、マリナ・ドゥ・ヴァン、マルシア・ロマーノ|
撮影:アントワーヌ・エベルレ、ジャンヌ・ラポワリー|
出演:シャーロット・ランプリング (マリー)|ブリュノ・クレメール (ジャン)|ジャック・ノロ (ヴァンサン)|アレクサンドラ・スチュワルト (アマンダ)|ピエール・ヴェルニエ (ジェラール)|アンドレ・タンジー (スザンヌ)|


洋画の映画評だけ見る  ここから記事を読む 
   題名で探す   こちらから
   国名で探す   こちらから

邦画の映画評だけ見る  ここから記事を読む
   題名で探す   こちらから
   監督で探す   こちらから
観たい映画、気になる映画は、こちらから どうぞ
関連記事
スポンサーサイト

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://odakyuensen.blog.fc2.com/tb.php/741-f284b571
Listed below are links to weblogs that reference
映画「まぼろし」   監督:フランソワ・オゾン     主演:シャーロット・ランプリング from 一夜一話

Home > 洋画評だけ見る 直近50作 > 映画「まぼろし」   監督:フランソワ・オゾン     主演:シャーロット・ランプリング

タグクラウド
プロフィール

やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

RSSリンクの表示
Tree-CATEGORY

Return to page top