Home > 洋画評だけ見る 直近50作 > 映画「ケス」   監督:ケン・ローチ

映画「ケス」   監督:ケン・ローチ

TOPページにもどる

上

  炭鉱で生活している、ここいらの家では、中学を卒業すると、たいていは炭坑労働者となる。
学校  主人公のキャスパー少年は、卒業を控えている。少年には歳の離れた兄がいて炭坑夫、町では鼻つまみ者。少年の家族は、その兄と母親の計三人。キャスパーは新聞配達をして家にお金を入れている。体格は小柄で貧弱、サッカーとか身体を動かすのは積極的じゃない。学校では無口で目立たない。小さいからいじめられもする。仲間も少なそう、ひとりでいたいタイプ。
  そんなキャスパーが、ハヤブサと出会い、飼うことになる。

組00  ストーリーは、孤独な少年がハヤブサを育てながら、自身もハヤブサからものを学び成長していく、さわやかドラマであるが、これだけでは映画の一面しか観れていない。
  イギリスのヨークシャー地方、小規模な炭鉱があるこの町の、停滞する経済。とりわけ、そこに住む炭坑労働者の生活環境の悪化、狭い町のなかでの格差と差別の問題、炭坑の衰退で義務教育終了者の労働市場崩壊、よってくすぶる若者たち、活力が低下しきった学校教育への批判などが織り込まれている映画でもある。

  1969年、まだまだ牧歌的な地方都市でのお話。  
草地







下オリジナル・タイトル:Kes

監督:ケン・ローチ|イギリス|1969年|112分|
原作:バリー・ハインズ|脚本:バリー・ハインズ 、ケン・ローチ|撮影:クリス・メンゲス|
出演:キャスパー(デイヴィッド・ブラッドリー)|母親(リン・ペレー)|兄ジャド(フレディ・フレッチャ)|国語教師ファーシング(コリン・ウェランド)|









TOPページ (総合案内) ここから見る
洋画の映画評だけ見る  ここから記事を読む 
   題名で探す こちらから
   国名で探す こちらから

邦画の映画評だけ見る  ここから記事を読む
   題名で探す こちらから
   監督で探す   こちらから
観たい映画、気になる映画は、こちらから どうぞ


TOPページにもどる
関連記事
スポンサーサイト

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://odakyuensen.blog.fc2.com/tb.php/759-d94df781
Listed below are links to weblogs that reference
映画「ケス」   監督:ケン・ローチ from 一夜一話

Home > 洋画評だけ見る 直近50作 > 映画「ケス」   監督:ケン・ローチ

タグクラウド
プロフィール

やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

RSSリンクの表示
Tree-CATEGORY

Return to page top